マーラー 交響曲第10番(クック版第2稿)(オーマンディ) [クラシック音楽]
マーラー 交響曲第10番(クック版第2稿)
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ:指揮
1965年11月17日
マーラーの10番のクック補筆版をアメリカ初演直後に
世界初録音したもの。
クック版第2稿によるものでは他にインバル盤があるが、
分析的で冷淡過ぎるあちらの演奏よりは愉しく聴くことができる。
ただ、この曲を9番に続く厭世的で彼岸の音楽として
楽しみたい自分としてはこの演奏は少々能天気に過ぎて
物足りない感が大いにあり。
良くも悪くも音響効果を最大限に生かし、作品をわかりやすく
伝えようとするオーマンディの特色がよく現れた演奏。
ここには精神的な響きは一切なく、ただただマーラーが綴った
美しい旋律がフィラデルフィアの輝かしいサウンドによって
ムード・ミュージック風に流れていく。
やっぱりオーマンディとマーラーは異質だな、と実感させる
演奏だけれども、それでもやっぱり美しいことこの上ない。
それにも増して録音がいい!!
オーマンディのソニー録音は音質的にほとんど「これはアカン!」
というものばっかりだが、これは絶品。
マーラーを愉しむのに不足ない良録音に感謝。
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ:指揮
1965年11月17日
マーラーの10番のクック補筆版をアメリカ初演直後に
世界初録音したもの。
クック版第2稿によるものでは他にインバル盤があるが、
分析的で冷淡過ぎるあちらの演奏よりは愉しく聴くことができる。
ただ、この曲を9番に続く厭世的で彼岸の音楽として
楽しみたい自分としてはこの演奏は少々能天気に過ぎて
物足りない感が大いにあり。
良くも悪くも音響効果を最大限に生かし、作品をわかりやすく
伝えようとするオーマンディの特色がよく現れた演奏。
ここには精神的な響きは一切なく、ただただマーラーが綴った
美しい旋律がフィラデルフィアの輝かしいサウンドによって
ムード・ミュージック風に流れていく。
やっぱりオーマンディとマーラーは異質だな、と実感させる
演奏だけれども、それでもやっぱり美しいことこの上ない。
それにも増して録音がいい!!
オーマンディのソニー録音は音質的にほとんど「これはアカン!」
というものばっかりだが、これは絶品。
マーラーを愉しむのに不足ない良録音に感謝。
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