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スマトラ沖地震によるインド洋津波 [自分なりの考え]

まず初めに、今回のスマトラ沖地震と、そのために起こった津波によって尊い生命を
落とされた方々全てのご冥福をお祈りします。
そして現在行方のわからない方のご無事とその家族の方々の無事であってほしいとい
う祈りが届くよう、私も願っています。

インド洋沿岸諸国には津波を警戒するための国際的な緊急警報システムがなかった。
海抜が低いため、避難場所なども整備されていなければ難しいが、津波がくることも
全く予期せず命を落とした人もいるであろうから、日本が技術支援するのはいい国際
社会貢献になると思う。

昨日ブログがつながらなかったが、目にしたニュースの中で、記事に書きたかったこ
とがある。

モルディブの人口の約3分の1が住む首都マレでは、
日本からの公的支援で建設され
た防波壁が、島を津波の大惨事から守ってくれた
との見方が広がっている。
その防波堤へ記者を案内してくれたタクシー運転手さんが「日本が作ってくれたあの
壁がなかったら今ごろマレ(モルディブの首都)はもうない」と語り、「助けてくれ
た日本人からこんな時に金を受け取るわけにはいかない」と決して料金を言ってくれ
なかったそうだ。

日本人として自国が行った支援だからではなく、観測史上最悪の津波被害の中でその
防波壁によって多くの人々の生命が助かったことが心から良かったと思う。
しかも建設が終わるのにかかったのは10年の月日。
完成したあとだったからこそ、助かった生命がある。

日本の国の中でこの時期あちこちで予算を使いきるために本当に必要?と思う道路の
工事をするのにお金を浪費するのなら、こうやって
本当に役に立つものを建築するの
にお金が使われて欲しい


モルディブ、もちろん私は行ったことはないのだけど、先輩が海にもぐったときの写
真を見せてくれたことがある。とても綺麗だったし、また行きたいと先輩は言ってい
た。本当に美しいところだったということだろう。
そのほかのインド洋に浮かぶ島々や隣接する国々も美しいことだろう。

観光客が訪れることで潤っている観光国などは、今後の復旧までに大きな傷跡が残る
だろう。また今は地上の無残な姿しか見ることができないが、あの写真で見せてもら
った、魚などの美しく貴重な珊瑚を始めとする海洋生物達の被害はいかほどなのか。

さらに、高温多湿の熱帯性であることからも、今後は衛生面の心配も出てくる。
これ以上、被害が広がらないことを願うばかりである。
そんな今年の象徴のような災害に、ただただ自然の力の前には、私達人間は無力だと
改めて痛感するばかりである。

今自分達にできることを個人が、国が、そして各国が力を併せてやるしかない。
そう、兵器で戦っている時間なんてない。意見を戦わせて、もっと世界が安全で平和
で、みんなが安心して暮らせるようになるために、「自分の国が」ではなくて「世界
が、地球が」より良くなるために時間を使っていってほしいと考える。


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ichiro

最初にモルディブにいったのは13年前。当時は空港もトタン屋根のようなターミナルで素朴な国でした。その後行くたびに開発が進んでいってちょっと昔の良さが失われていってる気がしました。でも今回の津波の被害を少なくすることができたことは今までの開発は無駄ではなかったんですね。しかしも日本の援助で。。よかったよかった。
田舎に高速道路を通しまくるのはそろそろやめてほしいですね。
by ichiro (2004-12-29 20:03) 

ひな

>ichiro さん
こんばんは~。開発でも、こういう安全のための開発だったという
ことなら無駄ではなかったんだと思えますね。
ただ、観光客を多く呼びたい、とかだと違うと思いますが。
田舎の高速道路、今後3箇所一度に作る予定だそうですよ。
また巨額のお金が使われるのでしょう。
by ひな (2004-12-29 20:19) 

Minnie

書こうと思ったことをひなさんに書いていただきました。
行った事あって熱くなっちゃったんですが、ブログのダウン騒ぎでちょっと冷静になれて・・・そして、悲しみがじわじわと。。。
今日、本屋さんでモルジブ特集の雑誌を見かけて、その表紙の美しさに涙がこみ上げてきました。
今はただ、犠牲者がこれ以上増えないことと人々が早く以前の生活を取り戻すことを祈ります。
by Minnie (2004-12-29 22:43) 

ひな

>Minnieさん
こんばんは。同じ思いの方がいる、というのは心強いです。
たくさんの方がこの件について色んな記事を書いていたので、私も自分で書いた後色んなブログを訪問させてもらいました。
行ったことがあったら尚更、思い出がフラッシュバックして悲しみが深いでしょうね。本当に祈るばかりです。
by ひな (2004-12-29 23:26) 

ひな

>スーパーTSさん、いらしてくださってありがとうございます。
by ひな (2004-12-29 23:27) 

ore

自分もこの災害に関してなんらかの記事を書こうかと思いましたが、Blogサービスのダウンでその機会を失いました。が、ひなさんの記事を読んで、「この記事に集約されている」、いや「それ以上」のものを感じました。我々一般庶民ができることといえば、直接的なものは災害募金、間接的なものは我々が納めている税金ですよね。
なにも問題のない道路を掘り返しては埋めて、いったい何をやっているんだろう…。
by ore (2004-12-30 02:17) 

