SSブログ

オペラ歌手の「喉」インタビュー☆★☆RR....のトップテンに選ばれる [RR関連]

最近の検索の成果の発表。
★左下のライモンディの写真をクリック:イタリアの外科医フランコ・フッジ先生、音声学者で耳鼻咽喉科専門医のホームページ
 オペラ歌手さんのインタビューのビデオクリップがアップされていますが、すごい面々ですよ。ランカトーレ、デッシー、チェドリンス、チョーフィにまざって、紅一点ならぬ黒一点のルッジェーロ・ライモンディもいます。声楽を勉強している方たちには、とても興味深いインタビューだと思います。お時間のある時にどうぞ!

←?→
★右上の鮫の写真をクリック:コペンハーゲン大学の人文学部で学ぶアンナとマリーのブログです。
 この写真の鮫は、シュモクザメ(撞木鮫、英名:Hammerhead shark、ハンマーヘッド・シャーク)なんですが、なんとハンマーヘッド=シュモクザメのトップテンにライモンディが選ばれました。そう、上の写真を見てもわかりますが、確かに、目と目が離れていますが、これは、目が大きい人の特徴とも言えますよね。多分目と目の間は目が一つ分入るくらいの間隔になるのではないかと思います。
 ところで、このハンマー形の頭を持つハンマーヘッドことシュモクザメですが、ほんと不思議な格好です。『目と鼻が顔の両はしにあるため、獲物との距離を正確にはかることができます』ということなんですが、鼻も両端にあるとは知りませんでした。鼻と言うか、鼻の穴ってことでしょうね。ライモンディと関係あることは、いろいろ知りたいのですが、シュモクザメについては、この程度で充分ですわ。
余談:江戸時代の化け物絵に妖怪「碓氷峠の撞木娘」というのがあるそうです。
こちらが紹介サイトのひとつ:うすい峠のしゅもくむすめ
nice!(1)  コメント(15)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 15

Sasha

おおお...RR氏、あらためて見ればたしかによく響きそうなお顔だちですねぇ。写真を紹介できなくて申し訳ないですが、ローザ・ポンセルの顔もすごく「目と目の間が離れて」いる。先ごろ物故したビヴァリー・シルズ女史によれば...「あの人の顔は、ほお骨とほお骨の間 - 歌手たちが「お面(マスク)」と呼んでいる部分ですが - が極端に広いんです。だから、声全体がそのお面のなかでおどろくほど立ち直るように思えるのです。」(筑摩書房刊「オペラのすべて」より) 
by Sasha (2007-09-01 14:13) 

keyaki

Sashaさん、シュモクザメ顔が歌手にとって有利だとは知りませんでした。なるほど、身体が楽器ですものね。
これは、私にとっては、嬉しい、自慢できる情報でござんすよ。
おでこも広い方が、そこに声をぶつけられるからいいんですよね。違った? (笑
by keyaki (2007-09-01 14:57) 

Sasha

ふふふ。私もよくは知らないんですが、オデコちゃん、高い頬骨、おっきな鼻、張ったエラは有利みたいですよ。(オーストラリア人の某S女史とその後継者A女史を見よ(笑)) 総じて骨量が多そうな顔がいいんじゃないかなー。わが師のお一人は、カラスのことを「あの人有利よねえ、あの顔」と言っておられました。
by Sasha (2007-09-01 18:50) 

Sardanapalus

シュモクザメっぽい顔ですか!?またすごいランキングですね。でも、このライモンディの写真、確かに似てる…(^^)

