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東京メトロ発足1周年記念特別企画 ベスト・オブ・モーツァルト! [クラシック]

◆◆ 東京メトロ発足1周年記念特別企画 ベスト・オブ・モーツァルト! ◆◆

2005年2月28日(月)19:00開演 紀尾井ホール http://www.kioi-hall.or.jp/

指 揮:小泉 和裕     ゲスト: 中村 紘子(ピアノ)
演 奏:東京都交響楽団  司 会:朝岡 聡

曲目:歌劇『フィガロの結婚』序曲
    ピアノ協奏曲第20番 二短調 K.466
    交響曲第41番 ハ長調 『ジュピター』 K.551
    (アンコール) ディベルティメント ニ長調 K.136 第一楽章

***

東京の交通網の重要ライン、営団地下鉄が「東京メトロ」という
小洒落た名称も新たに民営化されたのが、昨年の春。
今回は1周年を記念したクラシックコンサートが開催されるということで、
見事に抽選をくぐり抜け、聴いてまいりました。

このコンサートの案内は、東京メトロの車両広告やメトロ関係の雑誌・チラシなどで紹介され、
ハガキによる応募から抽選で800名をご招待、という形式だったんですね。

そして招待数800に対して、応募総数はなんと10万通!!競争率125倍!
いかに東京メトロが東京近郊の人々にとって身近な交通ラインかと言うことを
如実に表していますね。

会場の紀尾井ホールは初潜入だったのですが、とても素敵なホールでした。
収容人数もちょうど良い広さ、大きさ。何より天井が高くて、贅沢な設計です。
どんな感じのホールかは、上記のURLにてご覧下さいね。

私がいただいたお席は、舞台下手の端。席番だけ見たときは「え~、真横かぁ」
と、ちょっと思ってしまったのですが、行ってみると、そのエリアは正面エリアより
一段高くなった位置にあり、予想以上に舞台・客席全体がよく見渡せるお席。
歌舞伎座で言うところの桟敷席のような造りでした。
「おほほほ、ワタクシ、ちょっとブルジョワ~?」と、一瞬にして態度豹変(笑)。

東京メトロはとてもお金持ちのようで、ご招待に加えて、色々な記念グッズをいただき♪
①記念メトロカード ②地下鉄車両チョロQ ③万歩計 ④シャープペンシル ⑤手ぬぐい 等。

写真は右から時計回りに、チョロQ(ちなみに有楽町線車両)、メトロカード、万歩計です。
こんなに記念グッズをもらったのは、数年前に行ったディズニー映画の試写会以来。
やるな、東京メトロ。しかし手ぬぐい、何に使えば良いのかしら…。のれん作っちゃう?

***

ここまで、演奏について全く語っていないことで、薄々気づき始めた方も
いらっしゃるかと思うのですが…。

実は★とろりん★、クラシック音楽に関しては全くの初心者なのです。
昨年も何度かコンサートに行ったのですが、(しかもサントリーホールとか東京芸術劇場とか)
「うわぁ、凄いな~、皆さん巧いな~」くらいの、貧相な感想しか浮かばず…。

今回はクラシック通の友人と一緒に行ってみたのですが、
「ねぇねぇ、『ジュピター』ってさ、平原綾香が歌ってる曲でしょ?」
と、無知っぷり炸裂の質問をしてしまった私は、友人に思いっきり他人の振りをされてしまい、
終演後に「あれはホルストでしょ」と、こっぴどく叱られる始末…。
とほほ…。だって、本当によく知らないんだもん…(恥)。
(注:平原綾香が歌詞をつけて歌うのは、ホルストの『組曲 惑星』から『木星』です)

***

今回の曲目は、題名とか知らなくても、テレビのCMなどで「あ、聴いたことある…」
というような選曲だったので、幅広い世代の方に楽しめるコンサートだったと思います。

司会の朝岡さんは学生時代からクラシック音楽に造詣が深く、都響主催の音楽鑑賞会でも
ナビゲーターを務めていらっしゃるそうで、曲目も楽しく分かりやすくご紹介くださいました。

