『下北サンデーズ』最終回 [過去の連ドラ]
予想通り打ち切りだったみたいですね。
『下北サンデーズ』最終回
本多劇場進出が決まり喜びに沸くサンデーズ。しかしそれは大手芸能事務所がゆいか(上戸彩)を手に入れるための手回しでした。サンデーズメンバーたちの勧めもあり、結局サンデーズを離れるゆいか。主演ドラマの制作発表は本多の初日です……
さすがの打ち切り臭です。TV業界人はコンチこんなに分かり易い悪役。もしかしてセルフパロディなのか?と疑ってしまいます。
邪魔だと思っていたフミヤでしたが、荷台のシーンはよかったです。つか駆けつけるおじいちゃんの一座からは、めちゃくちゃでしたが面白かった。
でも総じては相変わらず。『ゆいかのどこにそれだけの魅力が?』に尽きます。
このドラマが駄目だったのも、最大の理由は間違いなくココ。上戸彩が悪いっていうよりも、キャラの描き方がおかしい。
まず「おもしろいことがなにもなかった」「笑わない子供だった」って語られるだけ。ただの上戸彩を見てこういう印象を抱く人、いるのか?
ドラマの制作発表でもゆいかのギャグシーンがありましたが、結局あれの意図はなんだったんだ?なぜ、少しも面白くないギャグでみんな笑うんだ?
そしてもっとも悪いのは、ゆいかが何をやりたいのかさっぱりわからない。芝居がしたい……訳ではなさそうですね、芝居というよりはサンデーズに固執していたので。どうらや他の劇団は見てなさそうだし。演劇にこだわる訳でもなさそう。多くの人に見てもらいたい訳でもない。TVにこだわりなかったし。それに大学は何の為?
結果やっぱり『なんとなく気の合う連中とわいわいしていたい』しか残らないんですよね。そんな奴が毎回毎回偉そうに説教たれるのが腹立ってしょうがない。しかも劇中人物誰も腹を立てないのがさらにムカつく。
他の部分もかなりアレですが。今回なんて本多でやるのに制作は一人なんですかね?だからこの劇団のスタッフは?せっかく小劇場をテーマにしていたのに、その辺が全く適当だったのが至極残念。
終始一貫、伏線の張り方が適当。例えばサンボと玲子さんのカップル。前にゆいかがサンボの恋人の振りをしたときは何にもなかったじゃん。他にも亜希子さんの八神に対する思いとか。取り上げられる5分くらい前に不意に誰かの口から語られる。なんだそりゃ。
あと終わった話はフォローしない。前回みんなそれぞれの仕事をブッチしたはずだけど、あれどうなったの?自分だけ仕事がこないジョーの悩みは?
登場人物もドラマの作り手も何がしたいのかさっぱり分からないドラマでした。いっそ一話まるまるサンデーズの舞台を見せるくらいのほうがよかったのに。
演劇好きの私としては小劇場が取り上げられるということで期待してみたのですが、その期待に応えるものは何一つありませんでした。それどころか上戸彩に対しかなり警戒心を抱いてしまいました。私の中ではほとんど香取慎吾と同等です。
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