東海に挑む−夜明け(7)

前の記事の続きです。

調査船の船上からお伝えいたしております。
昨晩は伊東沖でイカリを下ろして停泊。
早朝、調査海域に向けて出発です。

　朝焼けがきれい

そういえば昨夕、イカリを下ろすところを見学してましたが、イカリって手動のブレーキ
で調整しながら下ろすんですね。てっきり油圧とか機械でスイッチオンで下ろすのだと思っ
てました。船は随所で工夫満載のアナロググッズがあって楽しいです。と同時に、船員
さん、お疲れ様です。

さて、天候も回復してきました。いま船室の窓から富士山の頂が雲の上にがチラっ
と見えます。でもこの時期は、相模湾からは富士山は見えないほうがいいそうです。
「富士山がクッキリ見える」＝「風が強い」＝「洋上で調査できない」
ということだそうです。今日はいい具合の見え方です。
予報によれば、これから数日はよい海況に恵まれるようです。

あ、そうそう、昨日は新機能のテストもばっちり成功。よかった、よかった。

　昨日、水深1400mから甲板上へ
　揚収間際のROVハイパードルフィン

新機能は私の担当ではありませんし、さらに特許申請中とのコトですので、
テストの内容はナイショです（写真も一部加工しております）。けど凄いよ。
まあ調査航海の実況とはいえ、秘密がちょっとあってもよいでしょう。

つづく。

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