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わが師の「怨」 [2005年3月]

わが師の「怨」

今年の卒業式でも「内心の自由」を理由に職責を放棄したセンセイ達が処分されたようです。

毎日新聞
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君が代問題:
斉唱時に不起立、都立高教員ら50人処分へ--都教委

東京都教委は24日、今春の卒業式で君が代斉唱時に起立しなかったとして、都立高校教員ら約50人を懲戒処分する方針を決めた。昨春に続き起立しなかった教員約10人は減給、その他は戒告にするとみられる。

 都教委は03年10月、式典での日の丸掲揚・君が代斉唱を厳格に実施するよう通達を出しており、昨春は計248人が「職務命令違反」で処分されている。今春はさらに「生徒への適正な指導」を義務付ける職務命令も出されたが、都教育庁指導部は24日の都教委定例会で「ほとんどの生徒が起立しないという学校はなかった」と説明した。

 卒業生の一部が起立しなかった学校もあり、どのような指導をしたのか、校長が教員から事情を聴いている学校もある。また、斉唱時に起立しなかった教員数人が「勤務態度不良」とみなされ、定年退職後の再雇用試験で不合格とされている。
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やはり、2度目は減給になるためでしょうか。ぐっと減っていますね。
公務員としての職務を放棄してまでも守りたいはずの内心の自由も目先の減給1/10には勝てないようですね。

倣岸に内心の自由だ、人権救済だと精神的な面を強調して喧しく騒ぐ割には、えらく現実的なものです。ここは是非とも3度目は停職、4度目は免職ぐらい強化して欲しいものです。
それでも自らの内心の自由に正直に行動するならば、ある意味立派といえるでしょう。

私は尾崎豊より少し年が下ですが、学校に対して彼ほど強烈に違和感は感じてませんでした。むしろ、教えてもらってる立場で何を偉そうになんてほぼ同世代の私は思ってました。やることやってから言いたいこと言えばいいぐらいに考えていましたから。
今では彼の歌が好きでよくカラオケで歌いますが。

それでも中学・高校と言えば自我が確立しつつも多感な時期ですから、学校というものに支配されたくない、自分達を子供扱いするな、なんて思う生徒がいても、まぁそれは若気の至りで済まされるでしょうし、青春の一こまみたいでいい思い出になるでしょう。

ただ、率先垂範すべき立場の公務員のセンセイが決まりを守らないで、いい年こいて「尾崎豊」を地で行くようなことをしてもかわいくないし、格好良くもありません。

センセイが「この支配からの卒業♪~」なんて言っててもねぇ。

やるべきことをやらないで言いたいことだけ言うのは、こういうセンセイ達だけではなくて、NHKの受信料を支払い停止という奇妙なロジックを組んで文句だけ言っている東大のセンセイも同じです。

物申すならやること(出すもの)やれば(出せば)いいだけです。

世に問いかけるならむしろ、こういうときこそ、支払いましょうと言えばまだ理解も得られるんでしょうけど。

内心の自由と公務員としての職責を天秤にかけて、内心の自由に抗う生き方が自分のキャパシティを超えてしまうというならば、潔く職を辞するべきだと思います。
そうでないと、我、全体の奉仕者たらんと公僕としての仕事に誇りと矜持を持って頑張っている人達が報われません。

最近人事院が公務員への不信感の高まりから、公務員給与の引き下げの検討をしているというニュースがありましたが、私はむしろこれには反対です。上記のように見識のある公務員の人達はきっと大勢いるだろうからです。
一握りの不心得者のために、真摯に仕事に取り組んでいる人達が割りを食うのはあまりにも不条理です。
引き下げの検討より前に、公務員にあるまじき連中をどうするのか、その議論が先のような気がします。

世の中の右がどうだ、左がどうだと言う前に、

自由や権利を履き違えたまま、やるべきことをやらないことが認められる風潮こそ、まず改めねばならないのではないでしょうか。


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