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『セクシーボイスアンドロボ』第9話 [過去の連ドラ]

『セクシーボイスアンドロボ』第9話

死ぬ前の願いならなんでもかなえる女三人組プッチーニ(もたいまさこ、小林聡美、ともさかりえ)。その標的は真境名(浅丘ルリ子)の命。プッチーニの1人、昭子と暮らし始めたロボ(松山ケンイチ)。全てがニコ(大後寿々花)の手に負えず…

完璧に成熟した大人であるロボが、大人として問題に向かい、大人として道を選ぶ物語でした。ただプッチーニの存在、真希名の傷、その辺はちょっと消化不良気味だったかも。小林聡美以外のプッチーニメンバーについてはあまり描かれなかったし。

しかしロボと昭子の生活はなんとも抜けている描写なのにどこか張り詰めて、たまらないほど甘く痛かった。抑えた気持ちが抑えきれずに上滑りする、小林聡美の真骨頂。「いいよ言わないで」をちゃんとはっきり言葉に出来るロボ。素晴らしい。

そしてラスト。手紙を捨ててしまったニコに笑って「もういいよ」。2人の写真を破り、自分の写真だけを鞄にしまうロボ。こういう選択をし、ああいう選択をした昭子を理解出来る。つくづくロボは大人の男。見ているおっさんはさすがに泣いちゃう。ニコやよっちゃんが思いっきり子供なので、ますます際立ちます。

はぁ。決してすっきり爽やかなエンディングではないのだけど、何か力になる痕を残す話で本当にとっても面白かったです。しかし最終回まであと2話。これ以上の話が出来るのか?

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コメント 4

シャブリ

今晩は、
>これ以上の話が出来るのか?
予告も無く、撮影は間に合うのか、と言う心配はあります。
「プッチーニ」があまりにも良い出来だったので、なおさらですね。
2話「ごぼ蔵」の最後の言葉や、1話のマキ・ニコの台詞につながる9話の作り方は秀逸でした。
まあ、いつもどおり、やりっ放しがありますが、それをカバーできる内容だったので、満足でした。

記事が上がったらTBしますね
I appreciate in your usual cooperation. Best Regards,Chablis
by シャブリ (2007-06-05 23:51) 

april_foop

マジでプッチーニ編は泣いた(涙は出ないけど)。
小林聡美が本当にすごくて、後編のハナっから痛くて切なくて仕方なかったもんね。
着地自体はありふれたもんだったけど、奇跡に嫌みもなく、張りつめ過ぎて最終回かのような物悲しさも漂い、あと2回どうなるのか目が離せず。

こういう物語こそ映画にすればいいのに。その意義が十分あるよ。
by april_foop (2007-06-06 08:58) 

けんたろう

>シャブリさんいつもありがとうございます。
撮影、遅れてるんですかね。ちょっとアラも気になります。
by けんたろう (2007-06-06 20:03) 

けんたろう

>foopサンクス。
小林聡美と松山ケンイチの箱庭の話なんだよね。完全に。
ホント、ミニシアターでやったらロングラン、ってタイプ。
TVドラマだとどうしてもこのキャストの華の無さがなー。
俺は本気で辛いよ、視聴率の低さ。
by けんたろう (2007-06-06 20:08) 

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