セールス登場

天気が回復してきたので出かけようとばたばたしている所にインターホンが鳴った。

「皆さんのお宅のベランダの給湯器の水抜き点検で1件1件お伺いしております。入居時に配布された説明書の中に年1回点検するようにと書かれているのはご覧になっていますか？」

おいおい。そんなセールストークでうちに上がりこむのは無理って言うものだ。

「管理組合に各戸訪問するような場合には事前に届け出て頂いているのですが、そちらは済んでいますか」

「いや、その前にですね。説明書はご覧になっていますか？」

「いや、ですから、住居の設備点検に関しては、消防にしろ何にしろ、全て事前に告知してやって頂いている．．．」

「私の話を聞いてください」

「その前に事前の届けをされたかを教えてください」

「じゃぁそれを答えたら説明書を見たか教えていただけますか」

「良いですよ」

「今回、あくまで専有部分の設備の点検と言う事で各家の方に許可を頂いて訪問しています。説明書をご覧になっていますか？」

ここで、マンションの玄関ホールまで行って、業者様とご対面致しました。

男2人組。一応それっぽい恰好。どうも、どこかの家にこの手の話で上がりこんで、入居者向けの説明書を見たらしい。

管理人の居る日に改めて来るように申し伝えた。

全く、リフォーム業者も同じような手で上がり込むんだろうな。

それにしても「まるで説明書を見ていなければ悪い」とでも言いそうな勢いのトーク。言い負けないようにしなくちゃ。