立浪和義／中日ドラゴンズ [スポーツ]
ヤクルトスワローズの古田敦也選手は24日の広島戦で、プロ野球32人目の2000本安打を達成した。捕手としては2901安打の野村克也氏（南海→ロッテ→西武）以来2人目、大卒社会人の出身者としては初めての快挙だった。
日本のプロ野球人気低迷が叫ばれる中、古田の大記録達成は世間の注目を浴びた。
のびた君、ID野球、オリンピック、選手会長、球界再編…。常に日本野球界の中心で
活躍していた彼を今更紹介するまでもない。2000本安打記録達成は球団やスポーツ
の垣根を越えて、多くの人が賞賛の声をあげた。
そしてこのニュースは僕にとっても非常に嬉しいのである！
なぜなら2000本安打の話題になると必ず”歴代記録達成者”なるデータが
インターネットや新聞で掲載されるから。うん。ちょっと書き出してみようか。
しかしここで安易にコピー＆ペーストはしない。自ら指を動かし一文字一文字
キーを打ち込むことで偉大な打者達に敬意を表したい（←あほ）。
通算2000本安打以上の打者
順位、氏名（最終球団）、通算案打数、到達試合数
１．張本 勲（ロ）、3085、1733
２．野村克也（西）、2901、1983
３．王 貞治（巨）、2786、2019
４．門田博光（ダ）、2566、1989
５．衣笠祥雄（広）、2543、2106
５．福本 豊（急）、2543、1790
７．長嶋茂雄（巨）、2471、1708
８．土井正博（西）、2452、1956
９．落合博満（日）、2371、1849
10．川上哲治（巨）、2351、1646
11．山本浩二（広）2339、1944
12．榎本喜八（鉄）2314、1830
13．高木守道（中）2274、1998
14．山内一弘（広）2271、1922
15．立浪和義（中）2239、1874 ※
16．大杉勝男（ヤ）2228、1997
17．大島康徳（日）2204、2290
18．若松 勉（ヤ）2173、1757
19．広瀬叔功（南）2157、1896
19．秋山幸二（ダ）2157、2000
21．松原 誠（巨）2095、2055
22．山崎裕之（西）2081、2140
23．藤田 平（神）2064、1875
24．谷沢健一（中）2062、1835
25．江藤慎一（ロ）2057、2006
25．有藤道世（ロ）2057、1944
27．加藤英司（南）2055、1939
28．新井宏昌（近）2038、2027
29．清原和博（巨）2024、2141 ※
30．柴田 勲（巨）2018、2143
31．駒田徳広（横）2006、2055
32．古田敦也（ヤ）2000、1884 ※
〔※は現役。鉄は西鉄、急は阪急、南は南海。2005年4月24日現在〕
見よ、このそうそうたる顔ぶれを―――
これ見てるだけでメシ何杯でも食えちゃうのは僕だけではあるまい。
中でも最も注目してしまうのは、そう、”立浪和義”その人である。
僕は小学校時代からの中日ドラゴンズファンだ。
別に名古屋に住んでいたとかではなく、家にたまたま「ヤングドラゴンズ」なる
雑誌が置いてあって、それをパラパラと見ているうちに好きになってしまった。
今でも安打製造機といえばイチローでも篠塚でも張本でもなく田尾安志だし、
長距離打者は松井でも清原でもなく谷沢健一、大島康徳。外国人助っ人は
バースでもクロマティでもなく、ケン・モッカあるいはゲーリー・レーシッチ。
豪速球投手といえば松坂でも野茂でもなく小松辰雄。口を開けて野球をしたり
頭でフライを受けるのは宇野勝なのである。てか宇野しかいない。
立浪は87年PL学園で史上4校目の春夏連覇を達成し、ドラフト１位で中日
ドラゴンズに入団。１年目から遊撃のポジションを獲得し110試合に出場した。
なんと僕が小学生の頃入団してから今までずっとプレーし続けているのである。
１年目のオールスターデビューの時はテレビにかじりついて観たものだ。
まわりよりずっと小さくて華奢な立浪は初打席でいとも簡単にヒットを放った。
解説者は「すごい！こういう選手っているんだよな～」とルーキーを褒めた。
僕は自分が褒められたかのような錯覚を起こし興奮してしまった。
その後も中日を応援してきたのだが立浪はいつでもその小さな体で
ファンを魅了した。そしていつしかチームを引っ張るキャプテンとなりベテランと
呼ばれるようになっていた。ＦＡを行使することもなくずっとドラゴンズの一員として。
僕はずっとその成長を見続けてきたのだ…。
再び2000本安打以上の打者に戻る。
伝説のプレイヤーがずらりと並ぶ中15位に堂々と”立浪和義”の名がある。
しかもまだ現役。これからも安打数を伸ばし続けるであろう。
一試合でも多く出場しまた楽しませてもらいたい。
今年は広島の野村謙二郎、日本ハムの田中幸雄が2000本安打に王手。
記録達成の際にはまたこのテキストを書いてしまいそうだ（笑）
”動物的勘”といわれた長嶋の1708試合！
”打撃の神様”といわれた川上の次ではあるが
”記録の王”を”記憶の長嶋”が上回っているのが
嬉しいねぇ・・・
by プロ野球はもう観ない (2005-04-26 22:08)
そうそう、僕にとって「栄光の背番号３」とは
もちろん立浪のコトです。
by kasokage (2005-04-26 22:25)