『ガリレオ』第1話 [過去の連ドラ]
東野圭吾先生原作の理系ミステリドラマ化。原作の記事はコチラ。
『ガリレオ』第1話
住宅街で夜毎騒ぎ立てていた若者の頭が突然燃えて死んだ。事件を追う刑事の内海薫(柴咲コウ)は先輩刑事からある男を紹介される。帝都大学理工学部物理学科准教授・湯川学(福山雅治)。ガリレオと呼ばれる天才物理学者である…
第1話は原作の”燃える”に相当。といっても結構変わっていました。原作は元々短編でキャラクターよりも事件そのものの面白さがメインなのですが、ドラマ化に伴いかなり強引でわかりやすいキャラ付けがされていました。
演出も驚くほどわかりやすく、もう原作を知らない人メインに作られている感じ。ガバガバ。間口ガバガバ。…不意に這い蹲る湯川。地面に難解な数式を一心不乱に書き始める…とでも書いてあったのか?ト書き。いやーヘボいヘボい。”天才で変人”を示すのに、いまどきこんな古臭い演出をしてくるなんて。誰か教えてやれって。昭和終わったってさ。
というようなしょっぱい演出…湯川が思考を巡らせているときのフラッシュバックのCGとかにかなり脱力していたのですが、実験場使って再現実験をやるという派手さはよかったと思います。そのシーンから先は結構楽しめました。
ラストは原作であったちょっとした救いもなく、犯人はまた「おやおや…オホホ」とTV見ながら笑っちゃうくらいの分かりやすい歪んだ人像。まぁここまで突き抜けていれば逆にいいかな。以前東野先生が原作の映像化について「別物と考えてほしい」とおっしゃってましたし。
振り返るとなんか悪口ばかり書いてますが、ドラマとしては結構楽しめました。次回は原作”離脱る”が元みたいです。このドラマ、原作を見ていないほうが絶対楽しめそうなので、未だ未読の”予知夢”はドラマ終わってから読もうと思います。
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いやほんと、地面に数式書き始めたときはタマげたよ。
話のおもしろさで引っ張ってるから原作読了者的にはもう一歩。
でも理系サスペンスを月9らしいエンターテインメントにしてたのは同感。
なんか納得はいかないけど、佐野史郎は納得してるのか!?
by フープ (2007-10-18 09:41)
>フープ
役者的にもあんまりピンとこないしね…
品川が殉職することをやや期待。
by けんたろう (2007-10-18 19:05)