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★本好きに育てるー読み聞かせという心地よい時間の復活!ー [C1 読書]

◆リード:「ほるぷ」こども図書館こじかコースが来た。アキコは大喜び。再び私の読み聞かせが復活した。それは、私にとっても心地よいひとときの復活でもあった。

2006.10.21  検索HP『家族の広場』へ

★本好きに育てる

ー読み聞かせという心地よい時間の復活!ー

 我が子を本好きに育てたい! それは、私の育児方針の中で、とても大きな位置を占めている。今アキコが塾で習っているエレクトーン・習字・ソロバンよりも、大切なことだと思っている。習っているわけではないが、英語やスイミングよりも、大切だと思っている。

 なぜなら、本にはいろいろな人の経験からくる知恵がつまっており、かしこくなるにも、心が豊かになるにも、読書経験によるところが多大だと思っているからだ。個人の経験は限られており、他人の経験に学ぶことなしに大きな成長はないと思っているからだ。

 実際、本ほど安く価値あるものはなかなかないと思う。わずか数千円で、専門家(その道のプロ)の貴重な考えや情報、生き方を聞くことができ、学べるのだ。

 私自身、本から実に多くのことを学んできたので、その価値の大きさを実感しており、絶対に我が子を本好きにしたいと思っていた。

 以前のブログ記事にも紹介したが、アキコが生まれて1歳には、「ほるぷ」こども図書館の「めだかコース全58冊」(67319円)を、そして「ひよこコース全46冊」(62125円)を買い与え、私がほとんど毎日読み聞かせていたのである。

 おかげで、アキコは本好きになり、毎月家族で1回は行く市立図書館で本を借りて喜んで読んでいるし、学校の図書館からも本を借りて読んでいる。

 しかし、ここ3、4ヶ月も、私の読み聞かせがほとんど中断していた。原因がいくつかある。

 ①読んであげたくなるようなよい本が身近にない。……アキコが「かいけつゾロリ」のような本を多く借りてきて読んでいるので、どうも読んであげる気がしなかった。

 ②私が読んであげるまでもなく自分で読んでいた。……アキコが好きな本を自分で借りてくるわけで、毎日のように自分一人で読んでいたので、私が読まなくてもよかった。

 ③私自身忙しかった。

 忙しいことは以前も同じ。以前はきちんと読んであげていたのだから、主な原因は「私が手間ひまかけて読んであげたいと思う本が身近にない」ということである。

 正直言って、小学生2年生のアキコによいと思う本を選ぶ眼力が足りないのだ! 「めだかコース」「ひよこコース」のおかげで、幼児向けの本を選ぶ眼力はあったが、小学生向けのよい本を見つける眼力が足りないのである。

 もちろん小学校教育は自分の専門であるから、小学生向けに薦める本を集めた本は、数冊持っている。それを読み返して選ぶこともできる。しかし、整理・整頓の結果、自宅から離れた倉庫のどこかに眠っている。それを探して、さらに良さそうな本をチョイスするのは、また手間だ。

 というわけで、ここ3、4ヶ月も父親による読み聞かせがほとんど中断していた。

 「いけない!こうしていく間にも、時間が過ぎていく。」読み聞かせの時間は、父と子の貴重なふれあいの場でもあるのに……。

 そこで、「ほるぷ」こども図書館のHP見つけ、そこで調べて注文することにした。

 「こぐまコースだな。」と思って、ほるぷフォーラム社の本社に電話した。

 これまで「めだかコース」「ひよこコース」を読んで、我が子は読書好きに育っていること。でも、小学生になって、どんな本を与えていいかよくわからないので、また「こぐまコース」でも買い与えようかと思っていることなどを話した。

担当者「(小学生になって、どんな本を与えていいかよくわからない)そういうお客さんが多いんですよ。」
私「今、小学校2年生ですから『こぐまコース』でしょうか?」

 この後、アキコの読書経験を詳しく聞かれ、「(こぐまコースの一つ下)こじかコース」と「こぐまコース」の両方を薦められた。(商売うまいな~。)

 悩んだ末、「こじかコース」にした。

 理由は、次の通りである。

①アキコとの絆を深めることを第一に考えると、楽しい雰囲気が一番大切だ。それには、今の読書力以上の本であっぷあっぷして読むよりも、少し平易なくらいが丁度よい。「お父さんに読んでもらえる本は、楽しい。」の方が「ためにはなるけれど、むずかしくて……。」よりも、ずっとよい。

②本好きするには、楽しいことが第一であるから。既に本好きに育ってはいるが、それを確実なものにするには、やっぱり少し平易なくらいが丁度よい。担当者によれば、「ついつい欲張ってレベル以上のものを買い与えがち」だそうであるが、それはかえってマイナスとなる。(「本ってむずかしいばかりで、つまらないんだ。」ではまずい。)

③パンフレットをアキコにも見せて、どっちがいいと聞いたら、こじかコースを選んだから。

 こんなわけで、こじかコースに決めた。支払いは、1月の一括払いである。金利は付かない。

 かくて、10月18日ほるぷこども図書館こじかコースが来た。アキコは大喜び。アキコは、46冊の本を、私と一緒に一冊一冊手に取ってみた。読んだことのある本は、約1割であった。

 さっそくアキコの求めに応じて、『夏のわすれもの』という本を読み聞かせた。アキコを膝の上にのせながら……。私の読み聞かせの速度で、30分近くかかるかなりの文字数の本であった。内容はすばらしく、やっぱりこのコースにしてよかったと思った。

 次の日は『かわ』、昨夜は『みえないって どんなこと?』を読み聞かせた。
 
 やっぱりよい本だ! 

