『セクシーボイスアンドロボ』第6話 [過去の連ドラ]
『セクシーボイスアンドロボ』第6話
殺し屋ZIの探索を頼まれたニコ(大後寿々花)とロボ(松山ケンイチ)。偶然知り合った花屋(りょう)でいきなり銃撃戦に巻き込まれ、彼女こそがZIだと知り…
木皿泉脚本が復活し、非常に充実した内容でした。
殺し屋の銃撃戦というとんでもない非日常を持込んで描くものは集まってはまたほどけていく家族。これだよ。
ZI発見から銃撃戦終了まではあまりに急展開過ぎてさすがに苦笑しました。2話かけてやってもいい話だと思います。りょうのルックスが殺し屋のキャラクターにガチあってて凄く説得力があっただけに残念。そのカッコよさたるや”カウボーイビバップ(※1)”のキャラといっても通じそうでした。
家族が集まる発端の襲撃シーンを夏のピーカンで描いているのがこの作品をよくあらわしていて好感。さらに家族に”ハマった”という表現は全国の”すいか※2”ファンがニヤリングしたことでしょう。
これだけ濃密な物語に平行してロボの母(白石加代子)のエピソードを挿入したってのがすごいです。常々完全に成熟した大人であるロボですが、なるほどそれは決して敵わない母親ゆえか。ロボは今回も完全に子供を受け入れる大人として機能していて、カッコよかった。
なーんか視聴率が悪いのがそのまんま松山ケンイチの評判になっているところもあるようですが、ロボは素晴らしい人物なのでそういう評判はとっても悲しいです。
さらにニコも子供として悲しい問題にぶつかっていくさまが凛々しく、ゲストキャラにニコの家族、さらに主役2人のキャラも立っているという凄い話でした。
でもこれ視聴率はとれないんだろうな。
※1 カウボーイビバップ:宇宙を渡る賞金稼ぎを描くとにかくカッコいいアニメ。ラスト近く、”100万回生きた猫”のエピソードが出てきたのが印象的。
※2 すいか:本作の脚本家、木皿泉が執筆し、向田邦子賞を受賞したドラマ。いまでも多くの人に愛されてるよ!ミクシィのすいかコミュ、活発だもの!すいかでは何かにハマって家族を捨てたとされるエピソードがある。
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