>おでこも広い方が
改めて見直してみると、特に男声歌手にはおでこの広い人が結構いますね。それと頬骨、鼻、エラですか。これから注目してみたいと思います♪
by Sardanapalus (2007-09-01 21:32) 

euridice

>しゅもくむすめ
この妖怪は初耳、初対面でした^^!
by euridice (2007-09-01 22:40) 

keyaki

Sardanapalusさん、この記事かなり前に見つけていたんですけど、面白いでしょ。

おでこは、一説では、特にテノールだと思いますが、声をおでこにパーンとぶつけて共鳴させるので、だんだん禿げてきておでこが広くなるらしいです......
by keyaki (2007-09-02 01:37) 

keyaki

euridiceさん、私もお初です。
検索で2件ヒットしましたが、もう一つの想像図は、髪の毛の間から目が見えていて、ユーモラスというより不気味でした。
by keyaki (2007-09-02 01:42) 

keyaki

Sashaさん
>ローザ・ポンセルの顔もすごく「目と目の間が離れて」
写真見てきました。↓
http://www.cwhf.org/hall/ponselle/ponselle.htm
わぁー凄い、大きくて離れてますね。彼女もイタリア系なんだそうですね。こういう顔って舞台映えしますよね。

A女史=ジューン・アンダーソンですよね。
by keyaki (2007-09-02 01:44) 

Sasha

さすが「検索のkeyaki」さん、見つけられましたね!このポンセルの写真よく見かけます。余談ですが、指揮者セラフィンは、カルーゾー、ポンセル、ティッタ・ルッフォ(Br)について「生涯に聴いた奇跡の声はこの3人だけ」と言ったとか。

歌い手(特にテノール?)についての意地悪な小話をひとつ。「彼らはなぜ頭が悪いか? - 脳みそがあるべき部分が空洞(共鳴腔)になっているから。」いやいや、あくまでジョーダンですってば(汗)
by Sasha (2007-09-02 11:59) 

euridice

>>特にテノール
オペラ歌手のなかで、いろいろ言われるというか、揶揄される筆頭ですね^^!
赤ちゃんに「振り回し症候群」とかもあるそうですし、脳にむやみに過剰な刺激が加わるのはよくないのは間違いなさそうです・・ もともと「空洞」だと適性満点、そうでなくてもそのうち・・・^^?!(もちろん冗談です、念のため)

>おでこは、一説では、特にテノールだと思いますが、声をおでこにパーンとぶつけて共鳴させるので、だんだん禿げてきておでこが広くなるらしいです......

^^!へぇ・・・ おでことテノールといえば、ホフマンの伝記に
「私は絶対帽子はかぶりたくない。帽子をかぶるくらいなら、むしろうちに帰るほうがいい。........額の上に帽子のつばがあると、要するに空気を正確につかむことができなくなる.......頭に帽子がのっていたら、私は歌えない。」という一節があります。

シュモクザメくんを眺めていたら、この↓写真を思い出しました。
目と目の間の距離はともかく、雰囲気が・・・
http://www.geocities.jp/euridiceplus/reference
by euridice (2007-09-03 08:20) 

keyaki

Sashaさん、euridiceさん
テノールは、役柄的にも能天気な役が多いですしね、よく言われますよね。
器楽奏者,ソリストではなくオケピットにいる人たちにとっては、テノールに限らずオペラ歌手については言いたいことがいっぱいあるみたいですね。そりゃ、一流歌手の伴奏ばかりやっているわけではないですし、敬意を払えないような歌手もいるでしょうね。
マジエラさんの本ににもそういうことが書いてありますね。

「すでに、音楽院のレベルで、器楽奏者と歌手の間の奇妙な壁が存在した。前者は、後者が音楽に関して無知であると確信していた。
 器楽奏者は、歌手は音楽的に無知、つまり、厳しく進まなければならない一連の基礎的な勉強をおろそかにしているし、調子外れで、正しいリズムを保つ能力がないとか、その上、天文学的なギャラと、彼等の実際の価値に全く不釣り合いな尊敬を受けるという特権を持っていると思い込んでいる。
 歌手達は、このような少なからず辛辣で皮肉な攻撃をする器楽奏者に対して、歌によって、その思い込みを払拭する他はない。
 歌手に言わせれば、器楽奏者は、歌手のように覚える必要がないので、実際に演奏しないで、考えられないような大量の音符を貯め込んでいる。しかも歌手達の切実な問題、つまり、風邪、悪寒、喉の痛み等々の影響がないという特権もあると反論する。
 その上、器楽奏者は、ともかく80才まででも演奏することができるが、一方歌手はと言えば、多くのリスク(声帯の消耗、胸膜炎といろいろな事故)にさらされ、また、非常に短くて不運なキャリアで終わる可能性もあると主張する。
 明らかに、ばかげてくだらない論争であるが、しかし、長い間、このような考えは定着し、今日我々の間でも存続している。」

