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坂田藤十郎襲名披露「七月大歌舞伎」 [★ カンゲキ日記]

◎2006年7月21日(金)坂田藤十郎襲名披露「七月大歌舞伎」関西・歌舞伎を愛する会 第15回/松竹座/(出)坂田藤十郎、尾上菊五郎、片岡仁左衛門、市川段四郎、中村翫雀、中村壱太郎、片岡愛之助、他/♪♪♪♪

襲名披露公演を生で見るのはこれが初めて。勘三郎さんのときはチケットが取れなかったのですが、今回はイープラスの先行で1列目が取れてしまった。しかも一番端っこ。。
1列目って、よく見えるようで、微妙に見えにくいのよね~。スッポン(※)より少し後ろの6~10列目ぐらいが理想なんだけど…。

今回は、昼の部のみ鑑賞。
演目は「信州川中島 輝虎配膳」「連獅子」「口上」「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)住吉鳥居前の場、釣船三婦内の場、長町裏の場」。
難しそうな演目はないので、イヤホンガイドは借りずにゆったり鑑賞。

実は「連獅子」も、テレビでしか見たことがなかったので、とっても楽しみにしていました。
今回は、中村翫雀・壱太郎親子の共演。藤十郎さんの息子さんとお孫さんです。
狂言師から獅子に扮装替えを行う間の間狂言では、愛之助さんが修験者役で登場。ユーモラスな表情と動きで楽しませてくれました。
いざ獅子の親子が花道から現れ、勇ましく毛を振り始めると、割れんばかりの拍手。子獅子の壱太郎くんが若々しく力強く床を踏み鳴らし、汗を飛び散らせながら一生懸命に毛を振る姿が、なんとも初々しく素晴らしかったです。
後でパンフレットを見ると、彼はまだ高校1年生、16歳だとか。今後の活躍が楽しみです。
帰宅後、母親が見ていたNHKの番組で、ちょうどこの連獅子の稽古風景をやっていました。なかなか思うように毛が振れず、苦労していたようですが、私が見たときには、見事にお役をつとめていましたよ。親子の息もピッタリで感動しました。

「夏祭浪花鑑」は、夏らしいお芝居。今回、藤十郎さんは団七役に初挑戦だそう。
ちなみに私は、勘三郎さん(当時は勘九郎)の「夏祭浪花鑑 NYバージョン」を松竹座で一度、見ています。
お芝居とはいえ、だんじり囃子の鐘の音には心が逸ります~♪

今回は、より浪花らしい感じがしました。上手くいえないけれど、脇役の人までみんなひっくるめて、言葉遣いの汚さが印象的。「なにぬかしてけつかんねん! われぇ!」とか、喧嘩口調がネイティブな感じでした(笑)。東京の人が演じると、アクセントは合っていても、喧嘩さえ、ちょっとイキな感じがします。まぁ、それぞれに良さがありますが。


※スッポンとは、花道の床下がせり上がって、幽霊や精霊、妖怪などが出てくる部分のこと。


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