有楽町で逢いましょう [きょうの敬遠]
東京でクラシック音楽の祭典開幕、来場者約8万人
あんまり思い出したくない事実ではあるが、わたしも最早30歳なわけで。
「べ、べつに・・・」とかなんとか言いながらも、結局はあやしい団に入団して、あのお方に振り回されたいという願望を抑えきれないでいるだけじゃなくて。
ま、30歳なりの趣味も持ち合わせているわけですよ。
えー、クラシック音楽が好きなんですね。
それも最近になって興味をもったというわけでもなくて。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートだって、小澤征爾が指揮をする前から知っていたし楽しんでいた。
ちょうど『イカ天』が始まり、第何次だかのバンドブームがやってきていたり、光ゲンジがデビューしたりしていたわたしの中学生時代。まわりがBOØWYだ、カーくんだと騒いでいるなか、
わたしはひっそりと、毎週欠かさず『N響アワー』を観ていた。
翌日学校で、
「昨日のストラヴィンスキーよかったねぇ」
などと話し合える相手もいないのに。
とにかく、かなり以前から好きだったということですよ。
で、
そんなこんなで『熱狂の日』。
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj/
時期が時期だけに、
――『のだめ』をみてから興味をもち始めた――
などと思われそうでそれもシャクなんだけども。
でも、
好きなものは好きだからしょうがない!
のだ。
一公演ごとの時間は短いが、そのおかげでかなりリーズナブルな価格で入場できる。朝から晩まで有料公演を観ても通常のクラシックコンサートの入場料とたいしてかわらないという、わたしのような貧乏人には大変ありがたいイベントである。
ちょいと話は飛ぶが、わたしの若かりし頃のこと。
何年前だかは忘れた。
何を血迷ったか、ラヴェルの『ボレロ』を使って、セリフ無しのホラーサスペンス音楽映画を撮ってしまった。クランクアップまでたどり着き、編集作業に入ったはいいが、そこまできて、どこをどう切っても貼っても、どうにも恥ずかしい出来映えにしかならないことに気付き、結局お蔵入りにしてしまった。
これが若さというものか・・・。
さて、その因縁の『ボレロ』。
『熱狂の日』5月5日の夜にプログラムされているではないか。
30歳になった今だからこそ、生演奏に身を委ねながら、赤面してしまうような記憶を笑って、落ち着いて呼び起こせるだろう。
しかもS席で2000円である。
行かないでか。
それでもって、5月5日。
せっかくだからついでに他の公演にも顔を出しつつ、昼くらいから東京国際フォーラムに居座ってやろうかと。
ただ音楽を聴くだけ。しかもただひたすらに聴き入ることになるクラシックであるから、ひとりで行こうが複数人で行こうが同じではあるが、そこは“熱狂”である。音楽を愛する喜びを誰かとわかち合うのもいいかと、興味をもっていそうなめぼしい友人、知人に声をかけたら、とりあえず『ボレロ』の公演に昔からの友人ひとり確保。昨年の『熱狂の日』にも行ったという某ドラマーも(←のブログのお方)、今年は有料公演には行けないそうだが、会場には寄ってみるとのこと。
さぁ、少しでも興味のあるひと。
どうですか?
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