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プレリュード・コラールとフーガ(フランク) [フランク]

さて、体調もよくなったし、今日は、何を聴こうか、と思っていても、なかなか浮かばない。
昨日が作曲家プーランクの作品だったので、
なんとなく、響きが似ている(音楽ではありません。名前です。)
フランク作曲のピアノ曲を聴くことにした。(あーあ、今日の選曲理由も、いい加減だなあ。)

フランスの作曲家フランクの作品で有名な曲といえば、交響曲とバイオリンソナタか。
次点で、交響的変奏曲、ピアノ五重奏曲、オルガン曲と続くだろう。(たぶんね)
ピアノ曲は、何曲か作曲しているが、
フランクのピアノ曲といえば、真っ先に「プレリュード・コラールとフーガ」だろう。

フランクは、かなり渋い作風で、けっして派手さはない。
よくバッハの影響を受けていると書かれているが、
私は、独自路線を歩んでいる作曲家だと思う。

さて、この「プレリュード・コラールとフーガ」は、
題名からわかるように3つの部分に分かれている。
  プレリュード・・・・・バッハのオルガン曲風のプレリュードだが、完全なピアノ曲。
  コラール・・・・・・・聴いたことが無い人は是非。涙ものの敬虔な旋律です。(本当)
  フーガ・・・・・・・・ベートーベンの後期のソナタより上かもしれない精神性。(多分)

気分が落ち着いて、ちっょと寂しい時に聴くには、
別に特別なイマジネーションが頭の中にわかなくても、
なにか、心を落ち着けさせることのできる名曲です。(本当)

最後に長調になり、明るい終結部になるのですが、
たったその部分が11小節なのも、
押しつけがましくなくて、とてもとても後味がいい。(たぶん)

もっともっと知られていい曲だと思う。

しかし、この曲は、ヨーロッパの古い教会の中で聴いたら気分満点だろうなあ。


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コメント 4

なる

良いですね、フランク。
私はフランス音楽は基本的に好きじゃないんですが、ドイツ音楽の影響が強い作曲家は好きです。
だからフランク、サン・サーンスなんかは好き。もっともフランクはフランス人じゃありませんけどね。
あとビゼー、ラロあたりも好きです、フォーレはチト微妙w。

反対にドビュッシー、ラヴェルあたりは本当に嫌いw。
なんか印象派は生理的に受付けませんw。

話を戻して「前奏曲、コラールとフーガ」、本当に良い曲ですね。
あの渋さ、深い精神性、堅個な構築性、どれをとっても一級品です。
この曲と「前奏曲、アリアと終曲」は誰が何と言おうと絶対に傑作の名に羞じないと思います。

彼のオルガン曲も素晴らしいです。
「幻想曲」、「交響的大曲」、「パストラーレ」などはバッハも斯くや、の傑作揃いと思います。

後はピアノ付きの交響詩「魔神(ジン)」なんかも面白いし交響的変奏曲も良いですよね。
勿論、交響曲、バイオリンソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲全部好きです。

私はかなりのフランクおたくですw。
by なる (2007-06-20 03:42) 

みどりのこびとちゃん

フランクは、いいですよね。
ヴァイオリンソナタの最後の楽章なんて、涙ものです。
交響的変奏曲は、この音楽日記で書こうとも思っていました。

そうですか、ドビュッシーとラベルは、だめですか?
私は、結構いいと思うのですが・・・
ドビュッシーなんて、
ピアノの別世界を開いた感じでなかなかと思うのですがねえ
まあ、私は、嫌いな作曲家や曲は、あまりない八方美人タイプですので・・・
by みどりのこびとちゃん (2007-06-20 23:20) 

なるたる

久し振りにフランクの「交響曲」、「前奏曲・アリアと終曲」を聴きました。
やっぱり良いですね、半音階の渋い色調が何とも言えません。
フランクは他の作曲家にはない独特のムードに浸れます。

この次はオルガン曲と歌曲を聴き返しちゃる!
オラトリオも良いなあ。

by なるたる (2008-10-20 23:10) 

みどりのこびとちゃん

フランクいいです。
ピアノ五重奏曲なんて、独特の味わいがありますよね。
フランク特集やってみようかなあ・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-10-21 23:52) 

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