SSブログ

レ・ミゼラブル☆1月15日大阪楽②山口祐一郎、今拓哉 [舞台全般]

※ネタバレや感想を含みますので、今から観られる方はご注意くださいね。
それと、あくまで私の感じたままの感想になります。今回はかなり偏ってるかも~!

ともかく長くなりそうなので、お好きな方だけどうぞ!

「レ・ミゼラブル」はの舞台は全体的にトーンが暗いというか、
ヨーロッパのお邸やホテルなどによく飾ってあるような、
背景が黒の肖像画や宗教画を次々と見ているような感じです。
(↑ 私の勝手なイメージね~)

私は原作を最後まで読んではいません。
おそらく、子供の頃に短い児童書を読んだだけだと思う。
それさえもうろ覚え。(^^;)

しかも、この時代の歴史的背景を全くわからずに観ていたので、
革命があんな風に終わってしまうことも知りませんでした。
ある意味、勝手にわくわくして観てたわけですが、 ← アホやわ~
終わってみたら、あまりにもあっけなかった。
若者が死に急ぐのは好きではないので、凄く哀しくて辛くて、
憤りのようなものさえ感じてまうので、革命の後の拍手は・・・
私には理解できませんでした。ここは人それぞれのようですね。
私とダーリンは何度観ても拍手することはできなくて。
歴史的事実だから哀しい結末でも仕方ないんですけどね。

その後の街の女性達が出てくるシーン。嘆きよりも人生を諦めた彼女達に、
この時代の市民の過酷な暮らしが色濃く出ていて、無常さを更に感じてしまう。

一筋の希望の光も無いかのように思える時代。

この前後のファンテーヌの死や、ジャベールの自殺など、
これでもか!というくらいにとことん暗いんですよね~。

でも、そんな時代の中にも司教さまのような方がいてはったり、
そのおかげて自分の人生を取り戻したジャン・バルジャンがいる。
彼の人生は過酷で無常だけど、でも、司教さまに会ってからは、
心の中に温かいものが流れている。人を信じることの大切さと喜び。
たった一度、司教さまに助けられたことを生涯忘れることなく、
人を信じるということや愛すること、生きる強さを持ち続ける。

そこに多くの皆さんが共感されるのでしょうか・・・

いや、きっと、皆さんそれぞれなのでしょうね。
そして、私は何に惹かれているのか、
自分でもまだよくわかっていないのです。

でも、初めて山口バルジャンの「彼を帰して」を聴いた時、
いろんな想いを超えて、訳もわからず泣いている自分がいた。
そして、観る度に心に残る歌が増えていく。

いつもながら、歌って、音楽って、凄いな~と思う。

理屈とかそんなものは飛び超えて、するりと私の中に入ってくる。
そんな大好きな歌が聴きたくて、ただもうそれだけなのです。
観る度に次のチケットを買い足していったのは。

そして、初めて観たレミゼが山口バルジャンでよかった。(^^)
なぜだか、山口バルジャン以外ではあまり泣いてないんですよね。
他のバルジャンが悪いわけではなくて、私に合うんでしょうね。
私の心に優しく温かく響く歌声、それが山口バルジャンだった。
今井さんも観てみたいし、他のお二人もまたいつか観たいと思うけど、
でも、今はともかく山口さん!

レミゼを観たら思いっきり泣きたいのです。
なぜだかね。

そんなわけで、山口バルジャンの2006年大阪千秋楽。
行ってきましたよ~。そして、泣いてきました。

山口さんの調子に関しては前記事で書いたので、
今回は全体の感想というか、私の好きな歌のご紹介!
楽以外に観た他の役者さんのことも少し書くかも~。

【観劇日】2006年1月15日大阪千秋楽、1階22列下手サブセンター

モーツァルト!のように順を追って歌を憶えていません。
(かなり漠然と聴いているのかな?・・・汗)
同じメロディが何度も何度も出てきますよね。
細かくは違うのでしょうけども、好きな歌というか、
大好きなメロディ・ラインがあるって感じでしょうか。
それがいろんな方の声や、さまざまな歌詞で、
頭の中をぐるぐるしています。

そんな状態なので、思いつくままに・・・

一幕め、司教さまの歌の声を長く伸ばすのが好きです。
短い役だな~と思っていたら、アンサンブルの方だったんですね。
曲名を調べてて今気付きました。いや~、素晴らしい。
前半組の宮腰さんが好きでしたが、この日の上条さんもよかった!
この後の♪バルジャンの独白♪も大好き。

アンサンブルや山口さんの歌声の響きは2階席の方が好きですが、
でも、この日は楽だからか?皆さん迫力があった気がします。

特に、この日よかったのは今さん!
12月に初めて観た時の今ジャベールはいまひとつというか、
印象が薄かった。だから、この日も期待してなかったんですよね~。
一幕めが終って、今日は「今さんがなかなかいいかも?」なんて、
幕間に話してたんですが、いや、ほんまに失礼しました。
いいかも?どころか、二幕めはめっちゃよかったよ!!

あ、その前に・・・すみません。
私はジャベールが自殺したんだって最後までわかってなかったの。きゃー!
CDは聴いてなかったし、題名なんて見てなかったし~。 ← 言いわけ
楽のカテコで今さんが「セーヌ河に落ちるのは寒い・・・」と言わはって、
ようやく気付いたわけです。いやはや、お恥ずかしい~。 
じゃー、なんだと思ってたのかって?いや、その、あのですね、
苦悩の淵(彼の心の中にある闇)に落ちてもがいているのを表しているのかと・・・

でも、わけわかんないままでも迫力あったよ、今さん! ← 嬉しくない??

一幕目の♪星よ♪の方が好きなんですが、
この日は♪ジャベールの自殺♪の方がががーっと胸に迫ってきて圧倒された。
出だしの山口バルジャンとの対峙がまず迫力あってね。お二人ともです。
この時は山口さんの調子が戻ったかと思ったくらい、いや、今まで以上に、
声にも目にも気迫を感じました。それは今さんも同じ。お二人とも魂がこもってた。

シルビアさんのファンテーヌも大好き。温かくて厚みのある声。
病院でコゼットを思って歌う♪ファンテーヌの死♪には、
幼い我が子を思う母親の気持ちが伝わってきていつもぐっときちゃう。
そこに山口バルジャンの優しい歌声が加わって、ボロボロでした。
このお二人の声の組み合わせはとっても好きです~。

ところで、山口さんて子供が好きだよね~。
レミゼを観てて、なんだかそう思っちゃった。。
その山口バルジャンとリトル・コゼットとののシーン。

洋服を着せる山口バルジャンはちょっとアセアセしてて可愛い!
そして、その後のコゼットを抱いてクルクル回るシーンが私は大好き。
ジャンバルジャンの皆さんが、それぞれ違ってて、おもしろいですよね。
石井バルジャンは優しくてね~。ふんわり回してはるの。
山口バルジャンは思いっきり振り回してて楽しそうで、私もダーリンも大好き♪
M!でアマデを振り回すあっきーヴォルフを思い出しちゃう~。
なんだか似てるの!

うー、どんどん長くなってくよ~。つづきはあさってにします!


  突然ですが、サーバーが重たいし(涙)、長くなってきたので今夜はここまでにしますね~。
  中途半端で申しわけないけど、つづきはあさってです~。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。