都市政策研究所の報告書 [中心市街地のこと]
北九州市が中心市街地活性化(都市政策)を行う上でのアドバンテージとして、北九州市立大学都市政策研究所というシンクタンクが存在しているということがあります。せっかく地元に立派なシンクタンクがあるのですから、新中心市街地活性化基本計画策定にあたっても全く白紙の状態から始めるのではなくて都市政策研究所をはじめとする各種団体が既に蓄積している研究や提言という資産を可能な限り活用することが重要であろうかと思います。
で、都市政策研究所のホームページを見てみると、小倉都心の中心市街地活性化にも密接に関連する研究報告書が公開されています。「トップページ」→「刊行物」→「報告書など 都市計画プロジェクト報告書」→「都市計画プロジェクト」の順に進んでいくとあります。
■都市政策研究所
http://www.kitakyu-u.ac.jp/iurps/
直接アクセスするなら、
■2006年度 次世代に向けた集客力のある都市づくりに関する研究 (2007年3月発行)
http://www.kitakyu-u.ac.jp/iurps/publication/12_urban/2007/all.pdf
■次世代に向けた都市づくり (2006年3月発行)
http://www.kitakyu-u.ac.jp/iurps/publication/12_urban/2006/all.pdf
いずれ「新中心市街地活性化基本計画」策定や「中心市街地活性化協議会」に関わるであろう方には是非目を通しておいて欲しいところではあります。……とは言うものの、両方読むとなると相当時間がかかりますけどね。私も今日半日費やしてしまいました。なんせ、『次世代に向けた……』の方は多変量解析の手法が多用されているのですが、私、大学の時「統計学」の講義には最初の一回しか出なかったもので、あまり強くないのです……。
『次世代に向けた都市づくり』 の方は、結構具体的な事業提案まで盛り込まれていますので、これに「具体的な事業主体」とか「数値目標」とかを付け加えていけば、「新中心市街地活性化基本計画」になるのではないかと思わされるほどです。
中味については、当ブログにおいても逐次読み解いていきたいと思います。
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