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コクーン歌舞伎「桜姫」 [★ カンゲキ日記]

◎2005年6月21日(火)コクーン歌舞伎「桜姫」/シアターコクーン/(作)四世鶴屋南北(演)串田和美(出)中村福助、中村橋之助、中村勘太郎、中村七之助、坂東弥十郎、中村扇雀、他/♪♪♪♪

どうしても見たくて先行チケットを取り、東京まで行ってしまった。当日、新幹線が新横浜に着いた頃、オペラグラスを持ってくるのを忘れたことに気付く。ギリギリまで家で仕事をしていて、慌てて飛び出したのがいけなかった~! (>_<)

 

 

江ノ島の僧・清玄(橋之助)は、稚児の白菊丸と心中するが、清玄だけが生き残る。
数年後、新清水寺の高僧となった清玄のところへ、京の名家・吉田家の息女・桜姫(福助)が、出家して尼になるためにやってくる。桜姫は父と弟を何者かに殺害され、吉田家の重宝「都鳥の一巻」も奪いとられてしまったという。
もうひとつ、桜姫には過去があり、一年ほど前のある夜、屋敷に盗賊として忍び入った釣鐘権助(橋之助、二役)に凌辱され、それ以来、権助のことが忘れられなくなっていた。しかも、権助の子を産み落としているというのだ。
桜姫は、剃髪寸前に桜谷の草庵で偶然に権助と再会する。しかし、密会しているところを元・許婚である入間悪五郎(勘太郎)に踏み込まれ、権助は素早く逃げ去る。
一方、桜姫が白菊丸の生まれ変わりだと知った清玄は、運命の恐ろしさにおののきつつも、桜姫に恋をしてしまい、ついには桜姫の不義の相手は自分だと偽り、桜姫ともども追放されてしまう。
破戒僧となった清玄は桜姫につきまとうが、桜姫は権助が忘れられず、清玄につれなくする。そして、ついには誤って清玄を殺害してしまう。そこへやって来た権助の顔には、清玄と同じ痣が現れていた。
権助の女房になった桜姫は、権助のために小塚原の女郎屋へ身を売り、「風鈴のお姫」と名乗る。身についたお姫さま言葉で人気を呼んだが、枕元に幽霊が出るという噂のため、権助の元に帰されてしまう。
ある夜、清玄の幽霊から、吉田家の重宝を盗んだのは権助だと聞かされた桜姫は……。

(↑ e+の公演情報《http://eee.eplus.co.jp/s/sakurahime/》から転載)

 

 

衣装・美術・セット・演出の美しさを堪能。
贅沢をいうなら、もっと前の席で見たかった。
橋之助さんは、釣鐘権助のようなワル役をやると色っぽくていい。好きだなぁ。
しかし、よく考えるとスゴイ話だ。
ゲイの僧侶は、幽霊になってもストーカーのように桜姫を追いかける。その桜姫は、なんとレイプされた相手の肌が忘れられず、自分で自分の腕に男と同じ刺青を彫り、遂には男のために女郎にまで身を落とす。……これが江戸時代に書かれた話だというのだから。

 


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