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Maya goes solo☆28 May 2007 Evening [舞台全般]

もう先週の月曜日になってしまいましたが、
ウィーン版エリザベートで来日していたMaya Hakvoort
(マヤ・ハクフォート)さんのライブに行ってきました。

ブールーノート大阪での大人のライブ。
ボルドーの赤が似合う、そんな極上の時間。
とっても素敵でした。^^

★2007.05.28 Evening C列センター Blue Note Osaka

Maya Hakvoort
ナビゲーター:稔 幸、ピアノ:Aaron Wonesch

私のとってのエリザベートはずっとPiaさんでした。
舞台を観たこともないのにCDから溢れてくる歌声に魅了された。
トートはUwe。彼もいいのよねえ。

いつか、ウィーンでエリザベートを観たいと思ったくらい。
そのエリザベートが来日!と聞いた時はとっても嬉しかった。
PiaさんとUweではないんだけど、楽しみで、楽しみで。

それが、この春のウィーン版エリザベート。素晴らしかった!
やっぱり生はいいというか、マヤさんとマテさんが大迫力でした。
他のキャストやアンサンブルさん達のレベルも高くて。
歌は当然だけど、踊りや静の動きに感動して見入ってました。
(あの頃、体調不良で感想が書けなかっのが残念!)

そのマヤさんのソロ・コンサート。

なんて書いたらいいのか。
私にとってのエリザベートは今でもPiaさんなのですが、
でも、エリザベート役を離れたところで、
マヤさんというシンガーにがつんとやられた感じ。
もちろん、いい意味でね。^^

ご自身のライブ・アルバムCD「Maya goes solo」を中心に、
エリザベートからも2曲。どれも素敵でした。

♪As If We Never Said Goodbye ~Sunset Boulevard~
♪Don't Rain On My Parade ~Funny Girl~
♪Farbenspiel des Winds ~Pocahontas~
♪Makin' Whoopi ~The Fabulous Baker Boys~
♪Better Days
♪Jazz mad
♪Bossa Nova-Medley:Dindi/Aqua de bebe/One Note Samba/Waters of March
♪Gold von den Sternen ~Mozart!~
♪Sweetlife

~ Intermission ~

♪Our Time  ~Merrily We Roll Along~
♪Bring on the men ~Jekyll & Hyde」より~(英語バージョン)
♪Stars And The Moon ~Song For A New World~
♪Wives And Lovers
♪Papa, Can You Here Me ? ~Yentl~
♪Take my breath away

♪Boote in der Nacht(夜のボート) ~Elisabeth~ with 稔幸(日本語)
♪Ich gehor nur mir(私だけに) ~Elisabeth~

♪I Got The Sun In The Morning/Blue Skies (「Annie Get Your Gun」より)
♪Defying Gravity (「Wicked」より)

en.
♪Seasons Of Love ~Rent~
♪Here's To Life 

マヤさんは、さすが、ミュージカル・スターですね。
ただ歌うだけではなく、表情や動きがしなやかで美しい。
舞台に立っているだけで感じさせるものがある。

舞台の上には下手寄りにグランドピアノ、
上手にソファ、その間にも机か椅子があったと思う。
その中で、それぞれの歌の世界を繰り広げていく。
しかも一瞬で、その場の空気を変えてしまう。
それは彼女の歌があればこそ!どの曲にも余裕がある。
実は最初はちょっと声の調子が気になったんですが、
歌えば歌うほどに声が澄んで迫力を増していく気がした。
お昼公演もあったというのに疲れなんて全く感じさせず、
後半になればなるほど素晴らしくなっていくの。
そんなところにも感動しちゃった。さすがプロやわ~!

