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品質の復讐(made in Jpan神話の崩壊) [経済]

 『Made in Japan』て以前は安心感ありませんでした?
 
でも、最近競争激しくて、偽装や事故が相次いでいますね。日本製て信頼してたんですけど・・。
 
 

 
なんでこうなったのでしょう?財部さんは 2000年代の合理化ブームを指摘しています。
その説明です。
 
以下財部さんのです。
「2000年以降、不況色が強まる中、日本では「合理化」が流行現象となりました。
工場閉鎖、解雇、中国への生産移転・・・、
気がつけば合理化はやむをえない緊急避難から、
安直な流行現象であるかのようでした。
事実、企業が合理化計画を発表すると株価が上がり、
安易な人件費の削減が日本中であいつぎました。
以上
 
不況に苦しくてやむおえなかったんですね。でもやむをえない臨時のものが、それが普通に当たり前になってしまったんですねえ。
その合理化ブームは企業や社会にどう影響与えたんでしょうか?


以下財部さん
90年代後半から続いた長い不況で、
ただでさえ金属疲労を起こしていた生産現場は、
この合理化ブームにより、決定的なダメージをこうむりました。
その後、海外での販売の拡大や国内景気の回復を反映して、
工場の稼働率は高まってきましたが、生産現場の合理化は休むことなく続いています。
正社員が激減し、契約社員が増え、契約社員はさらに派遣社員へとうつりかわり、
気がつけば、日本の生産現場には、なにがなんでも品質にこだわるのだという
現場の正義を体現する人間が激減しました。 以上
 
自分や自分達のお仕事に誇りとプライドを持つ人が少なくなったり薄れたりしたのでしょうねえ?労働提供と、報酬の契約関係と割り切られたのでしょうか?
 
企業は単体だけでは存在しにくいでしょう。取引企業との信頼はどうなったのでしょう?
 
 
以下財部さん
大企業による下請け企業への厳しすぎるコスト削減要求が
品質低下に拍車をかけているという一面も見逃せません。

日本のものづくりは大企業を頂点とした巨大な生産ピラミッドによって構成されています。
幾重にも重なる下請け構造全体は、一度揺らぎ始めたら、
手がつけられなくなってきます。
日本の製造業は海外での生産を拡大しており、
それが業績拡大の原動力となっていますが、
部品供給する下請け企業の負担はばかにできません。
大企業と一緒に海外進出をすることは容易ではないし、
日本国内に残ったまま部品輸出のために生産量を拡大するといっても、
それも簡単なことではありません。 以上
 
下請け企業にはさらにきびしいものなんでしょうか?
下請け以外の取引企業とはどうなのかかかれてないので、気になります。
 

しめ
以下財部さん
トヨタのリコール問題やソニーの電池発火問題など、日本を代表する企業の品質問題は、
ものづくり日本への警鐘いがいのなにものでもありません。
生産性と品質とをどこでバランスするのか。
いったい何をプライオリティとして巨大な生産ピラミッドを動かしていくのか。
それがいま問われているのです。
以上


今信頼社会が揺らいできています。
激しい競争生き残りをかけて、過去の信頼を食いつぶしているのでしょうか?
利益えて、負け組みを吸収していく代償で失うのは、モラル・信頼・愛・誇りでしょうか?

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コメント 2

yumi

ご訪問、コメントありがとうございます。
信頼をなくすのは一瞬でも起こること、
企業にかぎらず常に考えなければなりませんよね。
by yumi (2007-07-27 10:17) 

ayu15

地道な信頼は「愛」につながるかも。
by ayu15 (2007-07-27 10:39) 

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