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ラベンダー畑を夢見て [ガーデニング]

 未だシンボルツリーも決まらないかっぱ亭ですが、実現可能かどうかを度外視すれば、いくつか庭に対する夢は持っています。

1.ラベンダー畑
 富田ファームで見たラベンダー畑は圧巻でした。庭一面がラベンダーの淡い紫色で染まったら壮観です。ただし、北海道で栽培されているラベンダーは高温多湿に弱く、梅雨と夏を乗り切るのは容易ではないそうです。

2.バラ
 刺はあるし、栽培は難しいのですが、華麗な花の美しさと心地よい香りはそれを補って余りあります。虫がつくため防除が必要なので、栽培するとしたらそれなりの覚悟が要ります。

3.サクランボ
 言うまでもなく、宝石のような果実は魅力満点です。ただし、庭にサクラを植えるのは良くないと聞きます。根拠は、大木になり家が日陰になったり落ち葉で樋が詰まる、枯れやすくシロアリを呼び込む、アメリカシロヒトリやイラガなど害虫が付く、などなど・・・。植えたとしても暖地桜桃を除けば、収穫に至るのは難しそうです。前に住んでいた団地の花壇に、暖地桜桃が植えられていましたが、実は全てトリに食べられていました。また根張りが強く、周りの花壇に太い根をどんどん伸ばしていました。地植えにすると菜園にも影響を及ぼしそう。



 なんとも、難しいものばかりです。

 やっぱり害虫を呼ぶ植物はやだなぁ。 ( ̄△ ̄;)

 この中で害虫を呼ばないのはラベンダーだけでしょうか。かっぱガーデンでは芝生と菜園で庭の殆どの面積を占めていますので一面ラベンダーというのは無理ですが、フェンス際の1・2列くらいなら場所は取れそうです。

 実は以前にもラベンダーを少し栽培したことがあります。一つは富田ファームに行ったときに買った種から育てたもの。これはひょろひょろ柔らかく頼りない品種でした。もう一つはたんばらラベンダーパークに行ったときおみやげに買った苗を植えたもので、1シーズン後には結構大きな株になり、花を咲かせました。
 結局どちらも猛暑と呼ばれた年の夏を越せず、枯れてしまいましたが・・・

 調べてみると、ラベンダーには品種系列が幾つかあるようです。近くのホームセンターではコモン系とラバンディン系が売られていました。
 コモン系は北海道などで栽培されている品種で、イングリッシュラベンダーとも呼ばれており、かっぱが栽培していたのもこの系列。耐寒性には優れていますが、高温多湿には弱いです。
 ラバンディン系はコモン系とスパイク系と呼ばれる品種の交配種で、耐暑性・耐寒性に優れた栽培しやすい系統です。香料の原料を取る目的で開発されている品種が多いため、大株になります。近所のホームセンターでも「グロッソ」という代表的な品種を売っていました。かっぱ亭のお隣さんはこの系列を1株栽培されていますが、谷地坊主のように丸々と成長しています。
 両者を比較すると、栽培し易さから言えば間違いなくラバンディン系ですが、問題は大きくなりすぎること。3年で樹高が80cm程になるとのことで、ちょっとした植木並です。これが茶畑のようにぽこぽこ庭に並ぶのはいかがなものか・・・

 かっぱ達としては、ラベンダーのちょっと儚いところもいいなと思っているので、難しいのを承知でコモン系にチャレンジすることにしました。上手く育たないようなら、そこでラバンディン系を検討します。
 とは言うものの、今のところフェンス際には、ヘタレキュウリの離脱によって減ったとは言え3体が残存するキュウリ部隊、母の日を終えて用済みとなった元鉢植えのカーネーション隊などが配備されており、十分な場所が空いていません。そこで今年は苗作りに専念し、ラベンダー隊の配備は秋以降の予定としました。



 折りも折り、スーパーで買い物をしていたかっぱの目に飛び込んできたのは、売れ残った鉢植えのラベンダー。恐らく花盛りであった母の日からかなり経っていることもあって、完全に峠を越しています。若かりし頃は美貌で男達を手玉にとるも、理想の相手には巡り会えず、そうこうしているうちに婚期を逸してしまった華麗な一族の末裔。しかしまだその美しさの片鱗は残しています。早速かっぱ隊にスカウトです。
0805ラベンダー鉢.jpg

 ラベンダーは発芽率が低い上、蒔いてから発芽までの期間が長く、バラツキもあるので種から育てるのは難しい品種です。その反面挿し芽で容易に増やすことができます。スカウトしたラベンダーは挿し芽用の親株として利用しますので、花が終わった株でも問題はありません。