ソロ・アルバムはライブ盤にしては音がいいのね。
でも、それ以上に、実際に生で聴く方が数倍魅惑的だった。
実は、「Maya goes solo」は予習用に買ったものの、
知らない曲が多くて、私にはあまり馴染まなかったの。
それが、このライブが終わった後に聴いてみたら、
まるで違うもののように生き生きと聴こえてきました。

音響がこれまた素晴らしくて。ダーリンも感動してました。
どこに座っててもほぼ同じように聴こえるんじゃないかと。
さすがブルーノートですね。あの空間で聴けたのが嬉しい。
もちろん、ダーリンもマヤさんの歌にまっしぐら!!
わくわくした嬉しそうな顔してたもの。拍手も大きいの。
また機会があれば是非行きたいよね。^^

そして、マヤさんは客席にも凄く気を配ってくれる。
それもごく自然に。お友達がそのことに感動していたくらい。
時には正面、時には真横に向いて上手や下手、
それぞれの方向をきちんと見詰めながら歌ってくれる。
前方のお席の方はドキドキだったんじゃないかしら。
私は少し離れてるのに、それでも何度も目が合った。
(勝手な思い込み~)

お客さんをいじったりするのもとっても上手ですね。
♪Bring on the men♪の時は客席に下りて、
おじさま達で遊びまくり~。禿げ頭にキスしたことも!
頭に口紅がついちゃったわ!なんて笑ってました。^^
思っていた以上に、おじさまのファンが多くて。
最前列でお花を渡されてた方もいてはりましたよ~。
終演後のCDサイン会の長蛇の列にも、
サラリーマン姿のおじさま達がたくさん並ばれてて、
「I love you!」なんて仰ってた方もいらしたとか。
びっくりだけど、いいね。やるやん!おじさまーず!!

お席はお友達が私とダーリンの分まで予約してくれたの。
これがもう私達的にはサイコー!のお席でした。
舞台正面上手寄りのちょっと高くなったカウンターのサービス席。
舞台まで遮るものが何もなく、スコーンときれいに見える。
しかも、普通に座ってれば正面が舞台という位置。
フロアのテーブル席だと体を斜めにして見ることになるけど、
このお席だと楽ですね。舞台全体も見渡せる。

sちゃん、本当にありがとうね♪

歌はどれもよかったんですが、やっぱり、ドイツ語の歌がいい。
♪Gold von den Sternen♪(星から降る金)は感動もの!
この曲が終わった瞬間の拍手がめっちゃめちゃ気持ちよかった。
思わず、立ち上がりそうになりましたよ。立てばよかったなあ。
会場全体が熱気に溢れていました。

エリザベートはもちろんのこと、涙ぐんでしまった曲もある。
書き出したらきりがないんだけど、♪Seasons Of Love♪よかったわ。
ダーリンも「Rent」を観に行けばよかったと言ってた。それくらいよかった。

さて、ナビゲーター役の稔幸さん。愛称はのるさん?
宝塚の方はよくわかってないんですけど、男役さんって感じで、
立ち姿がカッコイイ。でも、可愛らしくて素敵な方でした。

コンサート全体のシナリオがあって、のるさんがナレーション。
時には、マヤさんのお喋りを通訳する風の時もありました。
(打ち合わせ済みなのかもしれませんが・・・)
お二人のやり取りに仲の良い雰囲気が伝わってきてよかったです。
通訳の方を間に挟むよりスムーズで流れがよかった。
ナレーションのおかげで、それぞれの歌に物語性が感じられて、
そういう点でもよかったです。

エリザベトーからの2曲はのるさんからのリクエストだとか。
(本当のところはわからないけど、でも、言ってくれたっぽい)
さすがに日本のファンの気持ちをよくわかってくれてるわ。
のるさん、本当にありがとうございます。^^
またエリザベートが聞けて、本当に嬉しかった。

しかし、マヤさんたら!
♪夜のボート♪でのるさんと向い合った途端に、
笑いのツボに入っちゃったみたいで、笑いが止まらなくて。
なかなか歌に入れなかった。客席も大爆笑!!
女性相手に歌うのは不思議な感覚なんでしょうねえ。
のるさんの方が小柄だしね。マヤさんはさすがに大きい。
もちろん、歌い始めたら真剣なので、引き込まれていきます。
正直、ドイツ語と日本語が混ざるのは微妙なんだけど、
私が観たことのあるタカラヅカ版とウィーン版の組み合わせで
聴くことができたのはおもしろかった。(東宝版は観てないの)
「私だけに」もよかったよー。間近で聴けて感動ものでした。

ピアノのAaronはCDに収録されている方と同じなので、
息がぴったりでした。何度かジョイントされているんでしょうね。
力強いタッチで、マヤさんの歌に負けるでもなく、
だからといって邪魔するわけでもなく、よかったです。
♪Jazz mad♪ではマヤさんがAaronに絡んだり、
それ以外でも目配せしたりなど言葉のない会話がありますが、
こういう時、外国の方って雰囲気ありますよねえ。素敵!