ゲストのピアニスト、中村紘子さんは、「え?これだけ?」という出演時間の短さが
気になりましたが(苦笑)、さすがに演奏は的確で、際だつような凛とした音色が印象的でした。

***

クラシック音楽に関しては、本当に無知で困ったものですが、
クラシックコンサートの空気感というか、空間に満ちる空気はすごく好きなんですよ。
目の前で奏でられるメロディーが、観客の高揚していく意識と重なり合って
ホール全体が何とも言えない、幸福感のようなものに満たされていく感じがすごく好きです。

クラシック音楽を聴いていると、意識がフワフワと軽くなっていくのが分かります。
(決して居眠りをしているわけではありませんっ。…時々してますが…)
ああ、音と遊ぶこと=音を楽しむこと、それが「音楽」なんだなぁ、と実感する瞬間です。

***

クラシック通の友人は、『ジュピター』第4楽章を一時期よく聴いていたらしく、
「ああ、第4楽章、好きだあぁ~」と、★とろりん★に代わってカンゲキしてくれました(笑)。
「ナマの演奏は良いね。カラヤンとか有名な指揮者の演奏はもちろん凄いけど、
やっぱりクラシックはナマの演奏を聴くのが一番良いよ」と、楽しんでもらえたようで良かったです。

指揮者は都響の首席客演指揮者、小泉和裕さんという方でしたが、友人によると
「きちんとオーケストラのリズムに合った指揮をしていた。良かった」そうで、
なるほど~、やっぱり通は見るところが違うな~!!と、今度は私がカンゲキ(笑)。

***

素敵なホールに、素敵な出演者と素晴らしい演奏。
週明けで憂鬱な月曜日の夜も霞んでしまう、とっても贅沢なひと時を過ごすことができました。
ありがとう、東京メトロ。これからも乗り回します(笑)。

今日のお星様…★★★★☆ (素敵なひと時をありがとう♪)


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コメント 3

お富

クラシックコンサート、いいなぁ、行きたかったですぅ。
(都合あわず、失礼しましたm(_ _)m)
私の知人にも、アマデウス・ファンがおり、私もその影響で
モーツァルトを耳を澄ましてよく聞いてみたことがあるのですが、
やっぱり彼は天才!ってかんじですよね。
音符が楽しげに踊っていますよね。
それでいて、形式もきちっと踏まえているし…。
歌舞伎で役者さんが違うと、同じ演目でもまったく違った
印象を受けるように、コンダクターが違うと、クラシックの
演奏も、色んな感情があることが分かりますよね。
紀尾井ホールは、シンプルですが、落ち着いていて、
とても雰囲気がいいですよね。
また次回、是非お誘いください!
by お富 (2005-03-01 21:27) 

まいまい

とろりん様 & 読者のみなさま!
 こんばんは。とても楽しいブログですねー。 
 本日初めて拝読しましたがスイスイ読み進んでしまいました。
 コメントを書いていらっしゃるお富さんは、私の知っているお富さん
 だと思います。この場をお借りして、コンニチワです。
 とろりんさんが、文楽について書かれていたので
 とあるビジネス誌の情報をご紹介します。
 下記のURLで[連載]欄、下から2番目に「文楽」の2文字が!
 http://bpstore.nikkeibp.co.jp/mokuji/nba060.html
 お時間のある時にご覧くださいませ。
 ではまた♪
by まいまい (2005-03-04 19:14) 

★とろりん★

お富さん&まいまいちゃん、コメント書き込みありがとうございます☆
ぜひぜひ、周囲の方にもオススメくださいますよう…さりげなく営業(^^;)
これからもご愛読のほど、よろしくお願いしますね~。
by ★とろりん★ (2005-03-07 10:17) 

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