『宇宙の騎士テッカマンブレード』もうその辺にしてあげて。 [アニメ]
記事のネタ切れが深刻。オシャレサブカル気取りの私としては、タブーにしていたアニメに手を出すよ。って、今までも取り上げてたけど。しかも以前mixi日記に書いた奴の再編集。『宇宙の騎士テッカマンブレード』。
宇宙の騎士テッカマンブレード DVD-BOX(完全予約限定生産盤)
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2001/09/12
- メディア: DVD
私が中学生くらいのころやっていたアニメ。放送はもう15年くらい前です。うろおぼえでストーリーを解説すると、主人公が仲間と宇宙探検かなんかしてる時に宇宙人にとっ捕まって、地球侵略の尖兵に改造されてしまう。んで主人公だけ逃げ出して戦うことになるっつー、仮面ライダーみたいな話。
で、なにがすごいってこのアニメ、主人公があまりに酷い目にあうんで可哀相でしょうがないの。まず、戦う敵は最初に一緒にとっ捕まった仲間。ほとんどが主人公の家族。しかも、人間だった時の記憶は残っていて、なんか良心だけ無くなったみたいな状態で、家族と戦うことに悩む主人公を言葉責めにしたりもします。ゲェー!
おまけに地球側の兵力はほとんど歯が立たなくって、結局は主人公一人が頑張らなきゃならない。でも仮面ライダーと違って敵は世界規模で攻めてくるんで、負け続けるのね、手が足りないから。 結果地球はほとんど侵略されてしまう。ゲェー!!
もうこのへんでかなりヘコむのに主人公の不幸はまだ続きます。自分と同じように逃げてきた妹が、完全に改造された弟に殺される。ゲェー!!!途中パワーアップするも、記憶が徐々に失われる副作用を生じてしまう。ゲェー!!!!
これが特に悲惨。最終回直前、主人公がまだ家族が仲良く暮らしていたころの家を訪ねるエピソードがあるんだけど、もう敵に破壊されてボロボロなの。あんまし痛々しくって見てられないから、恋人がもうやめてって言うと、主人公は『俺はどんどん記憶を失っていくけど、憎しみだけは忘れないように、それを再確認するためにここに来たんだ』みたいなことを言うの。えー!憎しみのために戦うのは止めようよー。愛か正義か平和のために戦ってくれよー。このエピソードは本当に暗くて秀逸。
最終決戦を前にとうとう脳が破壊されて廃人みたいになっちゃうんだけど、それでも本当に憎しみだけを糧に主人公は勝利します。仲間を失い、家族を殺し、記憶を失って、廃人になってしまう主人公。見てて何度も『もうそのへんで許してやれよ…』って思ったもですよ。でも、チェキラ。古いからレンタルビデオもあんましないかも。探してみてください。
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