旗日には、日の丸を掲げねば!(屋根には瓦、庭には鯉のぼり、旗日には日の丸) [旗日には「日の丸」を掲げよう]
今年4月、初節句の長男:立夏の為にと、女房の実家から大きな“鯉のぼり”をいただきました。
我が家の近所では、ほとんどの家で“ベランダ鯉”や“内飾り”で済ませているようで、“鯉のぼり”を上げる家がほとんど数えるほどしか無くなってきています。
早速上げねばと、あらかじめ設置しておいた鯉のぼりポールに設置し、私の父からもらった“武者のぼり”と一緒に上げると、やはり壮観。娘と共にいつまでも眺めていても飽きることがありません。「端午の節句はやはりこうじゃなくちゃぁ!」と、一人悦に入っておりました。
天気の良い日に毎日“鯉のぼり”を上げていて思ったのは、長男に『日本の男の子!』という感じを少しでも伝えるにはどうすれば良いか?と言うことでした。
(所詮、親に出来るのは「善悪の判断基準を教える」のと「子供時代の原風景を記憶の襞に残してやる」くらいしかできないと考えていますので....。)
そして自分自身の子供時代の記憶をたぐり寄せると、やはり勇壮に風に泳ぐ“鯉のぼり”と、端午の節句に街のそこかしこに掲がっていた“日の丸”の姿が脳裏に浮かんできました。
「そ・そうだ!、“日の丸”だ!」「“日の丸”を掲げねば!」
ワールドカップやオリンピックの時だけはみなが進んで“日の丸”を賞賛するのに、常日頃はTVや新聞などを見てると“日の丸”が出ていると色眼鏡をかけてみられる。
そんな風潮に疑問を持っていたこともあり、 発想が飛躍するのに、それほど時間はかかりませんでした。
(教育基本法に“愛国心”を入れるかどうか?なんて議論とは関係なく、私たちは明らかに日本に生まれ育った まごう事なき“日本人”なのだから、肩に力を入れることなく、もっと自然に、普通に、自分の立場や考え方とは関係なく、日本人であるという立場だけで掲げられるのが“日の丸”だと思いますがいかがでしょうか?)
早速購入しようと近隣のいくつかの店を探し回ってみましたがどこにも置いてなく、最終的にはインターネット通販(2千円程度)で入手はしましたが、なにやら悲しい思いにとらわれました。
(その後調べたら、ホームセンターの神棚の横に置いてありました。:よかったー!)
しかし私の住む愛知では、旗日に国旗を掲げるという習慣がすっかり廃れてしまい、一般家庭で国旗を掲げるのを全く見なくなっています。
多少の気恥ずかしさは感じましたが、どんなことでも結局「自分に出来ることを自分でやる」というのが大原則だし、「自分の考えでやるべきだと思ったことは、他人がどう見ようが実行すべきだ」(他人に影響されない“自分の価値観をもて!”というのも子供に伝えたい事です。)と考え、こうなったらと「一人でも出来る想国運動『旗日には日の丸を掲げよう!』」と勝手に名付け(名付けるだけで何もやってません)、高浜市にたった一本の玄関先の国旗であるのかもしれませんが、自然体で掲げていこうと思って始めました。
驚くべきことに4月29日の“みどりの日”に“日の丸”を初めて掲げたら、62歳になる母が「私には思いつかなかった、恥ずかしい!」「籏のお金は私が出したい!」と申し出て来たり、「自分も掲げたいからどこで買ったか教えてほしい」旨の問い合わせが何人かから来て、運動は静かな発展を遂げつつあります。
最後に、国旗を掲げ始めた4月29日昭和の日に鯉のぼりに続いて国旗を揚げる私を見て、3歳の娘が「と~ちゃん、日の丸だよね~ぇ♪」「カッコイイ~♪」と純粋に喜んでくれて、目尻が下がったことを報告させていただきます。
(正月の伊勢神宮参拝で、「日の丸だよ、ステキでしょ~」と娘の記憶の襞にすり込んでおいた成果かな?)
(最近では、車で走っていてホテルや百貨店の屋上に国旗が掲げてあるのを娘が発見すると、「と~ちゃん、日の丸だよー♪、見て 見てぇー」と教えてくれるまでになりました!)
このままでは「旗日」という言葉が死語になってしまいます。
「旗日には、玄関先に自然体で 普通に(これが大事です) 国旗を掲げましょう!」
この件について深く考えさせられた写真を紹介します。
ウチだけが「ラジカル種」だ?-いぐちまさのぶHP「マイケム」
http://www.michem.jp/2002/02110318.html
PS.
私個人の考えでは、右よりの考え方を持っている人は勿論、左よりの人も「自分は“日本”の進路を“日本”のためにこう考えているのだ」という意味で、国旗はやはり掲げるべきではないのかなぁ....??
