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ワーグナー 楽劇「ニーベルングの指環」全曲(バレンボイム) [クラシック音楽]

ワーグナー 楽劇「ニーベルングの指環」全曲
     バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
     ダニエル・バレンボイム:指揮  他
     1991、1992年 

この長大な作品について一言で語るのは不可能だし、
まだそこまで聴きこんでもいないし。
仕事をしながらとりあえず”パソコンで”一通り流してみただけです、ハイ。
それでも週明けから1日1作品ずつ見て4日間、
「リング」がいかに壮大なスケールの作品かを改めて実感。
映像で見るとCDで音楽を聴くだけよりもやっぱり中身が濃いな。

そんなわけで一言で語るのは無理なので大雑把な感想を。
まずバレンボイムの指揮は、彼の腑抜けた煮ても焼いても食えないような
CDのワーグナー管弦楽曲集に比べると数段良いと思う。
このセットを聴いてちょっとバレンボイムを見直しました。
音にシャキッと張りがあって、私淑しているフルトヴェングラーばりの
テンポの動き、ドラマチックな音楽つくりも堂に入っているし。
ただ、最後のクライマックスの「ブリュンヒルデの自己犠牲」以降の
盛り上がりを始め、所々でその指揮振りが空回りしていて
音楽が軽くなってしまっているのは残念だけれども。
でも、まぁ合格点だと思います。
最後まで緊張感を切らすことなく聴き通すことができるし。

歌手陣では「裏の主役」のハーゲンがなかなか良いのでまぁ合格点。
ジークフリートもまぁまぁか。
ブリュンヒルデはもうちょっと意志の強さを前面に出した歌い方が好みなのでイマイチ。
ヴォータンはあまり印象に残らなかったなぁ。

演出についてはよくわからないんであまり言及しませんが、
最近流行の前衛的過ぎるものではないし、
懐古主義の古いものでもないし、
個人的には結構好きな舞台でした。
わかりやすいか、わかりにくいかで言ったら後者かもしれないけれども、
聴衆に漫然とは見させない、意思を感じる演出だと思います。

最後に、「ジークフリート」の第1幕だけちゃんとTVで
5・1chで音を鳴らして見ましたが、やっぱり迫力が違うなぁ。
迫力だけではなく、細部のニュアンスもちゃんと音を鳴らすと印象が結構違う。
早く全曲をくつろぎながら5.1chでちゃんと鳴らして見たいなぁ。
しかし、一番短い「ラインの黄金」でも2時間半、
「神々の黄昏」にいたっては4時間半、
いつそんな余裕を持った時間を作れることやら。。。。。

ワーグナー 楽劇《ニーベルングの指環》全曲

ワーグナー 楽劇《ニーベルングの指環》全曲

  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(D)
  • メディア: DVD


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