Vol.66 今のままでは、本命になれない!
「つきあおっか」
軽い口調で言った彼の言葉で、私たちは恋人になった。私がショップの店員をしていることもあって、平日のデート。彼はフリーターでバイト生活をしているので、いつも
「お前に休みをあわせるよ」
そう言ってくれた。
だけど、一度だって彼の家でお泊りどころか、彼の家にすらあげてくれたことはなかった。一人暮らしなのに・・。
「ねえ、一度あなたの家に行きたい」
「部屋が汚いから嫌だよ」
「私が掃除してあげる☆」
「いいよ・・」
私がアパートに行きたいとせがむと、決まってこんな会話になる。ある日、彼に冗談交じりでこう言った。
「もしかして、他に女がいたりして?」
すると彼は、付き合って今まで一度だって、どんなことだって怒ったことがないのに鬼のような形相になったと思うと、私を怒鳴りつけた。
「くだらねーこと言うな!」
あまりのことに、私は返す言葉も出てこなかった。
それから、ひとつきほど経ったある日。彼が部屋にあげてくれない、本当に理由を知ることになる。
「今晩、ご飯でも食べに行かない?」
職場の同僚のカナが食事に誘ってくれたので、オープンしたばかりのイタリアンレストランへ行った。
私たちがお店に入ると、見慣れた後姿。しかし、その後姿の向かいには私とは全くタイプの違う、女の子が笑顔で座っていた。
彼女は、ゆるいパーマに、エビちゃんを思わせるファッション。本当に可愛い女性だった。
私は恐る恐る、ふたりの席に近づいた。
私は、その横顔を見た瞬間、身体も心も凍り付いてしまった。
紛れもなく、彼だった。
彼は私に気づくことなく、その女の子と話をしている。
「今日も泊まっていくだろ?」
「うん」
私は、一度だってあがったことのない部屋。彼女は、当たり前のように家に入れ、泊まっていた。
ずっとずっと本命の彼女だと思っていた。私一人を愛してくれていると思っていた。でも、そうじゃなかったんだ。
私は通された席につくと、携帯を出しメールをした。震える手を抑えるように、早くメールをうつ。
『本命は私じゃなかったんだね。可愛い彼女、大切にして』
送信したと同時に彼の携帯がなった。その瞬間、私の恋は終わった。
ようこそ!恋愛病院『ラブホスピタル』へ。片瀬です。突然ですが、みなさんにご報告があります!!
この、恋愛病院『ラブホスピタル』が本になります!(喜)
このラブホスピタルは、とても大切なコンテンツとして温め続けていたものだったので、本になるのはとても嬉しいです。
子育てをしながら本を作るのは本当に大変です(笑)。でも、この本を娘が思春期になって、恋に悩んだら渡せる本に出来るよう、恋愛初心者も読みやすい本にしていきますので、楽しみにしていてくださいね!詳しいお知らせは、またこのブログ内でご報告したいと思います。☆
さて、今日のお話は『オンリーワン』。
このオンリーワンが、やたらめったら使われるようになったのは、スマップの「世界に1つだけの花」のヒットがきっかけではないでしょうか?
さて、このオンリーワン。とっても大切な気持ちだと思います。
自分という存在は、他の誰のものでもない。アナタだけがもつ特権なんだ。だから、1番になることだけが良いことってわけじゃない。あなたは例え、1番になれなくたって大丈夫。最高の1番を持っているんだよ。そう、オンリーワンという1番を。
そんなところでしょうか?
しかし、そのオンリーワンも使い方を間違えている人が多いように思います。これを間違えてしまうと・・。
次回は、間違いのない「オンリーワン」のお話をしたいと思います。
アーティスト:class, 槇原敬之, 財津和夫, オリジナル・ラヴ, 徳永英明, 藤谷美和子, 中山美穂&WANDS, CHAGE and ASKA, 米米CLUB, JAYWALK, 山根康広
出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
価格: ¥2,630 (税込)
初めてのオススメ本ではなく、おすすめCDです(笑)。
このCD、とにかく懐かしさが蘇ってくる一枚です。
自分の青春時代に聞いていた歌や、買ったCDなど・・
今は何でもダウンロードの時代ですが、
当時は、お金を出して買わなくてはいけませんでした。
そこには“買いたくなる”気持ちにさせる曲であるひつようがあった。
そんな曲が、このCDには詰まっています。
私世代の人たち、本当に必聴です(笑)。
共通テーマ:恋愛・結婚
初めてコメントさせてもらいます。
気持ちの中に染込んでくるブログですね。
自分と相手の気持ち両方が大切なんですね。
当たり前なのに、すぐに忘れてしまっていました。
これからも、ブログ楽しみにさせてもらいます。
by ひろさん (2008-07-03 04:26)