恩着せがましい毎日記者 [2005年2月]
恩着せがましい毎日記者
受信料不払い騒動でいろいろ書いたのですが、毎日新聞の記者の目に不払いに警鐘を鳴らす記事を発見しました。私も素直に読めばいいんでしょうけど、ちょっと鼻につく表現があったので、少々いじります。
まずは記事をご覧ください。→毎日新聞記者の目
私は、受信料不払い騒動でも書いたとおり、ＮＨＫ元職員による不正や組織ぐるみの隠蔽は断じて許されるものではないと書きました。その上で、受信料の支払いと抗議の気持ちは別問題であるということも書きました。その点については前記事をご覧ください。
ではまず、この記事によると、不払いはおよそ５０万世帯、支払っているのは３８００万世帯と言うことのようです。５０万世帯という数字も相当数でいかに多くの人が不払いをしているかとも思いますが、比率としては、１．３％程度です。この数字には、少々ほっとしました。
さて、中身についていじります。
最初の方にある不払いも止む無し的な部分は、先の記事を見ていただくとして、不払いに関する不気味さを感じて警鐘を鳴らしているところはいいでしょう（こういう不気味なムーブメントを煽っていた割には人事のように書いているのが気になりますが・・・）。
３８００万世帯という受信契約者の多くは、一連の不祥事に腹を立てながらもそんな危機感を抱いて「それでも私は受信料を払う」と我慢しているところではないでしょうか。私もその一人。
気になるのは最後の「私もその一人」です、よ～く考えてみてください。「払わないのが当然の風潮の中で、それでも払う私ったら」みたいにやや陶酔気味に書いてますが、数字でもわかるとおり、大半の人は払っているわけです。いわば当然のことをしているだけです。ここから、こういう風潮なのに受信料を支払ってやるよってな感じになっていきます。
注文はあります。組織として、目は視聴者に向けること。目の向く先が政治家や官僚であってはならないのはジャーナリストとしては当然のことですよね。そして報道現場は「安全な、より安全な、どこからも文句のこない報道」といった消極的姿勢から一歩も二歩も抜け出すこと。制作現場もまた視聴率に支配されない良質の番組作りを目指すことです。
「注文はあります」か。来ました。彼が言うところの当然のことを自身の会社や系列のテレビ局は行っているのかを問いただしてみたいものです。
というのも先日、私の同僚の４０代の記者から気になることを耳にしたからです。「ＮＨＫの報道記者は日常的に圧力を感じると嘆いていた」と聞いたのです。記者はデスクから、デスクは部長から、部長は－－と続くのですが、現場はどう抵抗しているのでしょうか。その圧力の中には上司の意向をそんたく（ママ）してというサラリーマン社会にありがちな過度の自己規制もあるのではないでしょうか。
最近マスメディア不信の私としては、この手の記述には敏感になってしまいます。これは巷で言うところの「友達の友達の話」ですよね。その時点で却下。意味なし。後半、「そんたく」ってちゃんと変換しなさい「忖度」ね。それと冒頭にあった「器官」は「機関」でしょう。リーマン社会にありがちな過度な自己規制ってアンタ。毎日で働く記者のアンタもリーマンでしょうが。毎日では、記事に対して緊張感も自主規制もないのかな？
取材対象先からの「記事掲載前にチェックさせてもらえますか」。それに応じるのがミスをなくし、クレームから逃れる最も手軽な方法なのでしょうが、それに応じてはならないのです。
これは、いい加減な記事を書いていると吐露してるようなもんです。どうして？取材した内容を客観的に公正中立に記事にするだけでしょう？何で、そんなに嫌がるの？取材対象者に書いた記事を見せられないほど酷い記事しか書けないのか毎日は？それとも取材対象の意図を曲げて記事にするから見せられないのかい。で、結局記事にしちゃえばあとは「取材源の秘匿」なんつって逃げれるから出したもん勝ちってか？
そして、最後にもう一つ。私の思い過ごしなのでしょうか。「皆様のＮＨＫ」という言葉が視聴者にこびを売るようで何とも気になります。自分（ＮＨＫ職員）の意思はどこに存在するのか。「私たちのＮＨＫ」。そう言い切って恥じない公共放送の担い手になってほしい。メディアに働く先輩として、そう願っています。
そう、思い過ごしです（笑）。ＮＨＫが視聴者に媚るのは、スポンサーだから。アンタ達も系列のテレビ局もやってるでしょ。思いっきり大衆迎合するし、偏った報道してるくせに。文中では、ＮＨＫよ視聴者を見て・・・などと言いながら、視聴者に皆様のＮＨＫというのはダメらしい。
このメディアの先輩は、地方局で働くＡ君（実在の人物かどうかは不明。記者の脳内だけにいるかもしれない。）に対して、偉そうに先輩風を吹かせてますが、まさに「お前が言うな」って感じです。自分の醜い姿を棚に上げて、人の容姿を論うアンタ。逝ってよし。
アナタの言うとおりだと思います。私の実家も人が良いといいますか・・・払ってました。私も一人暮らしを始めて２年目くらいにNHKの人が来たんですが最初は戸惑いました。
それでも３０分はど考えた結果払うことにしました。
＜理由＞
１・・・NHKはあまり見ないが、被災地ににテレビを設置した り、学校で見るような番組を作ったりしているという 日々の活動は必要であると判断した。その他にも他 局の電波も含め ちゃんと届くように中継地点などの 設備が一部 受信料で補われている（らしい・・）
２・・・法律で一応決まってる。
３・・・月に千円ちょっとをもったいないと思いたくなかった
以上の理由から払うことを決意しました。
でも、不祥事は正直 腹が立ちましたが払わない理由にはならないと思います。仮に警察が裏金を作っても税金も払います。世の中がみんなの繋がりで成り立っているのを皆は忘れてしまったんでしょうか・・・・・・・・。
by 希望 (2005-07-17 22:50)