デイ・アフター・トゥモロー [★ カンゲキ日記]
※順番が前後しますが、たまっていた分を少しずつアップしていきます。
◎2005年5月25日(水)映画「デイ・アフター・トゥモロー」(2004米)/DVD/(監)ローランド・エメリッヒ(出)デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、イアン・ホルム、エミー・ロッサム、サラ・ワード、他/♪♪♪
地球温暖化が深刻化する中、気候学者のジャックは、自らの研究をもとに気候変動を予測。「このまま地球温暖化を食い止められなければ、地球に再び氷河期が訪れる」と学会で発表し、一笑に付される。
数ヵ月後、世界各地が前例のない異常気象に見舞われ始めた。ハリケーンや竜巻がLAを襲い、大津波がマンハッタンを呑み込み、日本には巨大な雹が降り注ぐ…。ジャックの仮説が予想外の早さで現実になったのだ。ジャックは人々を南に避難させるよう合衆国副大統領に進言するが、政府は事態の深刻さを理解しようとしない。やがて気温が急激に下降し始め、北半球は氷河期に突入してゆく…。
アメリカという国は不思議だ。京都議定書にサインもせずに、こんな映画を作ってしまう。考えてみれば、巨大なセットをはじめさまざまなものを作っては壊し、大量生産大量消費を繰り返している映画産業も、環境破壊の片棒を担いでいるのではないか。そして、映画の中でアメリカ国民は、皮肉にも途上国に助けられるのだ。
自然の驚異を目の前にして、人はあまりにも無力だ。必要なのは、高度な科学技術よりも経済力よりも、生きるための知恵や勇気なのかもしれない。
実際に世界で異常気象が続々と起きていることを思えば、フィクションとは言い切れない。誰もが一度は見ておいた方がいい作品だと思う。
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