 咲き終わった花は全て切り取ります(量は少ないですが乾燥させてポプリなどに使います)。
 次に元気そうな茎を挿し芽用に切り取り、切り取った茎を、挿し芽用に用意した苗床に挿します。
0805ラベンダー挿し芽.jpg

 こうして綾波レイ培養作戦は発動しました。後は乾燥させないように、明るい日陰に置いて1箇月程待つだけ(のハズ)です。

 親株は地植えにして基地の守りに就いてもらいました。まだ挿し芽がたくさん取れそうですが、どうしようかしら・・・
080610ラベンダー親株.jpg

p.s.
 昨日のニラ芝の記事の補足です。
 ここ1箇月程の芝の状態を見る限り、ソッドを張った後、芝が根付くかどうかの最も重要な管理要素は、多くの方からご指摘があったとおり「水」だったと思います。かっぱ亭では南側の陽当たりが良い部分より、西側の半日しか陽が当たらない部分の方が成長が早かったです。これは西面の方が乾燥しにくかったためと思われます。
 水やりについても、最初は「芝を育てるには水はけが良くなければ」と思い、週末のみの散水に留めましたが、旱天が続くとソッドの一部が干からびた感じになりました。その後雨天の日が多くなってじめじめした状態が続いたのですが、庭に湛水する程ではなかったので、芝の定着には却って良かったようです。
 これからセントオーガスチングラスを張られる方には、こまめな散水を続けることをお勧めします。

080609芝生現況.jpg

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ぷ~太郎

こんにちは。
富田ファーム、僕も行きました。
あの広い花畑は圧巻ですよね~ 
それを我が庭でやるんですか。。。スゴイ。

家の場合シンボルツリーは一応。。。シマトネリコ。
流行ですからねぇ~ あの株立ちのスッとした感じが好きなので植えましたが、まだまだ小さい(2m)ので2年位しないと存在感薄いですね。

以前言っておられた植裁の選ぶ基準ですが、ウチの場合は玄関(門)横のヒイラギ南天とそのブロック塀越しの洋カナメは中古住宅購入時に最初から植えてありました。
一応入り口には南天(難を転ずる)とかヒイラギ(魔よけ)は定番みたいです。
あと紅葉を実家から貰って鉢植え。
衝動買いのエゴの木の鉢植え。
ま~考えてないですね。(笑)

芝も伸びてきたので僕も芝刈り機が欲しくなってるトコロです。
by ぷ~太郎 (2008-06-09 20:25) 

kappa

ぷ~太郎さん、植栽基準の書き込みありがとうございます。

狭い庭ですし、植えられる範囲も限られていますので、富田ファームの様には行かず、とりあえずはフェンス沿いに1列植えられれば良いな~と考えている程度です。

ヒイラギと南天は妻の実家にも植えてありましたが、意味が分かりました。シマトネリコは確かに植えてみたい樹の一つです。余り大きくならないでしょうし。

芝刈り機、ニラ芝の場合は強力なのが必要かも知れず、機種選定に迷いますね。
 
by kappa (2008-06-09 22:23) 

mugitea

ラベンダー畑、良さそうですね~。
ラベンダーの栽培って難しいのですね。
kappaさん宅のラベンダー、楽しみにしています。

芝、市松模様にきれいに植わりましたね~^^
by mugitea (2008-06-10 10:32) 

たいせい

 うちのシンボルツリーは、子供が生まれる度に植えて今は三本になっている桜です。
 毛虫は確かに出ますが、やはり春の圧倒的な花は何もpのにも変えがたく思います。
(手入れはほとんどせずともそこそこ収穫できる果樹としては、うちではハッサクを植えています。)

PS.
 ラベンダーの結果報告楽しみにしています。
by たいせい (2008-06-10 11:17) 

kappa

mugiteaさん、

コモン系のラベンダーは元々寒くて乾燥した地方の植物らしく、高温多湿の日本の夏には合わないそうです。前に枯らしてしまったこともあり、余り自信はないのです。

ニラ芝には気を揉みましたが、漸く根付いてくれたようです。あとは一日も早く市松模様が一面緑になって欲しいところです。

nice!ありがとうございました。
 
by kappa (2008-06-10 21:08) 

kappa

たいせいさん、

お子様の誕生記念の三本桜、素晴らしいです。
大切なのはその樹に対する思いなのですね。

ラベンダーの方は順調に行っても来年花を見る事ができるかどうか・・・
気長にやっていきたいと思います。

nice!ありがとうございました。
 
by kappa (2008-06-10 21:41) 

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