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クラシック音楽に民主主義は合わない!? [クラシック音楽]

という文書をどこで読んだのか、聞いたのか忘れましたが、
ふと思い出しました。
確かその記事の比較対照も後述の2枚だったような気がしますが、
全面的に賛成するのは躊躇するけれども大筋同意、と言った感じ。
何せ”個性的な”演奏大好き人間ですから、
オーケストラならば指揮者、室内楽ならば強力なリーダー・シップを持った
コン・マスがやっぱり必要だよなぁ、と思ってしまうわけで。
最近はプロ、アマ問わずに室内楽のグループはもちろん、
室内オーケストラでも指揮者を立てずに曲の解釈は全体の合議制で
決めて、というのが増えているようで
自分たちの”音色”の個性で勝負、っていうことなのかもしれないけど、
それほどの個性的な響きを持ったオケがどれほどあることか。

今回ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・木管グループ
(ウィーンフィル管弦楽団・管楽器セクション )による2種の
モーツァルトのセレナード第10番「グランパルティータ」(K361)を聴いて
「やっぱりな。」と思った次第。
フルトヴェングラー指揮(1947)と指揮者なし(1953)のもの。
フルトヴェングラー指揮の物も決していつものフルトヴェングラー節
丸出しというわけではなく、かなり控えめな指揮だけれども、
響いてくる音楽は有機的に心に染み渡ってくるもの。
指揮者無しのものはアンサンブルは安心して聴けるけれども、
どこか小慣れていると言うか、新たな感動が伝わってかないというか、
あくまで自分たちがアンサンブルして楽しんでいて、
そのおこぼれを頂いている、という感じがします。
自由で楽しそうではあるけれどもベクトルがこちらに向いていない感じ??
まぁ、どちらが良いかはわからないし、聴く人それぞれだろうけど、
私は前者のような演奏の方がいいなぁ。

モーツァルト:「13管楽器のためのセレナード」&「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(永遠のフルトヴェングラー大全集)

モーツァルト:「13管楽器のためのセレナード」&「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(永遠のフルトヴェングラー大全集)

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団団員, モーツァルト, フルトヴェングラー(ウィルヘルム)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/04/19
  • メディア: CD


モーツァルト:セレナード第10番・第12番

モーツァルト:セレナード第10番・第12番

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー木管グループ, モーツァルト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2002/07/31
  • メディア: CD


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