それで、学内演奏会のときも、最初は、いい加減なだらだら弾きをしていたオケが、ライモンディの第一声で、ピシッと急にやる気になって演奏し始めた、というエピソードにつながるんですけどね。
「 ところが、ルッジェーロが口を開けたその時、雰囲気が一変した。私は、何度もこういう経験しているが、特別な声が、人の精神を変化させることができる魅力的な力を持っていることに、またしても吃驚させられた。
 彼は、底意地の悪いオーケストラの団員に、特別で何とも言い表せない印象を与えていたようだった。すでに完全に成熟した芸術家のためにするように、彼等は、できる限りより良い伴奏をしようとしていることを私は数小節の演奏で悟った。
 そして、曲の終わりに、オーケストラは、全員一致でソリストを称賛したのである。つまり、譜面台を弓で叩くカチャカチャカチャという音が長い間続いた。.....」

とまあ、こういうことなんです。
でも、マジエラさんもピアニストですから、歌手に対しては偏見があるのがわかる文章があって可笑しいんですけど。
まあ、奥さんのフレーニの教育係だったし、パヴァロッティとは幼馴染みだし、それがどう影響しているかはわかりませんが、なんとなくこの二人、こういっちゃなんですが能天気な典型的声楽家タイプのようなかんじですもんね。
もう意識下の偏見なんでしょうね。こういうくだりがあります。
はじめてライモンディがマジエラさんの教室に入ってきた時の印象として、
「声楽の学生にしてはめずらしくちゃんと挨拶ができるので驚いた.....」
なんちゃって、失礼なことを書いてますわ...(笑
その後も、とにかくいろんなことを知っているので驚いたということなんですが、こういう頭のいいというか、知識欲旺盛な声楽専攻の学生に出会ったのがはじめてだったということは、事実なんでしょうね。

euridiceさん
ホフマンは金髪ですよね、ということは、まつげも金髪なんで、遠目にみるとそれほど感じませんでしたが、かなぁり、目が大きいですね。
シュモク顔として認定します。(笑
by keyaki (2007-09-03 09:48) 

keyakiさんてよくこういうの見つけますねぇー。
笑っちゃいましたシュモクザメランキング。
ここに使われている写真はホフマン物語のやつでしょか?
by (2007-09-04 22:45) 

keyaki

gonさん、そうです。マチェラータのピッツィ演出のです。
時々、こういう傑作な記事がひっかかりますので、楽しいですね。
by keyaki (2007-09-05 20:11) 

Sasha

keyakiさん、今ごろごめんなさい。パヴァちゃんお葬式の記事のコメントで名前を出してくださったので、思い出しました。コッソットもシュクモザメ顔ランキング上位に入るような気が...若い女性に走った夫と、気の毒にも60歳をすぎて離婚とか。(これはちょっと余計な下世話ネタですが)
by Sasha (2007-09-17 15:35) 

keyaki

Sashaさん、それは知りませんでした。
10年くらい前に、離婚してるってことですね。
夫は、イヴォ・ヴィンコですよね。サザランドをかつげないって言った。
コッソットよりも7〜8才上ですよね。
イヴォ・ヴィンコは、バスなんで共演はないですが、ライモンディが若い頃はダブルキャストでけっこう一緒のオペラに出演してます。若手スターとベテランという組み合わせですね。
by keyaki (2007-09-17 17:27) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。