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(教科書)オリンピックにかける執念 [2005年3月]

(教科書)オリンピックにかける執念

教科書採択を控え、ド左※な人達がぞくぞくとエントリーしております。
さて、この件では、hiro-sanさんが、秀逸なエントリーを幾つもお書きになっております、まずはそちらを参照ください。
※ド左とはhiro-san日記のコメント欄でSEIさんが命名されたものです。

高島伸欣と「週刊朝日」

君島和彦とNHK長井

白表紙本の流出経路

の3つは教科書問題の背景が非常に分かり易く解説されております。
私は予てよりド左な人達のつながりが芋づる式でつながってるなぁと思っておりましたが、上記はこれを端的に示していると思います。

かつて私は、円丁日記枇杷さんの所で「まるで自然薯(じねんじょ)のようだ」と書きましたが(自然薯好きの方ごめんなさい)、地表にあまり出ていないけれども地下では非常に逞しく、深く根を張っているさまと細かい毛根はあってもその実体は大きなものであるところから連想したものです。
恐らくそれは、戦後60年もの間、政治家やマスコミその他権力団体の関与のもと、地下で逞しく成長し、日本海の下をくぐって半島とも繋がっているようです。どちらが主体かはわかりませんが。

昨今のブログの普及で地表が洗われ、実態が少し見え始めたようです。細やかに追求すれば(土を掘れば)全容が分かるかもしれません。
ただ、自然薯は折れやすく、名人と言われる人でも掘り出すには細心の注意を払われるそうです。こういうブログでの情報発信も根気強く、細やかにしなければ、中途半端なところで折れてしまうかもなぁと思っています。


ちなみに、この繋がりについては、桜魂さんのところにこういう記述がありました、まさに言いえて妙です。

-----引用開始-----
大きいように見えて、意外と同じ人間が、はぁはぁ言いながらやっているかもしれないのだ。
考えて見れば、こんな馬鹿みたいなことをやる人間など少数に決まっていて、普通の人間ならやるはずがない。この様な事に励むのは心が病んでいる証拠で、ここまで心が病む人間も少なかろう。ひょっとすると、どこからかお金をもらっているかもしれないぞ。
-----引用終了-----

と、前置きが長くなりましたがここから本題に入ります。
タイトルにあるとおり、この教科書採択に関しては、実に執念とも言えるほどの活動をされている方がいます。それが誰あろう琉球大学教授の高島伸欣センセイです。

日本の戦争責任資料センターというHPがあります。そこが季刊で発刊している雑誌に戦争責任研究というものがあります。創刊されたのは1993年ですからもう12年の歴史を持つ雑誌(学会誌?)です。

発刊された全てにおいて目次だけは確認できますので見てみると、まさにオールスターキャスト夢の競演といった感じです。

 さて、高島センセイのつくる会バッシング連載が始まるのは、第22号(98年冬季号)まで7回シリーズで連載された「近現代史教育「改革」運動の問題点」が終了した次の第23号(99年春季号)からです。以下、発刊号とタイトルを紹介します。

第23号(99年春季号) 歴史観×メデイア=ウオッチング(1)
懲りない面々と政官の結びつき

第24号(99年夏季号) 歴史観×メデイア=ウオッチング(2)
目的のためにはルールも無視する“文化人”たち

第25号(99年秋季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(3)
露呈した読売新聞の“産経化”

第26号(99年冬季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(4)
検証『国民の歴史』- やぶへび に至る壮大な失敗作

第27号(00年春季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(5)
無理を重ねる藤岡・産経コンビと『諸君』歴史

第28号(00年夏季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(6)
くり返される
藤岡・西尾コンビの矛盾隠し

第29号(00年秋季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(7)
産経・読売両紙の堕落と厚顔

第30号(00年冬季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(8)
表紙本をめぐる「つくる会」の悪あがき

第31号(01年春季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(9)
「つくる会」の事実隠しと公取委告発

