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ベートーヴェン 交響曲第1、2番他(モントゥー) [クラシック音楽]

ベートーヴェン   ①交響曲第1番ハ長調
           ②交響曲第2番ニ長調
           ③「フィデリオ」序曲
           ④「エグモント」序曲
       ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(①)
       ロンドン交響楽団(②③④)
       指揮:ピエール・モントゥー
       録音:1960年(①②③)、1961年(④)

久しぶりにモントゥーのベートーヴェンを聴く。
と言うか、ベートーヴェン自体随分ご無沙汰。

デッカに入れたモントゥーのベートーヴェン、
と言うかベートーヴェンに限らずモントゥー、ウィーンPOのコンビで
デッカに入れた録音はウィーンPOのしっとりとした艶やかさと
モントゥーの芸風が相容れないように感じてあまり好みではないけれども、
ロンドンSOとの物はどれもこれも素晴らしい。
完全にオケがモントゥーの手足となって、しかしまったくメカニックではない。

2番はひょっとしたらオーソドックスな教科書的な演奏としては
いまだもってNO.1では?
最近の古楽器演奏が好きな向きにも、昔ながらの巨匠風な演奏が
好きな向きにもどちらにも受け入れられそうな普遍的な名演。
もう一切の小細工無しに幸福の絶頂、若々しい青春を満喫する気分。
最晩年のハンブルク北ドイツ放送SOとの物も捨て難いけれども
鮮度の良さでこちらが上か。

1番はウィーンPOだけれども、エロイカや田園ほど
指揮者とオケの違和感なく普通に楽しめる。
端正で明快、ストレートな表現だけれども
そこから自然と湧き上がる威厳。
過不足なく「自然な」1番を堪能できる。
これと8番はウィーンPOだけれどもなかなかいいと思う。

久しぶりに心洗われる快演を聴いた気分。
なんとなく全曲通して聴きたくなってきた。

ベートーヴェン:交響曲第1番&第2番

ベートーヴェン:交響曲第1番&第2番

  • アーティスト: モントゥー(ピエール),ベートーヴェン,ロンドン交響楽団,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/04/27
  • メディア: CD


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