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Spring Summer2007 Men’s Collection [モデル*Models&Fashion]

2007年 春夏メンズコレクションを、かな~り脱線しながら、いくつかご紹介したいと思います。

★ D SQUARED 2 ★

テーマは、“スーツをカッコよく着こなすために、スポーツ・ジムに通う男性たちのための、
オシャレなトレーニングスタイル”。

モデルは私の恋敵!(違) マイ・エンジェル♪カーソンと大の仲良しさんのノア・ミルズ。

さすがはベテランモデルのノアさんですね~、立ち止まってターンする寸前に、ニヤリとニヒルな笑みを浮かべていて、それが絶妙で実に自然でした。
…なるほど、この蠱惑的な微笑でカーソンを虜にしたってわけね~(`ε´) 
(詳しくはサイト内の日記で公開予定)

お話し戻りまして、
無表情でキャットウォークするより、こんな風に人間味のある表情や仕草をすれば、お洋服もより魅力あるものに見えてきますね。

他のコレクションでは、楽器を持ったりカクテルグラスを手にみせるショーもありますから、そのうちモデルたちが少々芝居がかっていたり、自然な動作を交えながらでランウェイするのが当たり前の時代が来るかもしれません。

★ GAULTIER 2 ★

今期のコンセプトは、“グラム・ロックやジギー・スターダスト、デヴィッド・ボウイのイメージ”だそうです。
2006年もそうでしたが、このアイラインを強くひいたメイクが、ほどよく個性的で好きです(*^^*)
また、下まつ毛を描いたところは、スタンリー・キューブリック監督の映画『時計仕掛けのオレンジ』のキャラみたいでもありますね。

モデルは、私の大好きなジェレミー王子こと、ジェレミー・デュフール。
そうそう!王子その調子、やればできるじゃないの、ゲージュツ的でステキよ~♪(←雑誌LEONでの味気ないショットで受けたショックを払拭しようと必死らしい…)

★ GUCCI ★



フェディリコ・モヤーノ。



ジェイミー・ストラチャン。
拝啓 ストラチャン伯爵、最近よく見かけるあのTOD’Sの広告は、あなた様でしょうか。



ジャレッド。

60年代映画スターからインスパイアされたスタイル。
…60年代スター?  …『オースティン・パワーズ』のマイク・マイヤーズとか? (中らずといえども遠からず?)

★ DOURMEUIL ★

モデルは今をトキめく人気モデルのショーン・ハウ君。
見よ! この美しい白い肌に映える赤い唇、そして満々と水を湛えた泉のような潤う青い瞳。
あ、今回の写真ではあまりそれが引き立ってないですね…(;^^)
ということで、↓の写真をどうぞご覧ください、2006秋冬 miumiuのコレクションです。

今回は“ジェームズ・ボンド他、70年代映画スター”がデザインのテーマだそうですが、そーんなことはどーでもいいわっ!と思わせるほど輝いてみえる自信に満ち溢れたその姿…
ああ、君はバラより美しい! (古!)

★ MASATOMO ★


ジェームズ・ルソー。
アイドルみたいに彼にキャッチコピーをつけるなら…
“キレイなお兄さんは好きですか?”


ラテ~ンなブラジリアン(だっけな?)のロムロ・ピレス。


ファミリー・ネームが読めないルロワ。“Leroy Durvenvoorden”スペル覚えるのも一苦労OMG。


この右端の人は誰でしょうかねぇ、笑顔がエレガントでとても素敵(≧▽≦)

デザイナーのマサトモさんはいいな~、こんなに沢山の美男子に一斉に微笑みかけてもらえるなんて!
うらやましいです(゜ε゜)

このデザインとショーのテーマは、古代エジプト、ギリシャ神話の太陽神とヤタガラス。
デザイナーとは、作品の着想を得るために、映画、音楽、オペラ、歴史から神話まで…とあらゆるジャンルの芸術に精通していなければならないということがよく分かりますね。

私たちが娯楽で楽しんでいるものも、きっと彼らにとってはプレッシャーや職業意識が常について回るのでしょう。
それを思うと、そうやって努力して生み出した作品(お洋服)が少々お値段が張るのも仕方がない気もします。

★ D&G ★

パリのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)でショーが行われたそうです。
たとえばエルメスなどは、国立図書館をコレクション会場にしたりすることからも、パリ市は惜しげもなく重要な歴史的建造物を貸し出すところが素晴らしいですね、いかにファッションが芸術として深く根付いているかを思い知らされます。


↑ロ、ロ、ロ、ロックちゃん! * I am faint with your glamorous beauty…*


気を取りなおしまして、Hugues。


再びロックちゃん。(ロック・モンタンドン)

今期のテーマは“詩人のランボー”。
それを聞いたとたん、体中に震撼が走りました! というのは大げさですが(;^^)
ランボーは大好きですので、とても嬉しかったです。
もちろん、ロックちゃんの性格など知る由もございませんが、ランボーのイメージにとてもよく合っていると思うのです。
もしかしてデザイナーさん、ロックちゃんを見て今回の発想が浮かんだのではないでしょうか?