もっとも私自身は、本文でも書いたように「普通に」「自然体で」掲げているつもりですので、この件に関しては余り難しいことを考えた末の行動ではありませんのでご了解ください。
ワールドカップやオリンピックなどのスポーツの国際大会の時だけ「ニッポン♪」「ニッポン♪」等と言うのは、むしろ気恥ずかしく自分のスタイルに合わないとは思いましたが....。
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おめでとうございます。
なんだか、嬉しいです。
これから楽しみに読ませていただきます。良い写真だ。
そして、らしい記事。
安心しました。
by (2006-06-22 10:16)
STEALTHさん、ご無沙汰しています。
青年会議所を卒業して天下国家について語る場が本当に少なくなりました。
本を読んだり、様々な人とお話をする中で自分なりの主張が出来たとしても、それを伝える場も、実践する場も非常に限られてきたなぁ!と言うのを実感として思い、ならばいっその事と勢いに乗って立ち上げました。
(時々訪ねさせていただくSTEALTHさんのBLOGも、私にとって多くの刺激を与えていただいています。)
さて、どれだけ更新頻度を上げられるか、自分でもよくわかりませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
by たいせい (2006-06-23 08:36)
はじめまして。
日の丸を、ごく自然に当たり前に揚げていた、子供時代の事を思い出します。
いったいいつからなのでしょう?日の丸=右翼みたいな空気が
できてしまったのは?
ぜひとも、わたくしも実践したいと思います。
今後ともたのしみに拝見させていただきたいと思います。
by セシリア (2006-08-07 18:48)
セシリアさん、初めまして。
国旗・国歌問題に物言いたい自分が居る中で、実は自分は「自分に出来る簡単なこと」すらしていないのだと気がついたのが、日の丸を揚げるホントのきっかけでした。
(自分で出来ることもやらないで、国や学校などに物を言う資格なんて無いし、子供たちにも何も言えないですから....。)
賛同いただけまして、本当に嬉しいです。
広げよう、一人でも出来る想国運動「旗日には、日の丸を揚げよう!」です。
by たいせい (2006-08-08 11:03)
大成さん、こんにちは、博士の独り言です。
良記事を拝見し、感銘を受けました、有難うございます。
私も同じ世代かと思います、今後ともよろしくお願いします。
by 博士の独り言 (2006-11-24 13:01)
拙BLOGにご訪問くださり、そして過分なるお褒めの言葉、心より御礼申し上げます。
もう少し年配の方かと思っておりましたが、同世代とは意外でした。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!
by たいせい (2006-11-24 14:49)
先日はご来訪とコメント、トラックバックを有難うございました。国旗を掲揚すると誇らしい気持ちになりますね。子どもたちにも是非引き継いでいって欲しいものです。今後ともよろしくお願いいたします。
by おばりん (2006-12-10 21:34)
おばりんさん、こちらこそコメント&TBくださりありがとうございました!
国旗については、皆が難しく考えすぎているように思います。
自然の情念として、日本人なら普通に掲げればよいのに、何か妙な雰囲気に流されてしまっているような....。
こちらこそよろしくお願いいたします!
by たいせい (2006-12-11 09:31)
TBありがとうございます。
美しい鯉幟ですね。我が家はアパートなので、買いはしたものの
揚げる場所がないというマヌケな理由でなかなか揚げられないまま
私もいいトシになってしまいました (^^;
その反面、家で日章旗を揚げる事は今までありませんでした。
別にアレルギーだとかではなく単に気づかなかっただけだと
思いますが、せめてこれだけは亡父に勝った心構えでありたいと
思っています。
by ハーグ竹島 (2007-04-18 22:42)
ハーグ竹島さん、実はこれが書きたくてBLOGを始めたようなもので、この記事には私個人としてとても強い思い入れがあります。
理屈をあれこれこね回すよりも、各自が「自分自身に出来ることを自分で出来る範囲で実践すること」が、「地域社会」やそれらの属する「国」を変えることにつながるものだと信じています。
普通の家庭で国旗を掲げる人が増え、旗日に街角のいたるところで日の丸を見かけるようになれば、恥ずかしくて国旗掲揚問題なんて話題にすら上がらなくなるはずです。
別の記事で書きましたが、靖国に関わる問題でも、自分自身の血縁者や地域の諸先輩方が当事者として祀られているのだという事実を、皮膚感覚で感じられるようになれば、今のような妙な議論にはなっていないように思います。(地元神社の靖国神社遙拝所や護国神社の祠に必ず足を運んで自分の子供達に説明しながら参拝するようにしています。)
理屈の世界で議論を深めると、最終的には不毛なイデオロギー対立に嵌ってしまいます。
やはり、それぞれが無理なくやれる範囲で「実践」することが、今必要なことだと思います。
アパートやマンションでの日の丸掲揚と言うことに関しては、記事本文中で紹介させていただいた「いぐちまさのぶHP『マイケム』」の写真が、私には非情に印象に残りました。
コメント下さいまして、本当にありがとうございました!
by たいせい (2007-04-19 09:02)
TBありがとうございます!
サッカーにしろラグビーにしろ、最近の国際試合では日の丸やチーム。エンブレムに手を当てて国歌斉唱する選手が増えてきました。
一時は「日の丸なんて」と国を代表する意識の欠如が嘆かれたのですが、徐々に正常化されつつあるようです。
この種の問題を過去のマイナス・イメージと結びつけようとする、特定の人々の企みと戦う親御さんたちにエールを送ります!
がんばれ! たいせいさん!!
by 日野原信生 (2007-07-01 19:28)
日野原信生さん、国旗「日の丸」が踏み絵のようになってしまっているのは大変悲しいです。
思うに「日の丸」や「君が代」は右翼の専売特許のようになってしまい、一般国民とは切り離された雰囲気になっているのが、おかしな雰囲気の要因のように感じられます。
もっと普通の人が普通に掲げるようになれば、「普通の国旗」として何ら違和感なく掲げられるようになるような気がします。
日の丸が踏み絵ではない「普通の世の中」に早くなってくれると良いのですが....。
コメントありがとうございました!
by たいせい (2007-07-05 10:19)