 かくてアキコに良質の絵本を読んであげるという、アキコにとっても私にとっても価値ある楽しいひとときが復活した!

 とても価値あるお金の使い方をしたと思っている。

【関連記事】あったかい家族日記「よい本を見つける眼の磨き方」

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◆キーワード:1 絵本の読み聞かせ  2 しつけ  3 読書の習慣
◆留意点・その他:
・読書も積み上げである。実はある学年向けの本というのは、あるようでいてないのである。それくらい個人差が大きいのだ。ほるぷの担当者の話では、このコースをずっと読んでいる子は、小学校入学前にして中・高学年向けの『きりんコース』を読んでしまうそうである。英語の学習をイメージすると分かり易い。毎日本を読んでいること読んでいない子は、おそろしいばかりの差が付いており、読める本には大きな違いがあるのである。

・国語力を付ける要は、読書である。算数の力はステップを踏んで学んでいけば、割合すぐに身に付けることができる。しかし、国語力は短期間で飛躍的にはつかない。読書量がものをいうのであって、それはまさに積み上げなのである。

・読書の習慣を身に付けるには、身近によい本がいっぱいあること。そして、それを読み聞かせ続けることである。「本っておもしろいな! 本ってためになるんだな!」と、子供が腹の底から実感するまで。 2530


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miyu

本はいいですよね~♪
価値あるお金の使い方をした・・・分かります!!
私もいつもそう思います。
純粋に楽しめるし、知識も世界もたくさんプレゼントしてくれる。
すごくお買い得と思うんですよね。
子ども二人で読んで、3人目も行けそうだし、
私の子どもの頃の本を今も娘に読んでるので、
孫までいけると思うと、買い甲斐があります。

1冊に30分かかる読み聞かせ、うううファーザーさん尊敬します!
by miyu (2006-10-21 22:06) 

ゆうこりん

我が家も「めだか」「ひよこ」「こじか」の3コースを購入し、今でも随分とお世話になっています。長男の1歳の誕生日に初めて紹介されて購入し(知り合いの方がほるぷの図書選考をされています)、2歳、3歳と誕生日ごとに買っていました。あとは、書店で気に入ったものがあればその都度買う、というスタンスを取ってきたことと、私自身の子供の頃の本がたくさん残っていたこともあって、おおよそ250冊ほどの絵本に囲まれています。
でも、これだけあっても、子供が本当に気に入って、何度も何度も読み返すのは3割ほどです。あとは専ら読み聞かせで。
長男もアキコちゃんと同じくらいの時にやっぱり「ゾロリ」にはまってしまい、今はそこからホームズなどの推理ものに移行しました。
本好きになってくれたのは嬉しいですが、やっぱり我が家もファーザーさんに習って「こぐま」辺りから、もう一度はじめてもいいかもしれませんね。
いろんな本に親しんでもらいたいですね。
by ゆうこりん (2006-10-22 16:26) 

泉河潤一

>miyuさんへ
本は本当に価値がありますよね。
めだか、ひよこコースの何冊かは、親戚の子にあげてました。でも、今後はあげないつもりです。そろえておけば、インターネットで売ることもできますし、miyuさんが言われるように孫にも読んであげることもできます。

miyuさんが書かれたように、「お母さんも小さいときに読んだ本よ。」というのは、すごいステキですよね!
by 泉河潤一 (2006-10-22 17:24) 

泉河潤一

>ゆうこりんさんへ
「私自身の子供の頃の本がたくさん残っていた」とは、すごいですね。私は一冊も残っていません。両親から読み聞かせをしてもらった記憶もないです。

確かにお気に入りの本はありますね。アキコが幼いときのお気に入りの一つは、『わたしのワンピース』で、50回以上読んだかもしれません。

ホームズは、私もお気に入りです。いずれアキコもはまるでしょうね。そうしたら、共通の話題ができて、きっと楽しいな!

実は、私の心の中では残りの「こぐまコース」「きりんコース」「らいおんコース」を買うことは、決定しているんです。おそらくは、4年終了までに全部読んでしますのではないでしょうか。
できれば、小学校時代ずっともってくれたら、父と子でステキなひとときを過ごせるのでしょうが、「らいおんコース」まで買ったとしても、残念ながら小学校卒業まではもたないと思っています。

「本好きに育てることが、とても大きな位置を占めている。」というのは、お金も手間もそれだけかけるということです。それだけの価値があると思っています。

実は、そんなに裕福ではないので、今回の「こじかコース」購入にあたっては、私がこずかいから3ヶ月かけて1万円×3=3万円出すこと(説得の切り札でした)で、妻を説得したんです。

こぐまコースは、そんなことなしで、説得したいと思っていますが……。
by 泉河潤一 (2006-10-22 17:42) 

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