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探しもの(2)マスタークラスLP+《サルヴァトール・ローザ》 [RR関連]

♪探 し も の♪
Scuola di canto 1978,マスタークラス
4枚組LP Mizar Records
ボローニャでのマスタークラスの様子を録音LP

 ボローニャでのマスタークラスの様子を録音した4枚組LP。学生に歌唱テクニックとか、パフォーマンスを指導している様子が録音されていて、めずらしいバスのアリア"Di sposi, di padre le gioie sereni"(ゴメス作曲のサルヴァトール・ローザから)と、なんとリゴレットの"Quel vecchio maledivami"をちょろっと歌っているそうです。スパラフチーレ登場の場面ですから、受講生相手にリゴレット役を歌ったのかもしれません。
 著名オペラ歌手のマスタークラスは、トーマス・ハンプソンのをTVで見たことがあります。歌曲だったのかな....、それでも姿勢とか、口の開け方から、手の動きまで、実に細かく注意して、面白かったです。シェリル・ミルンズのジュリーアードでのマスタークラスのビデオがありますが、これは、実に楽しい。けっこう上手い受講生もいますが、指導によって、オペラらしくなるんですね。ドミンゴのビデオでもマスタークラスの一部がありますが、これは、受講生が棒歌いで、有名な歌なのに、一瞬なにかわかりませんが、ドミンゴがフレージングを注意して、もう一度歌わせたら、それらしくなって、なんだあの歌か...でした。
 "Di sposi, di padre le gioie sereni"だけは、ファイルを入手しましたので、めずらしいアリアですのでアップします。音がよくなくて聴きづらいですけど、歌詞を見ながら聴けば、あまり気にならないかな......とてもドラマチックなバスならではのアリアです。↓


アントーニオ・カルロス・ゴメス (1836-1896)の《サルヴァトール・ローザ》 ブラジル、サンパウロ生まれのゴメスは、ミラノに留学し、ヴェルディから多大な影響を受け、ドラマティックな悲劇で大変に人気があった。代表作《ガラニ》はドミンゴが歌ったCD がある。もう一つの代表作が《サルヴァトール・ローザ》。1874 年、ジェノヴァで初演された作品。舞台はスペイン支配下のナポリ王国、サルヴァトール・ローザ(1615-1673)は、実在の画家にして剣客(盗賊?)、マザニエッロの乱(一揆)に加わったとされている。オペラでは、反乱を背景に、ナポリ総督であるアルコス公爵(バス)の娘イザベッラとローザ(テノール)の悲恋を描いている。
 めったに上演されないオペラだが、2004年7月、マルティナ・フランカで上演され、CDがでている。

 


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