第32号(01年夏季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(10)
「つくる会」版教科書の検定合格―自らの存在意義を否定した文部科学省

第33号(01年秋季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(11)
「つくる会」本の採択“大惨敗”―さらなる責任追及の必要性

第34号(01年冬季号) 休載

第35号(02年春季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(12)
教科書攻撃の政治的背景と“草の根の民主主義”

第36号(02年夏季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(13)
“有害図書”扶桑社本と産経新聞への公開質問状 

第37号(02年秋季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(14)
〝有害図書〟扶桑社へのさらなる追及と 公開質問状

第38号(02年冬季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(15)
矛盾点そのままの「つくる会」と拉致問題

第39号(03年春季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(16)
教科書誤記問題で露呈した産経・読売の共同歩調

第40号(03年夏季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(17)
「つくる会(扶桑社)」本問題と拉致問題を教室で扱う

第41号(03年秋季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(18)
歪曲が続く北朝鮮情報

第42号(03年冬季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(19)
産経新聞の暴走と拉致被害者の冷静な発言

第43号(04年春季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(20)
事実を報道しない産経新聞と拉致問題への疑問

第44号(04年夏季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(21)
政治家の大学入試介入阻止と揺れる新聞報道

第45号(04年秋季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(22)
読売・産経の反社会的動きと「つくる会」の“ルール”破り

第46号(04年冬季号) 歴史観×メディア=ウォッチング(23)
「つくる会」がつくった文部行政の綻びー天皇の政治的利用も裏目となって

第47号(05年春季号)→2005年3月(刊行予定)
【特集=慰安婦・性暴力裁判の成果と課題】・・・

だそうです。
99年の春から足掛け6年。休載はたったの一度きり。流石は家永三郎氏のお弟子さんだけあって、粘着いや執念を感じる素晴らしい活動です。まさに継続は力なり。須らく研究者はこう在りたいものです。ただ、そのエネルギーを歴史的事項の徹底検証に当てられていればいいのですが。
まるで嘘も百万回(略)。

その間には前回の教科書選定(01年)も北朝鮮が拉致を認めた日朝平壌宣言(02年9月)もあり、紆余曲折も多いにあったことでしょう。
しかし、「歴史観×メディア=ウォッチング」というタイトルの割には、産経(時に読売)&つくる会バッシングに終始しているのは否めませんね(その活動が奏効しているかどうかは別として)。

当該記事の中には、北朝鮮報道や拉致問題にもクレームをつけていますし、他の記事も興味をそそるものが多いです。ゴー宣裁判で惨敗した上杉氏も寄稿していますし、西野瑠美子女史もご活躍されています。
今後、教科書採択に向けて特集が組まれることでしょう。
生活に余裕があれば、全ての雑誌を購入して読みたいところですが・・・・。

私は明らかにこういうド左な人達とは意見を異にするのですが、彼らのこういう活動(文中に草の根活動ってお気に入りの言葉がありますね)には感服しますし、学ぶべきところもあるなと思います。
上記の自然薯ではありませんが、こういう根の深い問題に対処するにはブログでの記事発信だけでなく、このような活動も必要なのかもしれないと思いました。

追記
hiro-sanさんのご指摘により、自然薯の読み(じねんじょ)を追加しました。
自然薯とは、直径は3cm内外と細く、長さは1m弱程度と細長いもので野生のものが一般的。市販のナガイモ、ヤマイモ、ツクネイモ、イチョウイモ、ダイショなどとは全く別のものです。滋養・強壮・強精食として珍重されています。


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コメント 10

Hiro-san

我々普通の日本人も、「草の根活動」のボランティア精神と「継続は力なり」の執念に学びつつ、「自然薯」のごとくタフに生き延びようではありませんか!

