Eタイプのエンジンレストア 9 (オイルポンプのレストア他) [E-Typeのレストア エンジン]
約2週間ぶりのジャガーのレストアです。 ”エンジンレストア 7・8”で記した様に大変なエンジンで、シリンダーのボーリングを行う為、 2月5日に埼玉のボーリング屋さんに持ち込みました。
ボーリング屋さんは非常に良い方で、仕事を依頼すると共に色々な話に花が咲き、3時間も長居。 ボーリングは3月第2週に完成予定です。
朝5時30分に出発。 横浜では、ずごく大きな太陽の朝日を見て元気百倍。
シリンダー ブロックが帰ってくる迄の間に、ブロックに組付ける部品の清掃・メンテをしておく事にしました。 まずはオイルポンプの清掃・オーバーホールとクランクシャフト周りの部品の清掃
まずはどの位汚れたエンジンかを見てください。 黒い汚れはこびりついて、真ちゅう製ワイヤーブラシで必死に擦り、徐々に落ちていくと言う感じです。 オイルポンプはクランクシャフトの下側です。
オイルポンプのレストア。 インナーローターはゴミによる傷あり。 各作動部の隙はジャガーのマニュアル通りの為、ローターを600番のサンドペーパーで軽く磨き再組み。
部品の清掃は真ちゅう製のブラシ、 洗いは塗料うすめ用シンナー
各部隙の測定はインナーローター(星形)がアウターローターにきちんと入った状態で実施。
完成状態。 オイルの吸入・排出用パイプ部分のOリングは後日新品に交換。
オイルポンプへの吸入・排出用パイプはサンドブラストで軽く汚れと錆を落し、防錆油を塗布し保管
クランクシャフトの前側への取付け部品も、真ちゅう製ワイヤーブラシと600番サンドペーパーで清掃。 洗いは塗料うすめ用シンナー。 フロントオイルシール用カラー(右下)はシール部がかすかに磨耗(カラーの中央部の線)しており新品に交換予定。 カムチエン用スプロケットも交換する。 (ギアーの歯の部分にはサンドペーパー不可)
こんばんは
更新がなかったので、どうしたはるのかと思ってました。
順調に進んでるようで安心しました(^^)
任せられる人が見付かってよかったですね。
なんか趣味が一緒だとすぐに友達になれたり、
友達の輪が広がっていくのもいいところですね。
by くっさん。 (2007-02-22 23:00)
おはようございます。
オイルポンプ・・・
心臓部ですね。
国産と違い、部品が分厚いですね。
当時のイギリスのものづくりの粋ですね。
by BPノスタルジックカーショー (2007-02-23 06:32)
くっさん ちょっとバイトがきつかった事と、当面メンテしておくべき部品を 詳細に確認(洗浄・点検)し、出来る限り早く当面購入する部品を絞りたかったから、ブログ迄手が回らなかった。
ノスタルジックカーショーさん イギリスの部品は結構しっかり出来ていて、加工もきちんとしています。 ただピストンの様に時々大チョンボがありますけどね。 今回も購入したオイルポンプへのフィードパイプのブラケットの穴位置と曲げ位置が5mm位ずれていました。(多分他モデルと共用化した時のミス)
by kotobuki1946 (2007-02-23 09:48)
着々と進行しているようで安心しました。
シリンダーのボーリングさえ終わってしまえば、後は一気に進行しますね。
by CARRERA (2007-02-24 14:42)
CARRERAさん心配かけすいません。 一気にとは行かないと思っています。 と言うのはヘッドを全くチェックしていませんから。 今までの状況からするともうひと波乱どころか2つ3つの波乱があると覚悟しています。
今後の波乱にこう御期待!!!
by kotobuki1946 (2007-02-25 06:38)
エンジンを組んだときにわたしもオイルポンプのチェックをしようとしたのですが、プラスねじでフタが閉じられていて硬すぎて緩めることができなかったので断念したのを思い出しました。
現在アイドル時にやや油圧が低めなのでがんばって開けてチェックしておけばと、ちょっと後悔しています。
by OILMAN (2007-03-02 17:30)