佐賀市 『北島』 丸芳露(まるぼうろ) [スイーツ☆]
佐賀県と言えばこのお菓子、このお菓子と言えば佐賀県、というお菓子がございます。それが「丸ぼうろ」。佐賀県にはお菓子屋さんが多く、どのお店にもこの「丸ぼうろ」があり、いずれもその店独自の味わいがあります。中でも有名なのが、『北島』の『丸芳露(まるぼうろ)』。
佐賀県は、お菓子の消費量が全国ナンバー1。そして、グリコと森永製菓という、日本を代表する製菓会社の創業者を輩出したという、実は知る人ぞ知る事実があります。これには佐賀藩36万石が積み重ねてきた歴史が背景にあります。
江戸時代、海外との唯一の窓口であった長崎に通じる「長崎街道」。小倉~長崎間を横断していたこの道は、現在は国道3号線、34号線、200号線によって受け継がれています。スペイン・ポルトガル・中国から渡ってきた「砂糖」や「南蛮菓子」は、全てこの街道を通して全国に広まってゆきました。
特に、佐賀藩内には13もの宿場が設けられていました。また、藩主・鍋島家が幕府より任ぜられて長崎の警固役を勤めていたこともあり、当時貴重だった砂糖も容易に入手することができたのだそうです。こうして佐賀には、名物菓子がたくさん生まれたのだとか。現在、佐賀県内を走る旧長崎街道には「シュガーロード」という名前がつけられ、その歴史を伝えています。
そのような歴史を持つ中で、「丸ぼうろ」は今から約300年ほど前に、ポルトガルから伝わったとされています。南蛮貿易の盛んな時代、ポルトガル人船員たちの保存食だったそうです。その製造法が当時佐賀藩の御用達御菓子司であった横尾氏に伝授され、日本人の口に合わせた甘みと味わいをもった「丸ぼうろ」が誕生しました。「ぼうろ」は、ポルトガルで「お菓子」を意味する「ボーロ」から来ているのでしょうね。
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さてさて、大変前置きが長くなりましたが(いつものことですからお気になさらず)、「北島」の丸芳露。以前の佐賀出張で職場の同僚くんが「お土産に買って来て」と言ってきたにもかかわらず、やむをえない理由で別のお土産を買って帰ったところ、「何でやねん、丸芳露が食べたかってん」とかなり長いことぐずられたので(笑)、今回はしっかりと「丸芳露」を購入。黄門様の印籠のごとく差し出してやりました(笑)。
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丸ぼうろ、食べたことないです。おいしそうですね。
しかも、グリコも森永も、佐賀県から始まったのか!
がばいばあちゃんもいたし、佐賀県、侮れませんねぇ。
by ラブ (2007-05-30 14:50)
ラブさま
佐賀県、がばいです。知れば知るほど、がばいです(笑)。
今や日本のお菓子業界の双璧が佐賀から始まったなんて、
本当に侮れません、佐賀県。
by ★とろりん★ (2007-05-30 17:27)