ひな

>shinro さん
ホントに、サーバーの件ではタイミング失ったかと思ったのですが、自分の中でこの件については書いておこうと思ったものですから・・・
お言葉嬉しかったです。
国の代表者たちは、そのお金が税金だということを忘れています。
中にはそうでない方もいるのでしょうが、全体として無駄遣いが続行されている以上はそう言われても仕方ないと思う。
そして、諸外国に比べて日本の政治への関心の低さ。
外国の若者たちは政治に関心を持ち、選挙について語らう。
日本でそんな光景、みかけるとしたら稀でしょう。
選挙に行く、その最低限、政治に関われる権利の放棄をして政治について苦言をいうのは間違っていると思う。
ただ、日ごろ国会のくだらない論議はよく放送されるのに、たとえばたった一人の議員の行った評価すべきことは、取り上げられることはないですもんね。
選挙前くらいしか一議員のことは取り上げられないですもん。
日本の政治に対する姿勢自体が国民の無関心を呼んでいるのかも。
by ひな (2004-12-30 09:55) 

ひな

>GEN11さん、トラックバックとnice!をありがとう。詳しいコメントは
トラックバック先に書かせていただいきました(^-^)
>くみりんさんこんにちは。nice!をありがとうです。
by ひな (2004-12-30 15:32) 

アキオ

自分の所で全く違う話題だったのに
「お金は大事だよ〜」
って締めくくった記事かいたんですが、ほんとも〜大事。

いくらでもわいて来る時代は終わったのだ。
(→税金)
by アキオ (2004-12-30 16:59) 

kayo

10年もかかって防波堤を作ろうと計画をされた人をとても尊敬します。
すばらしい人がいますね。
本当に嬉しく思いました。
by kayo (2004-12-30 18:35) 

ひな

>アキオさん
記事にコメント残してきました♪
>kayoさん
開発が始まったときは誰もこんな事態を予期していたわけではないのでしょうが、10年前からのその事業に携わった人は今どんな思いでいるのでしょう。
聞いてみたい気がします。
by ひな (2004-12-30 19:32) 

ゆかりん

 はじめまして。トラバさせていただきました。また、モルディブのタクシーの運転手さんのお話もリンクさせていただいました。こうして少しずつ救援の輪が広がっていけば、と思います。
by ゆかりん (2005-01-02 00:45) 

ひな

**ゆかりんさん**
こちらからもトラックバックにさせていただきました。
いくつかの日本が受けた恩義には私の知っているものもありましたが、知らないこともあり、とても貴重なお話を知る機会になりありがたく思っています。
自分達にできること~少しでも多くの人に知ってもらうこと、を実践されていることに尊敬の念を抱きます。
ゆかりんさんのところにコメント書きたかったのですが、メルアド載せないと送信できないようだったので、こちらへのコメントのみでご容赦願います。
by ひな (2005-01-02 20:42) 

ゆかりん

トラバ、ありがとうございました! ひなさんのコメントを見て、メルアドを載せないと投稿できない設定になっていること、はじめて知りました(^^;) どなたでもメッセージを寄せていただけるよう、たった今設定を変更しました。このような輪がどんどん広がっていくといいですね。コメントありがとうございました。
by ゆかりん (2005-01-02 21:15) 

ひな

年末年始のグダグダの特番の影ですっかり、この災害が忘れら
れないようにしたいです。
トラバしてもらってから、またこの記事を読んでくださる方がここ
にきて増えています。
みんなに関心を持ってもらうことで、少しでも多くの方が募金など
できる行動を起こせるよう願っています。
**一筆箋のshiroさま**
初めまして、こんにちは。
トラックバックしていただいたようなので、おじゃましてみました。
コメント残したかったのですが、メルアドのせないと投稿できない
設定のようなので、こちらにお礼コメントします。
ありがとうございました。こうやって色んなブログともつながって
より広がっていくといいなと思います。
**tenginのサンラブさま**
トラバありがとです。コメント残してきました。
**藪の中のRuiさま**
トラバありがとです(^。^)コメント残してきますね。
by ひな (2005-01-03 09:57) 

コメントありがとうございます。

ついにWHOも感染症の危険性に関する報告を出したようですね。これからは手を打つことで食い止められる問題が増えてきて、まさに人として何が出来るのかが問われ、何が出来たのかが浮き彫りになってくると思います。
人間の力を証明できる結果になってほしいと願うばかりです。
by (2005-01-04 02:42) 

ひな

**Ruiさん**
宗教や慣習の違いから火葬が否定された時点で感染症の蔓延に
ついては予想された事態ですね。
でも、残された家族のことを思うと、何も残らないのも辛く大きな反
発があったのは予想される結果です。
食料と安全な飲料水の供給が十分でない場合は災害でなくなった
のと同じくらいの子ども達が命を落とすだろうというコメントもけして
おおげさなものではないと思っています。
本当にこれ以上の悲しみは避けたいです。
by ひな (2005-01-04 06:48) 

さおりん

ひなさんおはようございます。こちらもトラバさせていただきました。
日本のように津波他のシステムが、完備されていないのならば、もう少し身近な野生動物の勘のようなものに、現地の人は気がつかなかったのだろうかと思うと少し残念でなりません。
今後は感染症などで多くの被害が予想されますが、最小限に食い止めて欲しいですね。そのためには有効な、お金の使われ方をしてもらいたいものです。
by さおりん (2005-01-04 08:41) 

NO NAME

日本の公的支援の防波壁で、災害が少し免れたのははじめて知りました。
そして、タクシーの運転手さんの言葉。
本当にこれからの支援では、人として何ができるか問われるように思います。
それを思えば、自衛隊がいち早く災害援助活動で動いたのには拍手です。
by NO NAME (2005-01-04 14:04) 

ひな

**さおりんさん**
本当にこれからが更に厳しい状況が待っているような気が
します。最小限に、と切に願っている毎日です。
あと、この災害を利用する詐欺などのタチの悪い事件が起
きないようにと思っています。
**NO NAME さん**
こういうときこそ、ですね。
誰も国民は反対しないと思います。できるだけのことをして
ほしい。今行動すれば救える命がたくさんあると信じていま
す。
by ひな (2005-01-04 18:00) 

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