「フリーターにとって「自由」とは何か」杉田俊介 [それでもどっこい生きてます]
詩的で美しい文章が、もの凄い筆圧で書かれています。
自分の気持ちをギリギリまで見つめつつ、でも決して内向きにはしない。
外の世界の矛盾をギリギリまで追いかけつつ、でも決して外向きだけでは終わらない。
「世の中が悪い」と「自分が悪い」の間を、自分の身体を使って引き裂かれる限界まで問い直そうとする姿勢。しかも、固定化しない(させない)動的な姿勢。
理想と現実という陳腐な枠を超えて行こうとする叫び声のような本。
後半ちょっと難しいですが、非常に良い本だと思います。
特に、「あくまで自分の頭で物事を考える」ということを真剣に考えてる人には、ぜひ読んでみてもらいたいです。
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