今年の仕事は終わらない

昨日は、派遣社員として勤めている会社の仕事納めの日。
帰りに、JALカードで２倍マイルがたまる本屋さんに立ち寄って
何冊か本を購入しました。

それにしても。この頃本屋さんに行くと、憂うつな気分になるのです。

2007年は、鉄道ブームがちょっとした現象に。一般の人にもじわじわと
趣味人口が広がりつつあり、書店の棚にも、今まで鉄道ものとは縁のなかったはずの
会社までムック本とか出してたり、鉄道好きの女性による単行本があったりなど
鉄道がこれまでに比べ、グッと陽のあたる場所に移ってきたかな、という感も
確かにありますが。

私が悲しくなってしまうのは、これら鉄道もののなかに、自分がかかわった本が
ただの１冊もないことです。

延長なったSo-net blogの「トラックバックでe-Couponプレゼント！」キャンペーン
（１回のトラックバックにつき、JALまたはANAの10マイルに相当するe-Couponが
もらえます）、今回のテーマは「2007年思い出に残ったことは何？」ですが
あと30分というギリギリ締切まで待っても、今年思い出されるのは、
あまりよくないことばかり。

特に仕事に関しては、実質上、半年以上「無職」状態にあったこと。
これが手痛かったです。

10年ほど前には、女性鉄道ライターのはしりとして
鉄道旅行誌などの仕事をレギュラーでもつなど、それなりに順風満帆に
トラベルライターの道を歩んでいたはずなのに。
結局は後進に影響を与えることもなく、すっかり過去の人になっちゃったのかな？

フリーになって10周年を迎えた昨年、はっきりとしたつまずきを感じましたが
「最悪」と思っていた昨年だって、ちゃんと本業で大きな仕事もやったし
また仕事自体も、いろいろ大変なことがありましたが、
今思えば責任あるポジションまで任され、苦しかったけど充実した日々を
過ごしていたなあ、と。

今年は、「本業」は、隔月連載の温泉コラムの仕事１本だけ。
（それでも、ただ１本の命綱のように、脈々と続けてこられている。
担当編集者には、大変感謝しています）

今や、収入も労働日数も「本業」を大幅に上回っている勤めの仕事だって
決して、嫌な仕事じゃないし、周囲も気さくなかたばかりで
特にその点では問題を感じてないのですが。

でも、やっぱり、理想としては、

フリーランスの立場で、ものを書く仕事がしたい。

という想いを、いっそう強くした2007年であったと思います。

その想いを少しでもかなえるべく、2007年３月から始めたブログ。
毎日更新という目標は一応達成されていますし、ブログの記事を書くたびに
「ああ、私も、フリーランスとして第一線で、トラベルライターとして
活躍したい！」という想いが頭のなかをめぐり、
「能力だって経験だってそれなりにある私が、これだけ努力してるんだから、
絶対に願いがかなうはず」との不遜な考えまで、頭をもたげるのですが。

やっと、ここにきて（というか、ここ２、３日の間で）、
ブログの反響が「おや？」と思うほど、変わってきた気がするのです。

2007年12月１日に、15万ページビューを記録したと思ったら、昨日は何と
累計18万ページビューを記録！　わずか１カ月足らずでプラス３万？
今までは、こんなことはありませんでしたのに。

また低迷に悩んでいたランキングも、いつも読んでくださってるかたの
「記事の最後に、ランキングボタンを置いたら？」のアドバイスに従い
その通りにしたら、ここに来て順位が上昇する傾向が出てきているのです。
ちょっとしたことで…本当にありがとうございます！

まあ、前代未聞級の不振を極めた2007年でありましたし
ホントは、もっとグチをこぼす気でおりましたが、最後ぐらいまあ、
希望のもてる話で締めましょうや。

「読んでくださる皆さん、2007年、本当にありがとうございました！」

もちろん、まだ2007年は終わってません。
ブログも続きますし（今日もまたこれから書きますよ）、仕事だって。

じつは、昨日買った本は、旅行ガイドブックなどの数々。
新たな気持ちで、自分を売り込むべく、編集部に年賀状を書こうというのです。
開設10カ月で18万ページビューを記録したこのブログと、読者の皆さんの
静かな応援を、数少ない味方につけて。

年賀状を書くまでは、今年の私の仕事は終わりません。
年が明けて、私からの賀状が届きました編集部や関係者のかたがた、
よろしくお願いいたします。

また、年賀状は届かなかったけど、このページを偶然にもご覧になっている
マスコミ関係のかたがた。鉄道、マイレージ、温泉など旅行に関することなら、
どんな分野でもOKです。誠心誠意、仕事をさせていただきます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。

コメント 2

アクセス数は怒涛の勢いですね。私も年内でトータルの観客動員数は27萬人いくかもしれませんね。ただ、毎日更新ではないので、抜かれそうな気がします。

私もモノ書きとしての仕事が欲しいです。今月、中井精也さんの個展に行ったのですが、私のブログを見てカンゲキしていたようです。お目にかかれるだけでも光栄ですから。私もそういう立場にならないといけません。

今年は確かに鉄道ブームと言われてもおかしくないでしょう。しかし、これが継続し、定着しなければ、たんなる“フロック”となってしまいます。また、「ファン」と呼ばれない状況は以前と変わらないため、陽の当たる場所になったとは言い切れないと私は思っています。

今回、私のブログでも似たような記事があるので、トラックバックさせていただきました。鉄道が脚光を浴びた今だかたこそ、言いたいことが詰まっておりますので、御都合のいい日に御覧いただければ、さいわいです。

年賀状、私は書き上げました。ワープロ時代と変わらず、文字だけのシンプルなモノですが…
by 岸田法眼 (2007-12-29 03:01) 

岸田さん　すっかり返事が遅くなりました。

これからブログをもう１本書かなければなりません（その前に全然手つかずだった海外鉄道研究会のホームページ更新をしなければ。実は年賀状もまだ書き上げてませんし）ので、手短にいきますが、ホント、ここに来て（この１週間ほど）、アクセス数が怒濤の勢いで増えると同時に（2000PVオーバーの日もありました）、ランキングまで急上昇。ランキングボタンを文末に置くほかは特に何かしたわけではないのに、一体何があったんだ!?　と、本人も驚いています。これは幸先のいい来年を暗示してるのかな？　なんて、勝手な思いも…。

トラックバックの記事も読ませていただきましたが、私は正直、特に呼び方にはこだわっていません（むしろ、電車じゃないものまでひっくるめて「電車」と言ってる方が気になります）。まずは今年は鉄道愛好者に注目が集まり始める年であったと思いますし、来年にかけてそれが定着していけば本望です。そしてその時こそ、自分みたいに、結構昔から鉄道好きであり、それに関する仕事も経験してきた者の出番ではないかと思ってます（なんて、またまた勝手な思いでした）。
by じゅめいむ (2007-12-31 20:40)