その街の今は (柴崎友香) ★★ [読書]
大阪の街のことは何も知らないし、大したことは何も起こらない小説だけど、こういうのも好きだな。
「その街の今は」の主人公(語り手)、生まれてからずっと大阪で暮らしている歌ちゃんは、勤めていた会社が倒産してしまいカフェでバイト中の28歳で恋人募集中? 昔の大阪の写真を集めるのが趣味。大阪の街が昔どうだったのかを知りたいのである。大阪が大好きなんだな。ホント、なんでもない日常を描いているだけということなのかもしれないけど、だらだらしている感じはないし、何より街の描写がとてもこまかいのが素敵です。
う~ん、これが芥川賞とってもいいなぁ。
「新潮」2006年7月号に掲載。
市立図書館で借りました。
既に単行本にもなっているらしい。↓
2007-01-09 07:32
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