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ピアノ協奏曲第2番(ラフマニノフ) [ラフマニノフ]

さて、今日の曲は、ピアノ協奏曲の王道中の王道。
ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番である。
(なんで、今日この曲を選んだか、感のいい人は、わかりますよね。
 もちろん、フィギュアスケートで使われていたからである。)
(あーあ、いつもいつもこの音楽日記の選曲理由は、安易すぎる程、安易だ。)

とにかく、この曲、最近では、
同じ作曲者の第3番協奏曲が、幅をきかせてきたとはいえ、
数あるピアノ協奏曲の中では、
多分、チャイコフスキーの第1番協奏曲の次に有名だし、人気のある曲だろう。

私も若いころ、この曲を聴いて
その旋律と、ピアノのかっこよさに、夢中になった時期があった。

冒頭のピアノの和音のかっこよさ!!!
(ここは、絶対アルペジオにしてもらいたくないなあ。
 ということで、手の小さい人は、難所である。)
ロシア的な息の長い長い旋律。(って、ロシアには行ったことはありません(笑))
そして、一楽章、再現部のピアノの対旋律のかっこよさ。
(ここの行進曲風のピアノの対旋律は、オケに負けずに弾いてほしいものです。)
二楽章の甘美な旋律と、雄大なコーダ(なぜか、私は雄大な景色を思い浮かべる)
三楽章の甘い甘い、第二主題と、最後の盛り上がり。
(最後は、ピアノ協奏曲の最後は、こうじゃなくちゃあね、という感じである。)

この曲、聴きやすいが為に、
いろいろとクラッシックの曲を知り、
古今東西のピアノ協奏曲もいろいろ聴き、
音楽のいろいろなことを知ってくると、名曲なのに、
最初に聴いた感動がなくなるかもしれない。
私自身も、この曲に関しては、あの若い頃、初めて聴いた感動には戻れない。

名曲なのに、どうして、素直に、この甘美な世界に入り込めないのだろう

人間とは、ややこしいものである。

ということで、最近は、ラフマニノフのピアノ協奏曲に関しては、
スコアを見ながら、ちょっと知的に聴くことが多い。
(こんな時は、音が悪いが、作曲者の自作自演にかぎる。
 思ったより、知的な解釈で淡々と弾いています。)
(手も大きかったみたいなので、最初の和音も楽々弾いていますよ。)

スコアを片手に聴くのもいいが、
いつか、あの若い頃に聴いたような感動に戻れる日がくるのだろうか・・・
別に感傷的になっているわけではないのです。
本当に、ラフマニノフの旋律は、素直にいいなあ、と思ってはいるのですが・・・

しかし、正直、フィギュアのBGMに使用するのなら、
もっと音楽的にカットして、曲をつなげてほしいものだ。
個人的には、ちょっと、今回の曲のカットの仕方は納得いかないなあ。


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