追記:教育的見地より「自然薯(じねんじょ)」と振りがなを振るように。90%の人が「しぜんいも」「じねんいも」と読むよ、きっと。
by Hiro-san (2005-03-16 03:01) 

FD3S

hiro-sanさん、早速のコメントありがとうございます。
いつも←な人達を批判してはいるものの、その行動力と執念には感服しておりました。おかしい?と思うだけでなく、何かすることも重要だなと思いつつあります。

自然薯(じねんじょ)の件了解いたしました。早速、追記します。
ご丁寧にありがとうございます。
by FD3S (2005-03-16 03:25) 

枇杷

見逃せない自然薯組織を見つけましたのでTBします。
子供が危ないのと、仕掛け人が危ないのと。
by 枇杷 (2005-03-17 10:37) 

SEI

SEIです。恐縮です(笑)。
「極左」だと過激派みたいだし、「真左」もいまいちピンとこない。自らのイデオロギーの堅持のみを生き甲斐にしているような人たちを表すのにいい言葉が見あたらず、適当にいっちゃった言葉です。何となくどっかにありそうかなと思って書いたんですが、これからどんどん使っちゃおう(笑)。
しかし、我が広島は、ご存じの方も多いと思いますが、古くからド左なお歴々の巣窟、もとい根城(同じや・・・)となっております。
広教組(小中学校教員を中心とした組合)、高教組(高校教員の組合)、広島自治労、そして悪名高き部落解放同盟(解同)の結束力たるや、恐るべきものがありますよ。ヒロさんのおっしゃるように、ある意味学ぶべきかも。
広島での教科書採択妨害運動、しっかりとウォッチしておきます。
by SEI (2005-03-17 16:19) 

Hiro-san

私はもと大阪在住ですが、解放同盟が恐くて、岡山より西へは行ったことがありません。広島ウォッチはSEIさんが頼りです。よろしくたのんます。
by Hiro-san (2005-03-17 18:02) 

FD3S

SEIさま、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。
勝手に使用しまして申し訳ありません。私的にこれだ!って感じだったものですから。
私は、広島にゆかりがないのですが、平和、同和、教育とド左の三要素があって西日本の拠点化しているのかもしれませんね。平和ということでは長崎も同様でしょうが、特に長崎市内はかつて天領だったために同和の問題はあまり顕著ではないようです。
今回も教科書問題では、全国的に見ても広島は中心的な役割を担うのかもしれませんね。何か情報がございましたら、拙ブログにもご教示ください。
今後とも宜しくお願いいたします。
by FD3S (2005-03-17 18:22) 

FD3S

hiro-sanさん、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。
大阪ご出身だったのですね。私はずっと九州で、同和問題はありはするのですが、身近な問題になるほどの接点がなかったのでかなりスルーでした。
今回の人権擁護法案の問題があったおかげで、かなり身近な問題として関心が持てるようになりました。というよりも、ド左な人達を追いかければ、いずれたどり着いたのかもしれませんが。
今後ともご指導頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
by FD3S (2005-03-17 18:29) 

FD3S

枇杷さん、いらっしゃいませ。
コメントとTBをして頂きまして、ありがとうございます。
またもや自然薯の一部を見つけられたようですね。感服いたしております。
桜魂さんの言葉のように、まさに同じ人間がはぁはぁ言いながらも手を変え品を変えしながら暗躍していますね。
戦後60年分の負の遺産を清算するきっかけがようやく掴めそうな感じになっているように思います。
踏ん張らねば・・。
頑張らねば。
by FD3S (2005-03-17 18:34) 

