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英国湖水地方とナショナル・トラスト [旅]

実は違うテーマで書くはずだったんですが、
書いているうちに横道にそれてまとまらなくなってきたので、
まずはUPした写真の話から始めようと思います。

英国の「THE NATIONAL TRUST」をご存知ですか?
簡単に言えば、近代社会の発展に伴い破壊される危機にさらされた美しい自然景観や建築物、
また歴史的な名所旧跡を保存することを目的として取得して保護する慈善団体です。

詳しくはこちらをどうぞ。 The National Trust Official On-line Website

    こういう案内板が出ています

       

保全しておきたい場所や建物を丸ごと所有してしまえば将来に渡って保護されるという、
考えてみれば凄くシンプルな発想。でも、そのためには莫大な寄付が必要だし、
維持管理も大変でしょう。それでも、ほとんどの場所がごく普通に公開されています。

今回ご紹介している「CASTLERRIGG STONE CIRCLE」もそのひとつ。
昨年の夏に訪れた湖水地方にあります。

英国のストーン・サークルは世界遺産にも登録されている「ストーンヘンジ」が有名で、
もちろん、こちらの方が規模も大きいし、確かに素晴らしいものがあります。
ただ、観光客が多くて、ゆっくりと神秘の世界に触れるというのがなかなか難しい。
それに比べて、ここは早朝に訪れると夏でも誰もいなかったりします。
ストーン・サークルの中にたった一人でただずむと不思議なパワーを感じる気がする。
ここは小高い丘の上なので、少し歩くと向こう側の山の麓まで見渡すことができて、
小さな村があるのが遠くに見えます。静かに時間が流れていきます・・・

  入り口はいたって簡単・・・               ※ただし、英国でよく見かけるこういう扉はきちんと閉めなくてはいけません。

  案内板の解説を拡大したもの・・・こんな風になっている  

  でも、空から撮影できないので横から撮るとこんな感じになっちゃう

英国は産業革命の先駆けであるとともに、それによる自然破壊の先駆けでもある。
でも、それを心配して、または反省して、こうして保護に努める人達がいる。
地球の未来のために少しでも何かしようとする姿勢は素晴らしいと思います。

ちなみに、ピーター・ラビットの著者として有名なビアトリクス・ポターも
ナショナル・トラスト運動に熱心に参加しています。
これにより、湖水地方の自然の多くが今でも保たれています。

Peter Rabbit World of Peter Rabbit

さて、もともとの本題は4枚目の写真の左のおっちゃまなのです。
全然違う話になっちゃったんですが・・・とりあえず明日につづくっ!


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ichiro

ロンドンは2度程いったことありますが、ストーンヘンジはいままで行ったことないんです。。行きたいなあ。。
しかし、イギリスとは思えない天気の良さですね。。
by ichiro (2005-04-30 23:36) 

kanon

ichiroさん、nice!とコメントありがとうござます。
英国に行く時はお天気は期待しないようにしているんですが、
ラッキーなことに案外よかったりすることが多いんです。^^
by kanon (2005-05-01 00:55) 

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