日本沈没 [特撮 VFX]
旧作の日本沈没、映画版とTVドラマ版とありますが、いずれも秀作でした。
TVシリーズの「崩れゆく京都」の回、特に金閣寺の鈴(?)の音だけで、それ以外音も無く崩れてゆく哀愁漂うシーンの演出は、当時子供だった私の心をも大きく揺さ振りました。(泣きながらTVを観ていた記憶があります。)
リメイク版の監督は、樋口“ローレライ”真嗣。(個人的には平成ガメラシリーズのVFX監督としての樋口真嗣ほうがしっくりきますが。)
地震・台風などの災害が頻繁に起きて身近に感じている日本ではリアリティを追求しやすかったのかどうか判りませんが、日本特撮の父、円谷英二の登場以来パイロ(炎)・ハイドロ(水)の自然現象を使った日本の特撮技術については世界的にも評価が高く、またコンピュータ・グラフィックの目覚しい発展で、ハリウッドともVFXのクオリティ的に格差がなくなってきている今、特撮畑出身の溝口監督が我々に何を見せてくれるのか期待しないわけにはいかないでしょう。
とても公開が待ち遠しい作品です。
映画「日本沈没」公式サイトはこちらです。
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