SEI

朝日新聞――「人権」を錦の御旗に弱者権力擁護

 人権擁護法案をめぐる朝日新聞の主張がイッちゃっている。
 この法案は、自ら「差別」や「虐待」に苦しんでいると称する人に絶対権力を与えることをめざしており、各方面から批判が出ている。ところが「自称弱者の人権こそが前面に出ないと行政上のえこひいきができない」とか、「部落解放同盟(解同)や朝鮮総連(総連)に属する人たちが人権擁護委員になるのは当然だ」といった意見が、またぞろ朝日新聞から噴き出してきた。
 自民党議員らが話題にした人権擁護委員には、今でも「我らは地域の人権活動の担い手」と強弁する解同をはじめとした特定思想団体の息のかかった人間が巧妙に潜入している。人権擁護法が成立すれば、この人たちをもとに新しい人権擁護委員が生まれる。
 新しい人権擁護委員は、表面上はあらゆる住民の相談に乗ると見せかけて実は特定地区の住民や特定団体に所属する者に恩恵を与えるという従来の役割に加え、人権侵害があれば調査して被害の「救済」や「予防」をする。強制的な力はないというのは嘘で、人権委には令状を必要としない関係者の事情聴取・家宅捜索・押収などの権限が認められており、拒否すれば罰則規定も定められている。さらに、委員会が「人権侵害」と認めた場合は、勧告・公表、提訴などの権限もあるなど、現在よりもその権力は強大になる。
 現在の委員は、一応選挙権を持つ住民のなかから市町村長が議会の意見を聞いて推薦するが、新しい人権擁護委員はなんと外国籍の住民からも推薦できる。
 これは、法案づくりの背景に朝鮮総連など反日外国人団体からの圧力があったからだ。確かに国連規約人権委員会は98年、警察官や入国管理職員による人権侵害の訴えを扱う独立した機関をつくるよう日本に勧告したが、この人権擁護法の目指すものは明らかに別のところにある。
 差別されたと声高に主張し特権を得ようとする在日の人たちの声を最大限に吸い上げる委員として、地域で権勢をふるう韓国・朝鮮籍住民が推薦されることを法案は予想している。
 法案のもうひとつの狙いは、一部同和団体が享受してきた既得権益の固定化だ。現に「部落差別は解消に向かっており、優遇政策は同和地区の固定化につながる」と主張する同和団体が他に多く存在するにもかかわらず、解同だけから人権擁護委員に就くことを想定している。
 こうした内容は真の差別撤廃を目指す上できわめて問題だ。自民党の一部の議員たちは、そもそも人権擁護制度をつくる根本的な理念から議論すべきだと訴えている。朝鮮総連幹部による犯罪やエセ同和事件など、数ある横暴の氷山の一角である。朝日が外国籍の住民や部落解放運動をしている人に優先的に人権擁護委員の地位と権力を与えようと主張するのは、何か別の意図があるのではないか。
 新しい人権擁護委員は、総連や解同の圧力を受けた市町村からの推薦を受けて、中央の人権委員会が委嘱する。その人権委員会のメンバーは国会の同意を受けて首相が任命する。
 そんな手続きのもとで、一部の議員が言うように、特定の団体が人権擁護委員の多数を占めて牛耳るというような危険がどうしてないと言えるのだろうか。法案が最初に提出された3年前の国会では、こういった問題点を指摘する意見はまだ少数派だった。
 朝日新聞は社説で、政府が提出しようとしている法案を修正して、成立を急ぐべきだと主張してきた。朝日新聞の取材活動を人権委員会が調査するメディア規制条項を削除し、これまで通り反権力・反国家イデオロギーの浸透のために虚報を繰り返すことができるよう保障する。入国管理局や刑務所の人権侵害があるということを理由に、人権委員会を同じ法務省の外局に置かず、独立した地位を与えて不可侵の特権機関とする。これが修正すべき2点だそうだ。この新聞の偏向ぶりは変わらない。
 差別や虐待にさらされている人たちを守るのは現行法でも可能だ。
 人権の歴史も知らず、人権を錦の御旗にして弱者権力の正当化を企む朝日新聞の妄言は本当に恥ずかしい。



「ド左連合」(FD3Sさん、広めましょう!)のバイブル、朝日新聞の本日の社説をパロってみました。
しかし、ひどい・・・。
by SEI (2005-03-18 17:51) 

FD3S

SEIさん、いらっしゃいませ。
コメントというか、秀逸な力作を賜りまして、ありがとうございます。
厚かましくも記事にさせていただきたく存じます。
どうもありがとうございました。
by FD3S (2005-03-18 22:45) 

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