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軍隊ポロネーズ(ショパン) [ショパン]

今日の音楽日記は、私の昔話(実話)である。

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男は、なぜか、大人になって、クラッシック音楽が趣味になった。
その中でも好んでピアノ音楽のレコードを聴いていた。

そのうちに、
「聴くだけでなく、自分でもピアノを弾いてみたい」
男は、とてもとても強く思うようになった。
「しかし、まったく今までピアノに振れたことのない私が弾けるのだろうか?」
「実家にピアノはある。それに、譜面は、ある程度読める。」
男は考えた。
そして、ピアノを弾くにあたっての方法を5つにしぼった。

 1.ピアノ教室に行き、基礎から習う。
 2.ピアノ教室に行き、弾きたいと思う曲を習う。
 3.基礎の練習曲の本を買って来て、独学で勉強する。
 4.簡単に弾けそうな譜面を買って、独学で練習する。
 5・とにかく、好きな曲の譜面を買ってきて、弾いてみる。

男は、考えた。
「プロになるわけでないし、人前で弾くこともないだろう
 基礎の練習は、とても大事だが、自分が続くとは思えない。
 しかし、ピアノを弾くという行為がどんなものか知りたい。」

しばらく考えたあと、5番を選択した。
「一番安易な方法だな」
男は、ふふふと笑った。

そうと決まれば、次は、練習する曲だ。
男は、また考えた。
 ・速い曲やスケールの多い曲は、指が回らないのでパス(そうそう)
 ・指が独立していないので、バッハの様に対位法を駆使した曲はパス(うんうん)
 ・和音連打の曲なら力技でなんとかなるかもしれない。(おいおい)
 ・どうせやるんだから、かっこいい曲だ。(気持ちはわかるけど・・・)
 ・やっぱり、ピアノ曲と言えば、ショパンかリストたな(えっ・・・)
等々、安易な方向と外面にばかり目を向け、
最終的に練習してみようと選んだ曲が

ショパン作曲の【軍隊ポロネーズ】だった。

そして、曲の譜面をピアノピースで買ってきた。
ピアノに譜面を乗せ、音を出してみた。
男は、これが、長く長く続く趣味になるとは、その時は、考えてもいなかった。・・・・

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そう、これは、私の昔の話である。
ショパンの軍隊ポロネーズは、思い出深い曲だ。
結局、一年がかりで、なんとか、通して弾けるようになったが、
この曲が、私のピアノ演奏(とは、とても言えないが)の趣味の始まりである。

今日、久々に、ポリーニの演奏で、ポロネーズ集を聴いてみた。
この曲、和音連打で、豪快で、やはりかっこいい。
ポロネーズは、ポーランドの舞曲だそうだが、
そんなことを考え無くても、十分に楽しめる。

あの時、違う曲を選んでいた、どうなっていたんだろう。
(英雄ポロネーズを選択しなくてよかったですよ。
 それを選択していたら、多分挫折していたかな・・・)

しかし、今日は、全然、曲の感想や紹介になっていない。(反省)


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