簡単にランボーを紹介しますと…
1854年、北仏生まれ。15,6歳で詩作を始め、19歳ですでに筆を置いたという早熟の詩人。
マラルメ、ヴェルレーヌと並ぶ、フランス象徴派三大詩人のひとり。
1871年、17歳の時、パリ・コンミューン(階級制度撤廃を求めて、小市民や労働者階級民が起こした内乱)に参戦するなど、反逆的な面を持っていたという。


個人的に、ロックちゃんはこんな風にちょっとお行儀が悪いポーズがとても似合うし、魅力的だと思うのです。
そんな姿に早熟で反逆児っぽいランボーの面影をみることができますし、若者特有の奔放な溢れんばかりの情熱、少々野蛮かつナイーブな詩が官能的で、私の中では二人のイメージがピタっと合致してしまうのでした。
ランボーもなかなかの男前で、女性にモテたようですしね。


どのみちわしは飲み込むはずだ
木苺さては草苺、お前の味を、
おお、愛らしい花の肉よ!
盗人のように、そっと接吻(キス)してゆく風にお前は笑ってじゃれかかる、

好意を見せてお前の邪魔する野ばらの枝に、
わけてもことに、お前は笑ってじゃれかかる
半狂乱の恋する女よ!
お前はお前の恋人に!…

- アルチュール・ランボー “何がニナを引止める”より 部分 -


最初とこの写真は、有名なフォトグラファーであるスティーブン・クラインさんが撮影したもので、タイトルの“Magnificence”(豪華な壮麗な美しさ)から、多分、貴族の頽廃的な生活を表現したかったのでしょう。
私はこのL’UOMO VOGUEに特集されていた写真を見て、ロックちゃんと、そしてそれまですでに名前が広く知られていたスティーブン・クラインさんまでも、その魅力に開眼させられることとなりました。

クラインさんは、ロックちゃんに相当強いインスピレーションを受けたのではないでしょうか。
この写真は本当に素晴らしく、その後、毎号同誌に特集として様々な人物の写真を載せていますが、これほど冴えたものは未だ観ることがありません。

「もう、これ以上のものは撮れぬ!」と、投げやりになっちゃったんでしょうか(笑)
弟子であるダ・ヴィンチのあまりに素晴らしい絵を見た師匠のヴェロッキオが、
「これ以上のものは描けぬ!」と筆を断ってしまったように…  ちと違いますが(;^^)

ランボーの作品が、後にシュルレアリズムやダダイズムの芸術家たちに多大なる影響を与えたように、ロックちゃんもまた、これから後、多くの写真家たちのその創造のミューズとなって霊感を与え続けてゆくのでしょう。
ということで、今後どのような姿を魅せてくれるのか楽しみです(^^)

ところで、ランボーに関する映画といえば、レオナルド・ディカプリオ主演の『太陽と月に背いて』がありますね、
主にランボーとヴェルレーヌの愛憎が中心に描かれた作品と言ってよいでしょうか、
ぜひご覧ください。↓

太陽と月に背いて

太陽と月に背いて

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 1998/11/25
  • メディア: DVD


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コメント 4

すごい奇抜なファッションですね。
しかも男か女かもわからない・・・
うーんカッコいい
by (2006-10-05 00:45) 

ミカエラ

■でぃーじぇーさん、こんにちは(^^)
そう、ロックちゃんは中性的な魅力があるのですよね、
思わず「なんて美人なの!」と言ってしまうときがあります。
魔的なムードであったり、シャイな笑顔を見せたりと、
不思議な魅力を持つモデルさんです。
by ミカエラ (2006-10-05 17:30) 

EIREEN

your comments for every model are so funny!
ああ、君はバラより美しい!
I think this sentenc fits perfect for shaun.
um.. especially his rips? haha
by EIREEN (2006-10-06 21:37) 

ミカエラ

Hi eireen ! my dear~~~
It's me Mica, your angel, haha !
^^ Welcome to my Blog.
But why have you known my Blog ?
I haven't opened my address at model hommes.
Anyway thanks for your coming, I am glad to see you here.
Yeah, His lips are always glossy red, so they are attractive, aren't they ?
Oh, please kiss me Shaun... with your lips that look like a rose ! haha !
by ミカエラ (2006-10-08 12:18) 

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