チャイコフスキー 交響曲第5番(朝比奈隆) [クラシック音楽]
チャイコフスキー 交響曲第5番
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆:指揮
1990年11月5日ライヴ
朝比奈隆生誕100年記念第8弾。
前回の4番でも賞賛したけれども、
この5番はそれを上回る名演。
曲が4番以上に朝比奈にフィットしている感じ。
相変わらずまったくロシア風ではない無手勝流だけれども
いやいやどうして、これが違和感まったくなし。
2楽章は必要以上にロマンティックに歌い上げることなく
3楽章のワルツもまったく「踊る気にならない」
雰囲気に欠けるワルツだけれども
どこか懐かしさ溢れる演奏で、過剰な演出効果を狙った演奏より
こちらの方が素直に曲に入り込める。
フィナーレも十分ドラマティックかつ濃厚。
この曲はフルトヴェングラーのように何かをやろうとすると
ことごとく失敗する曲なので
こういう一見オーソドックスな演奏の方がぴったりくる。
コバケンのようにやりたい放題やって成功している演奏ももちろんあるけれども。
しかし、その小林研一郎盤を聴いて感動しつつもぐったり疲れたあとには
こういう演奏が心落ち着いてなかなかいいカンジ。
しかし不思議なのは大フィル。
時にはアマオケ以下、と思わせるような酷いアンサンブルを
聴かせることも少なくないこのオケがここでは絶好調。
いつもガス欠気味になる金管勢もここでは最後まで熱演しています。
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆:指揮
1990年11月5日ライヴ
朝比奈隆生誕100年記念第8弾。
前回の4番でも賞賛したけれども、
この5番はそれを上回る名演。
曲が4番以上に朝比奈にフィットしている感じ。
相変わらずまったくロシア風ではない無手勝流だけれども
いやいやどうして、これが違和感まったくなし。
2楽章は必要以上にロマンティックに歌い上げることなく
3楽章のワルツもまったく「踊る気にならない」
雰囲気に欠けるワルツだけれども
どこか懐かしさ溢れる演奏で、過剰な演出効果を狙った演奏より
こちらの方が素直に曲に入り込める。
フィナーレも十分ドラマティックかつ濃厚。
この曲はフルトヴェングラーのように何かをやろうとすると
ことごとく失敗する曲なので
こういう一見オーソドックスな演奏の方がぴったりくる。
コバケンのようにやりたい放題やって成功している演奏ももちろんあるけれども。
しかし、その小林研一郎盤を聴いて感動しつつもぐったり疲れたあとには
こういう演奏が心落ち着いてなかなかいいカンジ。
しかし不思議なのは大フィル。
時にはアマオケ以下、と思わせるような酷いアンサンブルを
聴かせることも少なくないこのオケがここでは絶好調。
いつもガス欠気味になる金管勢もここでは最後まで熱演しています。
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