『てるてるあした』第4話 [過去の連ドラ]
別の録画予約しようと思ったら『歌うゾンビ自転車』ってイカしたサブタイトルが目に付いたので録画してみました。『てるてるあした』第4話。
脚本は成井豊・真柴あずさの演劇集団キャラメルボックスコンビ。『演劇と……』を冠しながら最近ちっとも演劇の話題がない私のブログには丁度よかったです。一応、ご存知無いかたのために。『キャラメルボックス』ってのはかなり有名な劇団。上川隆也さんも所属する、ファンタジーを得意とする劇団です。代表作は『また逢おうと竜馬は言った』。
それはさておき『てるてるあした』ですが、非常に優しい物語でした。第4話だけしか見ていないので間違っているかもしれませんが、田舎町にやって来た照代(黒川智花)が厳しい久代(草笛光子)や影のある未亡人サヤ(木村多江)との生活、そして少し不思議な出来事を通し、成長していく物語のようです。
今回のお話はオンボロ自転車にまつわる想いの話。会わないでも続く想い。会いたくて迷う想い。壊れてもなくならない想い。
お話は若干甘っちょろいかもしれません。会話のテンポもスローで、見ている側の感情も激しく動くことは無さそう。でもとても心地良いです。
私が元々こういう、少しのファンタジーで現実を見つめなおす話が好きなのがありますがね。
そして役者がかなりイイ!主人公の黒川智花ちゃんの活き活きしたカンジ、すごくイイです。脇もかなり達者な人が揃っています。今回限りのゲストっぽい人もよかったなー。冨士眞奈美の息子役の小林正寛さん、市場のにぃちゃん佐藤二朗さん、吹きガラス職人の山田明郷さん。少ない出番ながら印象に残る芝居でした。
これも万人が面白いとは思わないかもしれないけれど、ちょっと疲れてきた時なんかに見てほしい作品です。
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