SSブログ

生徒に殴られた日 [中学校現場から(教育論・教師論・学校論)]

彼1に殴られた。
拳で顔を2発殴られた。

遅刻をして入ってきて
座った瞬間に不貞不貞しい態度。
挙げ句の果てに配ったプリントを丸めて窓から外に2回も捨てた。

彼が入って来た瞬間、教室の空気が変わった。
何で来るんだよ?という冷たい空気が流れた。
その中での彼1の態度。クラスの雰囲気を守るため、そして彼1をクラスから離脱させないために言うしかなかった。

オレの対応もまずかったんだろう。
でも、力を使ったわけではない。

あんな時どうすればいいんだろう。
殴られたから殴り返す?
紳士面して何もなかったようにして流す?

今年の夏、甲子園で暴力事件がクローズアップされた。
でもオレからすると、表に出さずに終わらせている対教師暴力も相当数あると思う。
去年の事件もしかり。

「教育的な対応」というのは
我慢することなのか、何か行動することなのか

改めて考えさせられた。



にほんブログ村 教育ブログへ


nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(1) 

nice! 2

コメント 6

kazupapa

初めて拝見させていただきました。
難しい問題ですね。教師を殴るなんて自分が生徒のときは
頭の中で考えるにとどまっていましたから。もちろん理不尽と感じたとき
ですが・・。何か世の中の歯車が狂っているように感じます。
by kazupapa (2005-09-16 10:57) 

卯月

きくちんさん、きっと殴られた頬と同じくらい心が痛いことでしょう。

わたしが思うのは、「殴られたときどうすればいいか」ではなく「殴らせないためにはどうしらいいか」を考えなければいけないので?ということです。
きくちんさんを殴った「彼1」は悪い…これは明白です。それがどういうことだったかを、しっかり考えさせてあげて欲しいです。
でも、次に同じことが繰り返されないために、「殴らせないために」を考える必要が、教員・学校にはあると思います。

>彼が入って来た瞬間、教室の空気が変わった。
何で来るんだよ?という冷たい空気が流れた。

これって、とっても辛いですよ。確かにその原因は「彼1」が作ってきたものなのでしょうけど、そういう空気をビシビシ感じたら「不貞不貞しく」するしかなかったんじゃないでしょうか?
「彼1から被害を受ける真面目な子たち」の視線にたって見るのも絶対に欠かせないけれど、「彼1」の視線で見て、そのときに感じた思いを、「彼1」に伝えてあげて欲しい…そんな気がします。
by 卯月 (2005-09-16 20:04) 

テラ

昔は先生に叩かれることもありましたけど、
正そうとしてくれて出た結果だったので、自分では納得しています。
今思えば、よい経験だったと思います。
不条理なことで叩かれれば絶対に納得しません。
kikuchin さんが正しいと思うことを、そして、
生徒さんがいつか振り返った時に納得できると思えることをして欲しいです。
その答えが一つではないので難しいのでしょうが、頑張って欲しいです。
by テラ (2005-09-16 23:19) 

七星 来人

教師に対する暴力は多いと思います。(そういう学校にばかり勤務しているせいかもしれません)
傷害事件として訴えても良いことがありますが、実際にはマスコミの暴力を考慮して訴えることはありません。
そのことがよく分かっているので「生徒は『教師だけ』は殴ります」反撃が無いわけですから自分は痛みません。

自分の子どもが教師を殴ったときも親は「先生がうちの子になんかしたから(落ち度があったから)殴られたんでしょ?あんたが悪いんじゃないの?」という態度をとる場合があります。
また、家庭で『力ずくで相手に言うことをきかせる』ことを徹底的に教えられている子どもは自分がしたことが悪いとはなかなか思いません。10年以上かけて子どもは『強い物が弱いものの行動を支配する』ことを学んでいるわけですから。哀しいことですが、時間のかかることですが、教師以外にこの子どもに気づかせたり人の心を持たせることは難しいと思います。まぁ、ぽちぽち行きましょう。
by 七星 来人 (2005-09-17 07:50) 

きくちん

>コメントをくださったみなさま&心配してメールをくれたみんなへ。

トラックバックで返事に代えます。今後とも、当Blogをよろしくお願いいたします。
 
by きくちん (2005-09-18 06:06) 

ヤス

小学校では知る人ぞ知る悪ガキでした。先生からかなりお仕置き(この表現が適切かどうかは議論しないでね,おいらのボキャブラリーの問題だから)を受けてきた方です。同じお仕置きでも当時好きだった先生,今では感謝している先生は手で殴る先生でした。大っ嫌いだった先生はモノで叩く先生でした。今にして思えば,殴った方も痛さを感じるということは少なからずともこころも通じる部分があるのかなと。的はずれかもしれないけど,彼1が人を殴る痛さと殴った後の寂しさを感じてくていたらいいなぁと思いました。
きくちんがんばれ!
by ヤス (2005-09-19 02:03) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

教材研究報告 その2新人戦 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。