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『ドーンと錦の花が咲く』で笑い泣き/劇屋いっぷく堂 [その他]

劇屋いっぷく堂第10回公演『ドーンと錦の花が咲く』を観にいった。

初めて演劇を観て笑いながら泣いてしもた…はは(恥)
一応、声を出さないように呼吸も乱さないように誰にもバレないようにつつーっとね。
隣では嫁さんがボロボロ涙を流していて下まぶたがポコっと腫れていておかしかった。
いやでもわかるよ、いい話だったもんなぁ。

嫁さんのいとこK君が以前所属していた劇団は抽象的な世界や人物を描いていて
ストーリー自体の意味は一回観ただけではよくわからなかった(僕はね)。学生の時
友達(元バンドのベーシスト)の演劇を何回か観させてもらったけど、それも現実の世界
とはかけ離れた設定で面白いんだけど抽象的で難しく、演じている本人も「実はオレも
よくわかんねーんだよあははは」と言っていた。それはマズいだろそれは。

しかし今回の『ドーンと錦の花が咲く』はある頑固な花火職人とそんな彼を取り巻く温かい
人々による、笑いあり涙ありのコテコテ人情劇。いいよいいよーこんなん観たかったんよー。
各登場人物のキャラクターも個性豊かだしホント魅力的。で、役者さん達の演技も危なげなく
安心して観ていられた(これ大事)。K君の役は”ライバル花火師に就くアホ弟子”…ってこれ
正確に表現できてるかな(笑)。彼は劇中いたるところでボケを炸裂させどっかんどっかん
笑いをとっていた。知的でかっちょいい外見とそのアホキャラのギャップもインパクトあったし
おいしい役で本当によかったね~(師匠の的確なツッコミも効いた!)。

舞台には円柱みたいな物が何個かちょこんと置いてあるだけ、それを”花火師の仕事場”や
”飲み屋のカウンター”、”飲み屋のテーブル”などに見立てその場面場面でうまく利用されて
いた。一見なにげなく置いてあるようで計算尽くされていたのだ。すっごいね。こういった舞台
設定や人物の動きとか細かい演技(例えばスポットが全くあたってない人達)は演出家の
腕の見せどころなんだろうなぁ。

うーむ。これだけのモノを作り上げるのにどれだけの時間やエネルギーを費やしたのだろう。
稽古風景とか見学させてもらいたい。なんか演劇に興味出てきちゃった(←単純)。
朝早く起きて大塚まで観に行った甲斐があったよ。劇屋いっぷく堂さんありがとう!
次回いっぷく堂公演は11月、新宿ですね。予定開けとかなきゃ。

なお、K君は違う劇団もかけもちしていて8月に『永遠の王国』というミュージカルを船橋で
やるのだそうな。しかも入場無料。って無料でどうして成り立つの?まぁいいけど。
今度はミュージカルですか、K君も忙しいなぁ。。。
絶対観に行くよーん!


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