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我が家で一番大切なルールは?! [I-1家族憲法・経営方針]

◆リード:NHK関連の映像制作会社のSさんから、「『家族の絆』をテーマ制作する25分のドキュメンタリー番組の取材対象に我が家を……」というお話を昨年12月はじめにいただいた。半信半疑であったが、私のブログ『あったかい家族日記』を読まれての申し込みであったので、誠実に対応した。Sさんが企画書を作るために、メールのやり取り・1時間程度の電話によるインタビューなどがあった。結果としては、この企画は採用されなかったが、よい経験だった。

2007.1.20     検索HP『家族の広場』へ

我が家で一番大切なルールは?!


 昨年12月はじめのことである。
 ブログを通して、NHK関連の映像制作会社のSさんからコメントをいただいた。

 ……NHKで来年度放送予定の25分のドキュメンタリー番組(テーマ:家族の絆)の企画を練っておりまして、その件で是非ファーザー様のご家族のお話を聞かせて頂きたく、コメント致しました。

まだ企画の段階なので、内容は未定なのですが、ファーザー様のご家族を通して「家庭のあたたかさ」を表現できればと考えております……
 
 その後のSさんからのメールによると、ネットで「家族の絆」をテーマに検索していたところ、私のブログ『あったかい家族日記』を偶然発見したという。(※今日現在、Googleで「家族日記」と検索しても、Yahoo!Japanで「家族日記」と検索しても、ともに2位表示される。少し前はGoogle1位表示だった。)そして、その記事を読み、子育てや、一番身近な共同体である家族に大変真摯に向き合っていることが強く印象に残ったという。それを上司に報告したところ、まずは話を聞こうということになったそうである。

 私は、番組の意図自体がすばらしいと思えたし、ブログ『あったかい家族日記』を読まれての申し込みであったので、誠実に対応した。精一杯協力しようと考えた。ある程度のプライバシーを守ることを条件に……。

 そして、Sさんが企画書を作るために、メールのやり取り・1時間程度の電話によるインタビューなどがあった。

 結果として、その企画はボツになったのだが、正直言って内心ほっとしている。家族のプライバシーがある意味どうしても侵されることになってしまうと思えるからだ。
 Sさんにも、「よりよい企画があったら、そちらを優先してください。」と言っていたのだが、これでよかったと思っている。


 さて、その1時間の電話インタビューの中で、いくつか質問を受けた。その一つに、次のものがあった。

Sさん「Aさんの家族で、一番大切なルールは何ですか? 食事の際にはテレビを消すとうルールなど、いくつかルールがあるようですが……。」

私「そうですね。ルールというか伝統かもしれませんが、シーズンごとに旅行に行くこと。」

Sさん「ああ~、夏は特に宿泊を伴うという旅行ですね。」

私「そうそう。あと週1回家族の日を設け、それを死守していること。」

Sさん「それが大事なんですよね。」

私「そう要ですね。でも、昔はなかなか習慣にならなくて、よく妻に『今日は家族の日なんでしょう!』(それなのになぜ仕事を優先して、家族をほったらかしているの!)と叱られていたんですよ。」

Sさん「そうなんですか。」

私「あと私が出勤するときに見送るルールというか伝統もありますね。誕生日を祝うという伝統もあるし……。それから、う~ん、一番大事なルールは……。 私と妻で創った『あったかい家族を創る』という家族の憲法を守ることかな。」

Sさん「家族の憲法ですか。」

私「そうなんです。隣の居間のすぐ見えるところに額に入れて飾ってあるんですけれど、こんな家族を創りたいという家族のビジョンというか、決意表明ですね。」(額ごと持って来て読む。)

Sさん「家族のビジョン。」

私「そう、目指す家族として『助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのあるあったかい家族』を掲げているんです。助け合いということでは、例えばみんなで冬囲いなどの共同作業をしますし、対話ということでは夕食時の団らんを大切にして『グッド&ニュー』といって今日の良かった出来事など発表しあったりしているんですよ。全部、この『あったかい家族を創る』というビジョンというか憲法によっているんです。」
(後略)


 この後、家族の憲法をどうして創ったか、どのように創ったかという話を簡潔にして、躾けについての質問を受けた。(この躾けについてのやりとりも、興味深いのだが、今回は割愛する。)

 突然の電話インタビューであったので、何を質問されるか全くわからず、こちらは準備ゼロである。考える時間もなく、瞬時に答えることになる。だからこそ、本音が出るとも言える。

 私が最も大切なルールと考えていたのは、家族の憲法であり、ビジョンであり、決意表明である『あったかい家族を創る』ということであったのだ

 それを、最高法規(ルール)と考えていたのである。

 最高法規であるから、家族のあらゆるシステム・伝統・習慣を貫くものであるわけだ。

 考えてみれば、食事の時間にテレビを消すとうルールも、その間「グッド&ニュー」でその日の出来事を伝え合うという伝統・習慣も、玄関で見送り・出迎えるという伝統・習慣も、冬囲いなど共同作業の伝統も、シーズンごとの家族旅行も、週1回家族の時間を持つというシステムも、すべて『あったかい家族を創る』というビジョン・意志に基づいており、一つ一つがその具体化なのである。

 どんな家族を創りたいかという願いを、『あったかい家族を創る』という明確なビジョン・決意にしたこと。これは我が家にとってきわめて大きな影響(効果)があった。
 それは、お題目ではなく、本当に心からの願いであり、決意であったから。

 これを追試する方も、同様な効果が期待できるはずである。

 さて、予定より1ヶ月近く遅れたが、ようやく300記事達成となった。正直、うれしい。
 よかったら感想など戴けると、有り難い。

 なお、300記事達成を記念して、『家族の幸せを創り出すセミナー』として、全3回のセミナーを開催しようと思います。
 家族の幸せを創り出したいと真摯に考えておられる方すべてが対象です。301号に案内を出す予定です。

 よろしかったら是非ご参加ください。

 

【関連記事】あったかい家族日記「あったかい家族日記プロフィール」

【オススメHP】 「家族専科」

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◆留意点・その他:
・『一 めざす家族 助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのあるあったかい家族』以下の家族の憲法は、2004年8月9・10・11日の三日間かけて、妻と話し合って創った。『三 めざす子供』の部分だけは、あーちゃんも一緒に話し合って創った。特にこのめざす子供については、夜遅くまで白熱した話し合いだったことを記憶している。

・実は、このブログ名『あったかい家族日記』は、この家族の憲法から来ている。

・初代の家族憲法は、2000年8月の東北1週間旅行の間に創った。妻には「旅先で……」と不評だったが、私ははじめからそのつもりで旅を企画していた。
 そのときのめざす家族像は『助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのある、落ち着ける家族』というものであった。二人にとって、何より家庭が落ち着ける場であってほしかったのである。
 その後、それだけでなく、もっと積極的に居心地の良い場に自分たちでしていこうという決意も込めて、『あったかい家族』にバージョンアップした。


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