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開運妙見大菩薩星祭大祈祷会厳修

 2月11日の建国記念日に、当山本堂におきまして星祭大祈祷会を厳修申し上げました。法要の前日には近畿地方に大雪が降り、法要当日の状況が心配されましたが、おかげさまで天候にも恵まれ、例年通り盛大に円成できました。境内の残雪が清らかな陽光に照らされて溶解していく姿の如く、参詣者の煩悩業症が、妙法五字の光明に照らされて清浄になり、速やかに仏道を成じ、世間の良養分として働くように参拝者全員で唱題修行申し上げました。
 仏様は幸福のほかに、多くの困難を与えてくださいます。それはひとえに我々の魂意識の向上を願ってのことでしょう。我々が短絡的に願う幸福に比べれば、その何倍も困難はやってきます。しかし、困難は人生を味わい深いものにします。最後まで「結局あかんかったなあ。しんどいままやったなあ」と困難を引きずったまま人生を終えるのか、「色々あったけれども、自分にとって良い肥やしになったなあ」と、災い転じて福となすが如く、困難をも価値を見いだして人生を終えるかは、信仰の力が大きく影響するのではないでしょうか。

荘厳されたご宝前

当日は130名もの参拝者に恵まれ、お守りやご守護札を皆様にうけていただきました

本仏釈尊を中心とし、法華経守護の別勧請善神に法味を捧げます

ご宝前に修法

参拝者各人にお加持を施します

法要後、修法導師から御法話

妙見様の御手に結ばれた五色の紐を手繰りながら礼拝しています

法要と同時にお札、お守り、仏像、卒塔婆、仏壇仏具等のおたき上げ

福島県郡山市から出仕賜りましたお上人帰路の際、法華寺前でのスナップ

「僕にはお加持していただけないのでしょうか」~法要中の愛犬とら~




 


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mikan

和服は本当にきれいで、
いつも見とれてしまいます。
色めも柄も形も伝統的なものなのですか?
by mikan (2008-02-18 08:51) 

日梵

宗派によって規定はそれぞれ異なりますが、日蓮宗の法衣(写真で言う白い着物)と袈裟(法衣の上に掛けた赤色のもの)は僧侶の階級によって色の組み合わせが変わります。そのほか、法要の趣旨によって、規定にとらわれない場合もありますが、大まかに大別すると
黒色・無紋茶/水色・紫/白色・茶/白色・緋/薄紫・緋/濃紫・緋/濃紫・緋白紋です。
 袈裟は、大きさによって五条・七条・九条などございますが、袈裟は当初、糞のように捨てられたボロ布をつなぎ合わせて作ったところから糞掃衣ふんぞうえと言い、現在はその伝統を継承すべく、布を継ぎ合わせて作ります。

上の写真では
拙僧は白の本衣に緋の七条。正面でお加持をされている上人二名は麻で作られた修法用の本衣五条。役僧上人は白本衣に茶五条となります
by 日梵 (2008-02-24 16:28) 

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