ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」(マゼール) [クラシック音楽]
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」
ルチア・ポップ(S) エレナ・オブラスツォワ(M)
ジョン・ヴィッカース(T) マルッティ・タルヴェラ(B)
クリーヴランド管弦楽団&合唱団
ロリン・マゼール(指揮)
年末「第九」第6弾。
何故この盤をわざわざ選んだか。
深い意味は全くなく、どの盤をUPしようかなぁとラックを眺めていたら
「おー、高校生の頃CD買い始めてまもなく買ったCD!!」
と目にとまっただけ。
ケースを開いてみると静電気防止のシートが張ってある。
あの頃はこうやって1枚1枚ホント大切に扱っていたんだよなぁ。
それが今は・・・・・(汗)。
前聴いた印象が全く残ってなく、昔の思い出に浸りながら聴いてみる。
うん、これは印象に残らん演奏だろうなぁ。
そんなに悪い演奏ではなく、セルが鍛え上げたクリーヴランドOの面影は
十分感じられるし推進力も素晴らしい。
若々しい張りもある。
明るく垢抜けた晴天真っ只中な幸せな第九。
ただそれだけ・・・・・。
全く何もしていない小澤盤より聴き応えがあるような気もするし、
ひょっとしたらこういうのが「オーソドックス」っていう奴かもしれないけれども、
聴いた後にホントに何にも残らないすっきりさわやかな演奏。
第九に深い感動を求めるタイプの演奏ではなく、
何も考えずにBGM的に鳴らしておくにはうってつけの演奏、
そんな感じですかね。
私は妙に巨匠風になってしまったここ10数年ほどの
マゼールよりはこの頃の方がずっと好きですね。
何も考えずに良くも悪くも自分の音楽にのめりこんでいた頃のマゼール。
このベートーヴェンはあれですが(笑)。
この盤よりももっと若い頃、ウィーンPOと入れたシベリウスなんて
いまだ愛聴盤の1つですよ。
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