ジャズやボサノバはもちろんのこと、
普段はオケ演奏で聴いているミュージカル・ナンバーを
ピアノ伴奏だけで、というのもいいものだと思いました。
他の音に邪魔されることなく、マヤさんの歌声を堪能できた。
ブルーノートの空間にもとてもよく合っていました。

いろんなお喋りも楽しかったんですが、書ききれない。
オランダ出身の彼女が、ウィーンに出た時のこととかね。
入国管理局(多分)の審査では厳しい様子に緊張したそうですが、
幸いにも、エリサベート役をするためだとわかると、
管理官のおじさまが凄く好意的になり、スムーズに進んだとか。
でも、きっと、それ以外にもいろんな苦労もしてされてるよね。

1部の時に、マヤさんて結婚してるのかな?と、
漠然と考えてたんですが、2部トークで9年前に結婚して、
幼い息子さんもいらっしゃることがわかりました。
早く帰りたいと仰ってた時のお顔はママでしたね。^^

結婚もして、お子さんもいらして、自分の夢も実現してる。
でも、そのためには努力も惜しまなかったと思うし、
勇気も必要だったと思う。とても素敵で、憧れの女性です。
そんな彼女の人生が溢れてくるようなコンサートでした。
本当にありがとうございました。

また是非とも来日してくださいね。
その時はまた駆けつけます。^^


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コメント 4

sue

本当にステキなステージしたよね!
あらためておもいだしちゃいましたよぅ。^^
ブルーノートでマヤさんが聞けるなんて、ほんとうに
ステキな機会に恵まれました。
おじ様がいじられてた場面、思い出しちゃった(笑)
いじられたおじ様はすばらしい思い出になったハズ!いいなー

もう一度、ドイツ語の星から降る金生で聴きたいです~。
by sue (2007-06-09 10:05) 

kanon

sueちゃん、こんにちは!
途中でUPしたままでごめんね。読んでくれて、ありがとう。
いやー、本当に素敵でした。ご一緒できて、嬉しいです。
あの夜は終わった後もわくわくしたままで、ともかく楽しかった。^^
ブルーノートという空間もぴったりだったよね。雰囲気ばっちり♪
ドイツ語で作られた曲はやっぱりドイツ語の響きが合うね。
マヤさん自身もドイツ語で歌う時の方が、より素晴らしかった。
ドイツ語の星から降る金。よかったよねえ。また聴きたい!
ウィーン版モーツァルト!で来日してくれないかしら!
by kanon (2007-06-10 17:43) 

タヌ

こんばんは~
前々からブルーノートデビューしてみたいと思ってました。
それがマヤさんのライブなんて、
ほんと、うっとりな夜でしょうね~~~(><)
はあ~、読んでて素敵な夜が頭の中でイメージできました。
マヤさんのBring on the menとか、すっごい素敵でしょうねえ・・・
星から降る金なんて・・・・・多分聞いただけで酔っ払うこと請け合いです!
by タヌ (2007-06-10 22:56) 

kanon

★タヌちゃん、こんにちはー!
名古屋にもブルーノートあるよね。
いいライブがあれば是非是非。

マヤさんのコンサートはともかく素敵でした。
ブルーノートに似合う大人なライブで。
ほんと、うっとりな夜でしたよ~~♪
「星から降る金」はともかくサイコーでした。^^
そういや、ジキルとハイドを観たばかりよね。
私は観たことないんだけど、歌いいね。

★魔女さん、nice!ありがとう。^^
by kanon (2007-06-11 18:01) 

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