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鼻歌はソウル・ミュージック? [元気をくれる音楽たち]

さっき、去年の夏までつけていた日記を読み返していた。
振り返ってみると、恥ずかしいことばかり書いてあるが、一つ面白いなぁと思える記述を発見したので、若干、手を加えてこちらに転載した。

【2004.1.15の日記】
私がウルフルズの音楽に本格的にのめり込み始めた去年の暮れ、
ソウル・ミュージックは『魂の音楽』という意味だと初めて知った。
ウルフルズのバンド名の由来は「ソウルフル」だそうだ。
ソウルとは日本語で「魂」という意味で、だからソウルミュージックで『魂の音楽』となる。
これを知った時は、すごく感動した。っていうか、英語を知らなすぎで、恥ずかしい。
それまでのソウルミュージックに対しての私のイメージは、
国限定、人種限定の日本人とはかけ離れた音楽で、
そういう特別な人たちが思いを込めて熱っぽく歌うというものだった。

私の母親は、『いつも唇には歌を、心には太陽を』という言葉が好きだ。
私の小さな頃からの思い出の中には、洗濯物を干したり、料理をしながら、
昔の演歌や童謡などを鼻歌で歌っていて、ご機嫌な様子が残っている。
でも、お世辞にも上手ではない。
現在、彼女は60歳半ばを過ぎようとしている。
この年になるまでには歌っていられるような楽しいことばかりでもなかった。
私もいろいろと心配をかけてきた。
時々、ふさぎこむ姿も目にしたこともある。
だが、それでも、彼女は元気な気力の充実した人に見える。
よその人は、うちの母のことを、
「声は大きいし、いつも元気で、悩みなんてだろう」と思っているふしがある。。

それで思い当たったことがある。
ソウルミュージックとは、1つの音楽のジャンルではなく、何でもいいんだ。
演歌でもロックンロールでも。
たとえ私の母親の鼻歌でも、自分の魂に響き、心を奮い立たすことさえできれば、
それが彼女にとってソウルミュージックになる。
奴隷制度で苦しめられ、『希望』というものを踏みにじられてきた
黒人労働者から生まれた音楽の呼び名と、
自分の母親のへたくそな鼻歌を一緒にするのは強引だが、
『いつも唇には歌を、心には太陽を』と、いつも自分の魂に音楽を響かせるには、
いつでも歌える鼻歌はぴったりだと、言葉の意味を知って感じた。


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